「ロマンシングサガ2」メタスコアは?海外プレイヤーの反応、人気、感想は?


2017年12月15日に、PS4、Xbox One、Switch、PC、そして海外ではAndriod/iOS、PS Vitaと、ほぼ全ての現行ハードへ全世界同時リリースされた「ロマンシングサガ2」。日本においては知名度も人気も高い作品ですが、海外において実はあまり知られていないシリーズです。

今回全世界同時リリースにあたり、大手レビューサイトmetacriticsにおけるメタスコアは77点、ユーザースコアも7.7点。決して低くはないものの、レビュアーの数が著しく少ないのも気になる点です。ただし、レビュアーや実際にプレイ済みのユーザーのレビューを見てみると、点数はもちろん作品に対する評価も決して悪くありません。

またスクウェアエニックスのゲームクリエイターにしてサガ生みの親である河津秋敏氏は、「今回のロマンシングサガ2の海外における反応を見て、今後のサガシリーズ海外展開を決める」とコメントされていましたが、内容から察するに、当時サガシリーズの海外展開には大きなハードルを抱えていたため、海外におけるシリーズの知名度は今ひとつの可能性があります。

あるいは今回の海外展開によって少しずつロマンシングサガが全世界へ普及していき、予算を確保、サガシリーズ新作発表!なんてことになれば嬉しいのですが…。それではそんな海外での評価についてご紹介します。

Romancing SaGa 2 for Switch Reviews – Metacritic

海外レビューサイト「Metacritics」レビュアーのコメント


Digitally DownloadedDec 22, 2017
80/100
このロマンシングサガ2はSNES(スーパーファミコン)における隠れた名作のひとつでしたが、今回のリマスターは非常に品質が高い内容になっています。様々な意味において古臭いシステムなどではなく、今プレイしても楽しめる作品です。奥深い戦闘システム、豊富なモンスター、ちょっとしたパズルのような要素もあり、飽きの来ないJRPGが楽しめます。


Game RevolutionDec 18, 2017
80/100
様々なキャラクターから次の皇帝を選び能力を継承、その選択によって様々な影響が現れるシステムは印象的で、まるで自分自身でストーリーを紡いでいるようです。キャラクターが死んでしまうと復活できないLPシステムによって緊張感とリアリティが楽しめます。その高い難易度からストレスが溜まることもあるかもしれませんが、スクウェアエニックスの隠れた名作タイトルです。


Everyeye.itDec 28, 2017
78/100
これまでに無いような斬新なシステムを好んで楽しめるコアなプレイヤーに、特におすすめできるJRPGです。


COGconnectedDec 28, 2017
70/100
90年代の古臭い印象はありますが、リマスター版となる本作はオリジナル版から様々な要素が適正化され、改善されています。

ユーザーレビュー「スクエニ作品の中でも最も過小評価された作品!」

続いて実際にプレイしたユーザーのレビューです。

Nicolas_V Dec 15, 2017
9
サガシリーズはスクウェアエニックスの作品の中でも最も過小評価されている作品の一つだけど、このロマンシングサガ2はまさにその典型例だと思うよ。

良い点
数多くの陣形を使用しながらの戦闘システムはシリーズの中でも2番目に好きな作品さ。(2016年に発売された「スカーレットグレイス」が、自分の中では最高だよ!)そしてLP制を用いたターンバトルは緊張感があってとても良いね。

世界は流動的で、数多くの敵がうごめくダンジョン、様々なNPCが存在する地域、行動範囲を広げていくのは楽しいよ。

ボスについてはシリーズの中でも最高だよ!他のサガシリーズも同様に、ボスはユニークであることは間違いないんだけど、出会うタイミングによって見た目や強さにも変化があるんだ。

そして音楽は信じられないレベルだよ!主な作曲者は同じサガシリーズのメインコンポーザーであるあの天才伊藤賢治氏だからね!

ストーリーは完璧ではないけれど、シリーズの中でも圧倒的に良いよ。かつて七英雄が世界を救い、やがて彼らが忘れ去られた存在になった時代から物語が始まる。プレイヤーは皇帝となって、悪の存在に堕ちてしまった七英雄から帝国を守るのが目的。一見興味深い内容ではあるんだけど、どのようにして七英雄が悪に染まっていってしまったのかという説明が不足している気がするよ。

気になる点としては、難易度が高過ぎるということ。何度も何度も繰り返し倒されてとにかくストレスが溜まったよ。いくつかの説明不足なシナリオも見られる。

全体的には10点満点中9点、動きがあってかっちりした印象だけど、決してネガティブな意味ではないよ。期待して間違いない作品さ!

この記事へのコメント

  1. >どのようにして七英雄が悪に染まっていってしまったのかという説明が不足している気がするよ。

    確かに忘れられた町や追憶の迷宮だけじゃ整合性を求める外国人には不十分だと思うだろうな
    特に追憶の迷宮は10階まで下りて、いきなりケンカ腰で喋るドラゴンの台詞(しかも殆ど内容が似ている)
    ドレッドクイーンと戦ってようやく七英雄と言われるのが分かるレベル
    せめて追憶の迷宮で七英雄がモンスターと同化する前の姿で
    どんな奴だったのかを説明するイベントがあったら向こうもそこまで叩かなかったと思う
    それこそインサガで七英雄の過去を語るイベントがあるけどあれこそ外国人が欲しい情報だと思う
    あと沈んだ塔で水龍と話さないとハメられたことも分からないからな

  2. >レビュアーの数が著しく少ないのも気になる点です
    その点ですが、アメリカに留学した経験のある自分から
    説明させていただくと、ハッキリ言って日本のゲームは
    アメリカでは任天堂やSEGAのゲーム以外は知名度ないです
    まずウイイレとかサッカーゲームはFIFAに負けていますし、
    FF7と10以外のRPGは本当に知らない子が多く、ゼルダと
    ポケモンがスクエニのRPGよりも圧倒的に人気です
    そもそも向こうの人ってRPGが日本よりもやらないんです
    やるとしてもFalloutかRDR2などアドベンチャーゲームに
    近い作品で、龍が如く(向こうではYAKUZA)もRPG扱いです
    どちらかと言えばゲームはオンラインでみんなでやるものだと
    FPSやLOLみたいなRTSに興味が移っていて、一人で楽しむRPGは
    マイナーなジャンルになっているのが現状でした
    クロノトリガーを知っているアメリカ人に会いましたがそいつは
    グレンラガンのDVDを買うような日本オタクでしたね
    一般的な白人や黒人のアメリカ人はポケモンと遊戯王以外は
    日本のアニメやゲームを知らない、もしくは日本ってそういう
    娯楽ものを作れる国なのかと疑っていました
    どうも中国と混同しているらしく、自動車以外に面白いものは作れないと言う偏見がありましたね

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