ゴッド・オブ・ウォーのクレイトスを「あの似顔絵」で笑顔にしてみた。-後編-


いつも仏頂面の「God of War(ゴッド・オブ・ウォー)」のクレイトス。

整った顔立ちなのに笑顔を見たことがないので、誰もが一度は目にしたことのある「あの似顔絵」で笑わせればある程度明るい朗らかなクレイトスが見られるかしら?と、渋谷の似顔絵店「カリカチュアジャパン」へ向かうも著作権の問題から門前払いに。悔しさのあまり、自暴自棄になってこうなりゃ自分で描いてやる!というやぶれかぶれな企画の後編です。

前編では概ね顔のパーツを描き上げましたが、後編ではいよいよ色を塗り、飾るところまでやってみました。果たしてクレイトスは微笑むのか!?


前編では顔の輪郭、目、鼻、口を全て描き上げました。いよいよクレイトスのトレードマークである顔のアザ、そして右まぶたにある傷を描いていきます。

これはクレイトスっぽくなったんじゃないの?

笑顔なので雰囲気は違いますが、顔にあのアザと傷を書き込むことでクレイトス感が出たのではないでしょうか?逆に言うと、ハゲたおじさんにこういった模様を塗ることによって、誰もがクレイトスになれてしまうのではないか?と思うとなんだか寂しい気持ちになったり。

気を取り直して色を塗っていきます。

色が加わってさらにそれっぽく!

最初に口から色、そしてグラデーションをつけていくことで、圧倒的な立体感とリアリティが出てきました。言い方を変えれば不気味さが増しているとも。

陰を背負ったクレイトスはやっぱりシリアスな顔をしている方が様になる。こんな笑顔のクレイトスはやっぱりなんか嫌かもしれない。けれどここまで描いたのだから最後まで見届けるのがスパルタの亡霊へのリスペクトというもの。後悔と後戻りできない感情のせめぎ合いをやっとのことでコントロールしながら描いています。

机に向かう飼い主をずっと見ています。

4歳の娘の所持品であるプリキュアアラモード色鉛筆を握りしめ、遊ぼうアピールをしてくる猫も放置しながらひたむきにオッサンを描き続けるオッサン。大丈夫だろうか。

続いてあのアザに色を塗っていきます。

笑うクレイトス

クレイトスできた。もう誰がなんと言おうと絶対クレイトス。

クオリティはさておいて、これを見せれば10人中9人はクレイトスと言ってくれるだろう。でもクレイトスってこんなにガハハと笑うかしら?自分で描いておいて、感じる違和感が凄い。

一旦クレイトスが描けたので、試しに額に入れて壁にかけてみることにしました。

壁にクレイトスあり。

4歳になると娘も少しずつ会話、意思疎通もできるようになり、彼女なりの考え、気持ちが理解できるようになってきました。本当にこの4年間、育児は大変でした。子供が産まれて初めて夫婦喧嘩もしました。大変だったけど、思い出もたくさん写真に納めてきたよね。そんな写真の横でゲラゲラ笑うクレイトス。

ただ、なんとなく淡くて全体的にパンチに欠けます。

前編でお伝えいたしましたが、娘が2歳になった記念にやはり似顔絵屋さんカリカチュアジャパンで描いて頂いた物と比較して判明、輪郭やはっきりしたパーツの線は、ちゃんとマジックで描かれている。

ということでさらにブラッシュアップしてみます。

より似顔絵っぽくなったか?

使ったものは苦し紛れの油性マッキー。輪郭や顔のパーツをなぞっていきます。するとより絵がはっきりと鮮明に、似顔絵らしくなってきました。輪郭が濃くなったので、グラデーションをかけた色も全体的に濃い目に微調整。

できた…

完成しました。時間にして1時間とちょっと。肝心なゲームについて全く意識が及ばず、とにかくクレイトスを描き上げることだけに集中。

もうちょっと色を濃くしてもいいか?背景をもう少し飾った方がポップなニュアンスが出るんじゃないか?新作で登場した息子アトレウスくんも脇に描いた方が、なんていうか親子愛みたいなものが見えてより明るく見えるんじゃないか?色々考え及ばせながらもあまり手を加え過ぎると逆効果になってしまいそうなので、これで終了、お疲れ様でした。

それでは改めて額縁に飾ってみます。

スマイル!

何〜、可愛い顔で笑えるんじゃ〜ん、クレイトス〜。

最初は漫☆画太郎みたいな感じ仕上がるかとドキドキしていましたが、どうにかクレイトスを笑顔にできたんじゃないでしょうか。ただこうして見てみると、やや守りに入った感も否めず、もうちょっと大胆な抽象画にしてもよかったかもしれない。それこそ針すなお張りの!

この域に達するにはもう少し修行が必要か

その後妻が帰ってきて、気持ちが悪いと一言。畳み掛けるように、可愛い娘の写真にこんなものを並べるのは勘弁してくれと厳しいお言葉を受け、速やかに娘のお道具箱セット一式をしまいます。努力、全く報われず。

で、なんでしたっけ、PS4の「God of War(ゴッド・オブ・ウォー)」でしたね、やりますやります。もしかしたらゲーム内で初めてこんな笑顔を見せてくれるかもしれないしね。発売おめでとうございます!

この記事へのコメント

  1. いつも楽しく読ませて頂いてます。もう日課です笑
    ところで、何度か貼られている額縁を並べた画像、内何枚かご家族の写真にぼかしがないものが混じっていますが、大丈夫でしょうか…?

    1. いつもありがとうございます、管理人でございます。

      実は多少ぼかしをかけておりまして、まぁこの程度であればいいかな?くらいの気持ちで載せてしまっております…。(写真それぞれに度合いが違ったので、分かりづらくてすみません…)

      ※方針上当ブログではコメント返しをおこなっておらず、結果的に無視してしまうのもとても申し訳ありませんが、Twitterでは読者様ともやりとりさせて頂いておりますので、関心ありましたらご活用くださいませ!

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