板橋区下赤塚のゲームバー「アーシェ」を取材しました。


どんなお客さんが多い?

私「一人でちょっとフラッと覗かれるような一見さんっていらっしゃいますか?」
相「いますいます。どんな感じのお店なのかな…みたいな。」

私「あまり馴染みのない人にとって、ゲームバーっていうと一般的にはお店の一角にゲーム機が置いてあって、お酒を飲みながらみんなでゲームできるみたいなイメージを持っていると思うんですが、実際の客層ってどういう感じなんですか?例えばファミコン世代の3〜40代とか、いやそうじゃなくて実際には若い人が多いよ、とか。」
相「若い人はもちろん、最近だと40代の方から50代の方もいらっしゃいます。」
私「そこから常連さんになったり?」
相「そうですね、常連さんになってくださいますね。でもびっくりすることに、普段ゲームをやらない20代の子とかが来てくれたりするんですよ。ゲームはしないけれど、美味しいウイスキーをチビチビやって…。大学生くらいの若い子とかです。」
私「そういう方たちとどんなお話をするんですか?」
相「何喋ってるんだろうな…。僕、そういう若い子たちによく夢とか聞くんですよ。夢とかやりたいこと、目標。そういう人とか話を僕が好きなんですよ。今の若い子たちってどういう目標持ってるのかなって。」


私「どんな夢を持ってる子たちが来ますか?」
相「例えば先生になりたい子だとか、お芝居を頑張っている方とか…。役者さんも多いですね。」
私「男性も女性もですか?」
相「そうですね。」
私「実際お客様はどんな風にアーシェで楽しまれているか教えていただけますか?twitterでお取り組みを拝見していると、犬の入店OKの「犬デー」とか、マジシャンを招いたマジックデーみたいなイベントをされているみたいなんですが。」
相「(笑)みなさん楽しみ方は色々なのですが、例えばアーケードゲームで盛り上がる方達がワッといらっしゃってそこでワイワイ対戦して楽しまれたり、昔こんなゲームやったよね、なんてカウンター越しでお話したり。あるいはお客様同士でお話されたり。今はゲームしていなくても、どこかしらゲームをしていた時期、ゲーマーだったお客様は比較的多いのかな。でも、いらっしゃったからと言って必ずしもみなさんゲームをしていくわけでもないんです。」
私「昔やっていたけど、すっかり(ゲーム)やめちゃったよ…、みたいな人は多いですか?」
相「多いです。お話そのものが楽しかったり、お酒が好きになったり。みなさん大人になったんですね、良い意味で。」

店長業に休みは無し!?

私「相内さんが好きなゲーム、好きだったゲームは何ですか?」
相「やっていた時期のであれば、僕はもうファイナルファンタジーですね。1から10までプレイしましたけど、一番好きなのは3です。思い入れがあったのは8ですね。」


私「どんな思い入れが?」
相「僕、ゲームの発売日にゲームを買ったっていうのはこれが初めてだったんです。2月11日っていうのを覚えています。祝日で休みだったので、朝コンビニで買って…。」
私「デジキューブでしたっけ?」
相「そう、デジキューブ。コンビニで買えたんです。その日は家に帰って12時間くらいやりました。」
私「その時は高校生くらいですか?」
相「高校生でした。」
私「お休みの日はゲームされますか?」
相「空いた時間でスマホのゲームをするくらいですね…。」
私「じゃ、プレステとかスイッチとかそういういわゆるゲームに触るのは…?」
相「いや、やれないですね…。本当はRPGとか好きなんですけれど、大人になるとできないよねって、それこそお客さんとも話します。」
私「まとまった時間が持てないから?」
相「そういうことです。家帰ってやろうにも、当日飲み会が入ったり。次の日やろうかな…って思っても、疲れて寝ちゃったり。それで4〜5日空いちゃうと、もうお話を忘れちゃってたり。「どこまで進んだっけ…?」って。」
私「お休みの日は何をされていますか?」
相「休みの日…休みはありません(笑)」

私「確か元旦からお仕事されてましたもんね。」
相「はい。他の力が無いと休みにしないです(笑)」
私「「もう休みなさい!」みたいな?」
相「「この日はうちらとボーリングするんだから休みなさい!」みたいな(笑)」
私「それは休みにならないでしょう(笑)」
相「いや、気分転換になりますよ(笑)」
私「そうまでして働く理由は?」
相「もしフラッと(お客様が)来てくれた時にお店が閉まってたらやっぱり残念だと思うんですよね、僕も残念ですし。僕もお客さんの顔見たいですし。せっかく訪ねて来てくれたのに、閉まっているのは残念。」

>ページ3「お店の「売り」は?」

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