ミニファミコン、ミニスーパーファミコンに続き、ミニメガドライブの発売も決まりました、まさに二匹目のドジョウ。
このタイミングで再びメガドライブのソフトが注目されているとかいないとかですが、私もこの流れに触発され、久々にメガCDタイトル「LUNA2 Eternal Blue(ルナ2エターナルブルー)」をプレイ中です。発売日は1994年12月22日と24年も前ですが、同じ年にはファイナルファンタジーⅥやライブアライブ、そしてMOTHER2など、まさにJRPG黄金時代。
日頃PS4などリアルなゲームで腹を満たした後は、こういったレトロゲームでほっこりしたくなる瞬間が私にはあります。
バランス重視、シンプルで遊びやすい
24年も前とはいえ、当時定価9800円もしたソフトが600円で遊べるのはありがたいことです、Playstationゲームアーカイブス。
高校生だった頃はその額面に二の足を踏んでしまい、初めて本作をプレイしたのは結局大学生になってPS1へ移植されてから。もともと9800円だったにしてはどえらくシンプルだなというのが当時の印象。
バランスを大胆にガラッと変えるようなスキルも、世界中を駆け回って素材を集めてとんでもない強さの武器を生成することもなく、レベルを上げて仲間を見つけて一本道を進む非常にシンプルなスタイル。
それがいい。
経験値を稼いでコツコツレベルを上げ、ステータスを強化。今まで三発で倒せた敵が二発で倒せるように!新たな技を覚えて、より強い敵へ挑むことができるように!この着実な成長こそがRPGの喜び。
パーティーメンバーの増員もすこぶるシンプル。旅をして道中でストーリーの進行に合わせて出入りを繰り返しながら様々な生い立ちを持つ仲間たちが加わっていく。メンバーも経験値を積んでレベルを上げ、主人公には無い技を覚えていく。これでいい、これがいい。
ビジュアルを含め、戦闘は1994年当時にしては前衛的
特徴的なのは戦闘。相手の位置へ移動して攻撃する射程距離の概念や、ステータスや武器による多段攻撃などで戦略的かつスピード感のあるシステムが採用されています。
2018年現在においては特段斬新なアイデアというわけでもないものの、スキルだのなんだのあれこれ余計なシステムが無いため、一手一手考えて行動する。このターンでは誰が回復役に徹し、誰が攻撃をするのか?時には泣く泣くMP回復アイテムを使ってみたり、この工夫、攻防が楽しいです。
そしてグラフィックは2Dサイドビューのドット絵でありながら敵味方共にグリグリ動く。そしてボスがでかい。でかい上に段階的に余裕で形態を変えてくる。ダイナミックに見た目が変わっていく戦闘は、見ていて純粋に楽しい。
基本スピーディーな戦闘はAI(オート)を活用することでさらに快適に。ちなみにオートの基本的なスタンスはややアグレッシブでまあまあクレバー。ドラクエで例えると「みんながんばれ」よりは「ガンガンいこうぜ」寄り。ガンガンいきすぎて、時々エリクサーや世界樹の葉的な希少アイテムもガンガン使ってしまうため、慌ててキャンセルしようとするも時すでに遅し、みたいなこともちょいちょいありますがまあ良しとしています。
随所で挿入されるムービーによってストーリーはよりドラマティックに
最初に本作が発売されたのは1994年。この頃からPCエンジンCD-ROMやメガCDなどソフトのCD-ROM移行に伴い大容量化。ところどころでアニメーションが挟まれ、よりルナの世界観が強く感じられるように。
ちなみに本作の大まかなストーリーは、考古学者の卵である主人公ヒイロが舞台であるルナに存在する遺跡「青き塔」の異変に向かうと一人の女の子ルーシアが。彼女は「このルナは今危機的状況にある。ルナにいる女神アルテナに合わせて欲しい。」と言ったところからルーシアとヒイロの冒険が始まるといったもの。
これはもうアレだ、ラピュタとか、ジブリの世界だ。
全体的には普通よりちょっと上の佳作。
先ほどジブリと申し上げて思い出したのですが、つい先日出たスタジオジブリ監修のPS4「二ノ国2」は、西島秀俊や志田未来など錚々たる声優陣を用いた割にボイスの量は少なく、なんならこのルナ エターナルブルーの方が音声のボリューム多いんじゃないか?と思えるほど、ムービー以外でも音声が積極的に使われています。
ご紹介した通り全体的には非常にシンプル。ユーザビリティも快適で遊びやすい。実は過去にシリーズも様々なハードへリリースされていて、露出の割に知名度は少ない印象。要所でこだわりも垣間見えるものの、全体的に普通よりもちょっと上の素朴なJRPGといった印象です。他のJRPGで言えば「アレサ」シリーズあたりと同等かもしれません。
私と同様メガCD時代に金銭面でプレイできなかった方、たまたまゲームアーカイブスで見つけて気になっている方、素朴だけれど良質なRPGです。
これ移植というよりリメイク
ストーリー進行はともかくシステムとか違いすぎ
遊びやすくしたつもりなんだろうが はっきり言って余計なアレンジばかり
ウリの1つである動画も画質の悪い圧縮ムービーのせいでむしろ質が落ちてる始末
メガCDよりスペック上なのに全てにおいて見劣りする
本当に良作のエターナルブルーやりたいならメガCD版をやるべき
メガCD版ルナ2はゲーム業界の人もファンが多い名作。これほどまでのドラマチックで絶対的王道&ハッピーエンドはそうない。今のFFなんかよりよっぽど映画のよう。
メガCD版は本当に面白かった。
普通のRPGと言っているが、クリア後に更に何かあったRPGって実はそんなにないかも、やりこみ要素ではなくて、世界は平和になりました。の後に分岐ストーリーじゃなく続きがある。
やだ、素敵泣けてきた。
皆も言ってるけど、ゲームアーツが作っていないと駄作になるのなんでなんだろ?移植で面白いと感じたなら原作版は最高傑作になるよ?前作のルナですらそんな感じです
当時のFCやSFC全盛の中で、FFシリーズ・sagaシリーズ・DQシリーズ・天外魔境シリーズ・MOTHERシリーズ・メタルマックスシリーズ、天地を喰らうシリーズ等々、メジャータイトルを含めて様々な名作RPGがありましたけど、「(当時の)RPGベストを3作選べ」と言われたら、自分の場合は間違いなくLuna2(メガCD版)が入る。そのくらい図抜けてた。
ちなみに、当方、エアプではなく上に挙げたシリーズのうちFC-SFC-プレステ-プレステ2で発売されたもののうち9割がたプレイしてクリアしてます。
Luna2は超王道の大恋愛叙事詩。このジャンルにおいて、この作品を超えるRPGはいまだ皆無と言っていいくらい(後に発売されたFF10やFF8をどう捉えるかという問題もあるが…)。隠れた名作とはまさにこの作品のためにある言葉。ぜひ、オタクどもには一度プレイしてほしい。ネット時代だったら、ルーシアはもちろんレミーナやジーナだけで、スレッドの2つや3つ立つんじゃないかってくらいの大恋愛物語。反面、それゆえに男の子には、ちと受けが悪いかも。FF、DQはメジャータイトルゆえ置いとくとしても、男の子にはLunaシリーズよりも天外魔境・saga・MOTHERの方が受けがいいんやろな…だから埋もれたんやろなぁ…。
「ゲームアーツが作っていないと駄作になるのなんでなんだろ?移植で面白いと感じたなら原作版は最高傑作になるよ?」→これはその通り。私もメガCDを処分したので、久しぶりにやりたいなーと思って、移植版を買ってみたら、「遊びやすくしたつもりなんだろうが はっきり言って余計なアレンジばかり。ウリの1つである動画も画質の悪い圧縮ムービーのせいでむしろ質が落ちてる始末。」と、ここでも全く同意見。
逆に言えば、それくらいメガCDの段階でアニメ・システム・音楽の全てが完成されていた作品。しいて原作版の悪い点を挙げるなら、読み込みが遅い・ごく稀に止まってリセットをせざるを得ないという2点。これに関しては、致命傷とまでは行かないけど、やはり当時は容量の限界というものを感じてました。移植するにあたって変に色気を出さずに、処理落ちとかの容量の問題だけを改善して販売すれば良かったのにと思ってます。そうしたら、きっと画面の切り替えだけじゃなく、レベル上げやボス戦もサクサクとプレイできて楽しさだけが倍増していたのではと思ったりしてます。
長々と書きましたけど、自分にとっては、そのくらい良い作品でした。上記しましたが、PS以降ではFF7.8.9.10だけじゃなくDQ7~にスターオーシャンシリーズやヴァルキリープロファイルシリーズ等々、今ではFFも14とか出ちゃってるし、どんどん名作が生まれてるので、反対意見も山ほど出てくると思うのですが、当時の私にとっては間違いなく名作でした。
定期的にラスボス戦のbgmやムービーを見てます笑
ゼノブレイド2も良かったけど、やっぱこの古き良き感は別格だと思う
思い出補正もあると思うけど、ド直球で変なエロもないのが良い
ヒイロも主人公らしくナヨナヨしてなくてカッコ良い