ロマサガ2発売記念!河津秋敏氏インタビュー「サガシリーズ」今後の展開は?


2017年12月15日、あのSFC超名作RPG「ロマンシング サガ2」がPS4、Xbox、Switch、そしてPCへも展開されました。

このリリース記念として、サガシリーズ生みの親である河津秋敏氏が、海外の大手ゲームメディア「kotaku(コタク)」のメールインタビューに対し、今回のロマンシングサガ2海外展開の経緯や、これまでのサガシリーズの四方山話、なぜこれまで新作を海外へ展開できなかったのか、そして今後のサガシリーズ海外展開について答えていらっしゃいました。

参照:SaGa Frontier Director Says Ending In The Middle Of The Final Boss Was Intentional
ABOUT THE AUTHOR:Jason Schreier

サガシリーズのディレクターであるスクウェアエニックスの河津秋敏氏は、ファイナルファンタジーのプロジェクトに戻りたいとは望んでいない、また彼はヨーロッパにサガシリーズを届けたいとも語っている。そして真偽は定かでないものの、サガフロンティアの主人公ブルーのあの「曰く付きのエンディング」は、完全に意図的であるとも語った。

スクウェアは、1993年にスーパーファミコン(SNES)より発売された河津氏の5作品目にあたる「ロマンシングサガ2」を2016年に携帯機へ移植。続いて2017年12月15日、今度はニンテンドースイッチを含む最新のゲーム機へも同作品を展開した。

そんな中、スクウェアは河津氏とのメールでのインタビューの機会を設けてくれた。私はこの新しいロマンシングサガ2について、そしてシリーズに対する今後の展望について数多くの質問を伺ってみた。そして、あの素晴らしい、そしてしこりの残った「サガフロンティア」のあの話についても個人的にぶつけてみた。

Q:サガフロンティア2のことをあまりよく知らない人に対してゲームの内容について、そしてなぜ新しいプラットフォームへの展開を決めたのですか?

河津秋敏氏(以下「河津」):まず、本作の主人公は皇帝です。そして倒すべき敵は七人の英雄たち。彼らはかつてその世界で英雄でしたが今はそうではない。かつての英雄たちは、人間とは違う強力な存在に成り変わってしまった。皇帝にとって、この七英雄たちを倒すことは容易ではありません。その時皇帝は、次に皇帝となるべき人間に能力を継承する伝承法を発見する、といった内容です。

河津:ロマンシングサガ2は、この七英雄と皇帝との世代を超えた戦いの物語です。この作品は20年以上も前の作品にも関わらず今日に至るまで、どのRPGにも似通わない作品として楽しんで頂けています。

Q:昨年はiOS、Androidの展開に対して非常に注目されましたが、なぜロマンシングサガ2だったのですか?

河津:他に類を見ないようなシステムのロマンシングサガ2であれば、今の時代であってもプレイヤーの方達にその価値を見出していただけると確信しました。英語版ではリリースされていなかったのもその理由の一つです。できるだけ多くのプレイヤーの方に、この作品に触れて頂きたいと考えています。

Q:「サガ スカーレットグレイス」についてもヨーロッパへ未だ展開されていませんが、今後予定はありますか?

河津:今回ロマンシングサガ2の海外市場での動向を見て決めたいと思っていますし、もちろんそうなって欲しいと願っています。

Q:同様に、日本においてはサガ2、サガ3もニンテンドーDSにリメイクされましたが、こちらには展開されていません。これらのリメイク作品や、その他のサガシリーズリマスター版などについて、今後日本以外の国に展開される予定はありますか?

河津:当時、海外へ向けてゲームをリリースするかどうかを決めるということは極めて難しかったんです。DSでリリースされたその2タイトルについても、当時画面が一つだけのゲーム機が主流だった地域に向けてゲームの内容に手を加える必要があったりと非常にハードルが高く、見極めることが難しかった。

今でもサガシリーズをより多くの方にお届けしたいとは考えています。今のところそれがいつになるのかはまだ分かりませんが、そういった展開に対しては積極的に取り組んでいきたいと考えています。

Q:ロマンシングサガ2のような過去のリメイク作品はぜひ我々もプレイしたいと思うのですが、日本のゲームプレイヤーと違って我々ヨーロッパのプレイヤーは、オリジナル版が日本でリリースされた時には正規のルートではなかなかプレイする機会を持てません。オリジナル版のリリース時にローカライズして海外へも…といったことはこれまでに考えられましたか?

河津:一番新しい今回のロマンシングサガ2で言えばオリジナル版に非常に近い仕様になっています。もちろんスーパーファミコンと全く同じ物を出すわけにはいきませんが、最終的にはオリジナル版に近い感覚でお楽しみ頂けるのではないかと思います。

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