ゲーマー同士で語る、ゲーム中「ご飯だよ」に激高し息子が父親を刺殺事件について。


2017年9月21日静岡市で、自分の部屋でゲームをしていた16歳の高校生が、「ご飯だよ」と呼びに来た父親に激高し、台所にあった刃物で父親を刺殺という痛ましい事件がありました。

普段は新旧ゲーム内容についてのあれこれを投稿している当ブログですが、事件の経緯からどうしてもゲームを切り離すことができず、日頃ランチ等で話をしているゲーム仲間達とこの事件に話が及びました。

メンバー紹介

私(管理人)
201612310638歳
男性
既婚(娘3歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
かれこれ30年以上のコアゲーマーですが、育児や仕事と当然生活上優先度はコントロールしております。
M氏プロフィール
201701091042歳
男性
未婚
趣味:ゲーム、音楽
職業:技術職
好きなゲーム:FPS、死にゲーアクション、JRPG
夜になるといつも3DSかPlaystationのどちらかがオンライン状態の人。物知りで優しい。

O氏プロフィール
201703101134歳
男性
未婚
趣味:ゲーム、サッカー、スポーツ観戦
職業:営業
好きなゲーム:JRPG、スポーツ、アクション
M氏の会社後輩。大学生の頃はアメフト部に所属するスポーツマン。ソロゲー(一人用ゲーム)メイン。

時間と感情のコントロールが問題?

O「ニュース見ましたか?高校生の父親を刺殺した事件です。
M「ゲーム中に「ご飯だよ」って呼びに行ったら逆上して刺してしまったやつだよね。うーん、痛ましいよね。」
私「不憫ですよね。」
O「(ゲームが)好きな人間として、またゲームが悪者になるのはいい気分はしないですけど。」
M「まあ実態はそんなに単純なものじゃないだろうけど。それまでに家庭に何かしらの伏線や兆候はあったと思うんですよ。
私「でも今回ゲームを切り離せないですよね。ゲーム中に激高ですからね…。」
M「熱中度の高い趣味であることには間違いないですからね…。」
O「何やってたんでしょうね?」
M「さあ。スマホのソシャゲなんかも熱中度高いし中断難しいでしょうしね。時間制のイベントとか。」


O「ありがちですね。」
私「オンライン、FPSなんかも特に中断難しい。」
O「結局何のゲームをしていたかは分からないですけど。」
私「僕、子供の出産直後はゲーム控えていて、控えてって言ってもそもそもできなかったんですけど(笑)やっとある程度落ち着いてきたかなって頃、息抜きにソロゲー少しずつやり出してかみさんもそれを許容してくれてたんですけど、モンハンを人とやってた時だけはイラッとしたらしいです。


M「逆に奥さんに殺されていたかもしれませんね…(笑)」
私「もちろんプレッシャーかけられてもかみさん殺そうだなんて思わなかったですけどね…。」
O「でも実際そういう事件も過去にはあったかもしれませんね。息子がゲームを中断しないから、親父が逆上して殺しちゃったじゃないけど。」
M「ゲームが悪いとか「ゲーム脳」とかいうよりは、キリよく終わらせられる時間と感情のコントロールができないのが原因かも。
O「きっかけはゲームじゃなかったとしても、遅かれ早かれそうしてしまったかもしれないですよね。」
私「もしサッカーなんかで、日本サッカーの運命を分けるようなの凄く大事な試合を観戦していて、突然テレビの電源をブチっと切られたらどう?
O「あー、それはメチャクチャイラッとしますよね。相手によってはキレるかもしれないです。もちろん殺そうとか手を出そうとかは全く思わないですけど…。」

「ゲームは悪」に対する世間の意見は冷静

M「twitterとかネットとかでユーザーの意見見てても、みんな冷静なんです。「またゲーム、ゲーム脳が悪い。」っていう意見で片付けてしまわない、凄く冷静。
私「同感です。そもそもフォロワーにある程度バイアスはあるかもしれないですけど、twitter見ていても極めて全うな人が多い。無意識に同年代を多くフォローしてるからかな。」
M「プライベートでゲームしていて、「こいつなんか危なっかしいな」って思うことあります?」
私「ないですないです。テレビで言われるゲーム脳みたいな人もいない。むしろIT会社だからかもしれないけど、アンテナ張ってて、リテラシー高くて知的な人が多い。良い側面だってあるはずなんですけどね…。」

O「そういうのまったくクローズアップされないの悔しいですよね。」
私「もうゲームが悪というのは根拠に欠けるということが少しずつ浸透している気がします。」
M「多様化してますからね。それこそファミコンの時代なんかはニュースを受けてプレイヤー同士でディスカッションする場もない。だからテレビが全てだったんですよね。今はみんな冷静。」

正解の無い育児の難しさ

O「このくらいの年代って親の有り難みがわからないもんなんですよね。感情のコントロールも難しそう。」

M「経緯が分からないから何とも言えないけどね。擁護するつもりは全くないけど。」
私「子供を育てたり他のお子さん見たりして思ったのは、生まれもった性格って思った以上にウェイトを占めていて。もちろんなんて言うか、社会の適応にマイナスになるものがあれば、そこは家庭環境でフォローする必要あるとは思いますけど。」
M「他の子で成功したことが、よその家でも通用するとは限らないでしょうね。
私「そう。だから父親が不憫で。その人のそれまでの人生って一体何だったんだろうな…って。」

M「凄く難しかった子なのかもしれない。」
O「正しい方法なんてのがあれば僕らも東大に入って官僚になってたかもしれないですしね(笑)」
私「子育てし終わった年上の人に色々アドバイス貰う中で、「未だに子育ての正解が分からない」って皆さん話すんですよね。」
M「きっとそういう物なんでしょうね。ただ事に及んでしまった少年はこの先茨の道になるでしょうね。」

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