海外大手メディアが選ぶオススメ「和製RPG」15選!(前編15〜8位)


RPGも最近ではずいぶんと多様化しました。

FalloutみたいなFPS視点のゲームも、アサシンクリードのようなアクション要素のあるものもみんな都合よくRPGにくくられて、昔ながらの見下ろし型に慣れ親しんだ我々の年代にとってはなんだか違和感を感じたりもします、Fallout超楽しいんだけど。そんな昨今、古きよきコマンド型RPGは「JRPG」「クラシックRPG」と呼称され、ブームの波はあれど、この日本生まれのジャンルは世界中で親しまれているわけです、嬉しいですね。

そんな中、海外の大手ゲームメディア「GamesRadar」のJRPGファンライター達が選ぶ「オススメJRPG15選」という記事を発見。ここ日本でも定番のものからちょっと意外なものまで、おすすめと思しきタイトルが15本挙がっていました。

The 15 best JRPGs | GamesRadar+

The 15 best JRPGs -gamesrader+

JRPGの「J」は、単にそのルーツである日本を意味しているだけではなく、世界観や目的、システムの特性などを表しています。伝統的なJRPGに代表される「ドラゴンクエスト」は、かつて「ダンジョンアンドドラゴンズ」からも大きな影響を受け、プレイヤーの評価の過程で進化、モデル化されていき、ひとつのジャンルとして確立されるに至りました。そして90年代後半までには、明確化されたキャラクターになりきって何十時間も没頭できるJRPGは世界中のヘビーゲーマーの間でもストーリーテリング型ゲームの代名詞となっていきました。

昨今JRPGのブームはやや冷めつつあったものの、ファイナルファンタジーXVやペルソナ5のリリースによって、スリリングで奥深く戦略性の高い戦闘システムやその斬新な物語から、新たな世代のファンを開拓するきっかけになったのは事実です。

そこで、本サイトGamesRadarにおける熱狂的なJRPGファンのライターが、おすすめタイトルを15本取り上げてみました。

15位:Shadow Hearts:Covenant(シャドウハーツ2)


発売日:2004/9/27
ハード:PS2
第一次世界大戦時、荒廃していくヨーロッパが舞台でありながら、ポルノ雑誌を集めたり、ゴス風人形の衣装を集めることで魔法を覚えたり、主人公はモンスターに変異するかと思えば、その親友は外灯を武器に相手を攻撃したり。シャドウハーツ2はシリアスな史実に沿って、ジョークと恐怖を上手に融合させています。ターン制となる戦闘はタイミング良くボタンを押下することであらゆるアクションが変化します。

シャドウハーツの開発会社は長らく停滞しているようですが、後世に残る名作と断言できます。
– Anthony John Agnello

14位:Panzer Dragoon Saga(AZEL -パンツァードラグーン RPG-)


発売日:1998/4/30
ハード:Sega Saturn
当時、新型のPCでも技術的に動かすことが難しかったこともあり、パンツァードラグーンRPGはわずか2万本のリリース直後に販売中止、伝説的ソフトになりました。

幸運にもプレイできたプレイヤーのみがその素晴らしさを知っています。無限に広がるパンツァードラグーンの自然の世界と、終わらない戦争の物語をメランコリックに描いた物語には、得体の知れない魅力があります。

プレイヤーは、主人公「エッジ」とドラゴンのみしか操作できませんが、その戦闘には信じられないほどの要素がつまっています。攻撃のスタイルを変えながら、敵の前方、後方、あるいは側面から回り込んで弱点を探して攻撃します。そして、小林早織の音楽、横田克己のクールなキャラクターデザインがこの作品の魅力全てを表現しています。もしも何かのきっかけで偶然この作品と出会う機会があれば、迷わずプレイすべきです。
– Anthony John Agnello

13位:Valkyrie Profile(ヴァルキリープロファイル)


発売日:2000/8/29
ハード:PS,PSP,PS3/Vita
「死」がヴァルキリープロファイルのテーマです。ヴァルキリー「レナス」として、世界ミッドガルドで命を落とした戦士たちを探し出してエインフェリアとして率い、最終決戦となるラグナロクへ挑みます。24人にも及ぶキャラクター達は、生前にそれぞれの選択した行動の末に倒れ、レナスと共にエインフェリアとして共に戦うことを決めます。

ドラマチックなストーリーに引き込まれますが、その難易度の高いダンジョンに入ると途端に雰囲気が一変。戦闘はターン制とタイミング良くコンボを繋ぐアクション要素に溢れ、キャッスルヴァニアのようなシンフォニックな音楽の流れる2次元のダンジョンを進んで行きます。

非常に挑戦的且つエモーショナルな作品です。
– David Roberts

12位:the world ends with you(すばらしきこのせかい)


発売日:2008/4/18
ハード:DS,Mobile
実に素晴らしい作品です。神が作リ出したゲームの世界が舞台で、一度死んだ人間達による復活を賭けた戦いが繰り広げられます。このゲームに勝つためには、日本の東京にある渋谷の街を駆け回り、制限時間内に神が出すテーマ、そしてその答えを見つけ出さなければならず、さもなければその魂は完全に消滅してしまうというもの。

操作方法、効果の異なり成長するバッヂを装備し、タッチスクリーン上でタッチ、スワイプしたりしながら上下画面に現れる様々な種類の敵を倒していきます。奇妙で不思議な物語ですが、その結末で全てが明らかにされます。他に類を見ない、極めて斬新な作品です。
– David Roberts

11位:pokemon sun & moon(ポケモンサン&ムーン)


発売日:2016/11/18
ハード:3DS
20年の歴史の末、ポケモンサン&ムーンでは想像を超える進化を遂げました。ポケモンジムは廃止され、古いポケモンも新しい姿に進化し「Zパワー」システムが導入されました。ウルトラビーストなるこれまでのポケモンとは異なる生物も登場します。

さらにポケモンボールをワンタッチで投げることができるようになり、これは思いもよらない楽しさをもたらしています。この世代のポケモンは実に素晴らしい。一切無駄のない洗練された作品です。
– Sam Prell

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