「スキあらばGAME」2018年発売タイトルオススメゲームTOP10 前編に続き後編、5〜1位になります。
第5位:Hollow Knight (ホロウナイト)(PS4/Xbox One/NS)
第5位は、世界中で大ヒットを記録した探索型2Dアクションゲーム「Hollow Knight (ホロウナイト)」。本作が初めて登場したのは2017年とのことですが、CS機に移植されてから初めてプレイ。
虫たちが暮らす薄暗い地下迷宮が舞台のメトロイドヴァニア系探索型横スクロールアクション。虫がテーマであるが故にワラワラと生き物が大量発生したり、巨大な昆虫がうごめいていたりとキャッチーなキャラクターに反して妙なリアリティが。これ、虫が苦手な人が見たらかなり抵抗があるかも。
でありながら光と闇のコントラストは芸術的で、虫と地下という世界観でありながら溢れる様式美感。
メトロイド的でありながらアクション要素が強くて操作感はスピーディー。特にボス戦の難易度も高く、死にゲーに括っても違和感なし。
武器を強化したり、様々な効果を持つスキルをチャームを探し回ったり、いたって遊びやすい探索アクションでありながら、慎重を重ねて進むメトロイドや同じく重量感のあるソルトアンドサンクチュアリとも違うスピード感と手数の気持ち良さが秀逸。これはやって良かった!
第4位:JUDGE EYES:死神の遺言(PS4)
第4位は、12月13日に発売された「JUDGE EYES(ジャッジアイズ):死神の遺言」。
ストーリーはほとんど追うことができなかった体験版をプレイした当初、その操作感に「こりゃ桐生さんがキムタクになっただけの、龍が如くまんまだ!」と落胆、こりゃ買わないなと思っていましたが、東京ゲームショウでの名越稔洋氏トークイベントでの発言から熱の入れようや制作過程について話を聞く中で購買意欲を誘われて購入。買って良かったと思うし、なんなら龍が如くシリーズよりも好きかもしれない。
もともとこういったサスペンス物のドラマや映画で役を演じていた木村拓哉氏の演技はとても自然で見応えがあったし、桐生一馬よりも抵抗感なくスッとストーリーが入ってくる。龍が如くのドタバタ任侠ドラマと違い、謎解き要素の強いリーガルサスペンスは話の起伏が強め。
名越氏とキムタクとの出会いから起用までの経緯が仮にノリ的であったとしても結果素晴らしい作品だったし、これをきっかけに木村拓哉作品の映画やドラマを見てみたいな、という気持ちにすらなりました。そういう意味では、ゲーム初主演だった木村拓哉にとっても、活動する上でファン層を広げる良いきっかけになったのでは?とも思います。あの時キムタクキムタクといじって申し訳ないと今では反省。キムタク、ごめん!
ゲームについては上述の通り文句なし。
第3位:Detroit: Become Human(PS4)
第3位は5月25日に発売されたオープンシナリオアドベンチャー「Detroit: Become Human」。オープンワールドリアルタイムアドベンチャーがこんなに面白かったとは。あの時の些細な行動がこんなところに!という細か過ぎる出来事が絡み合って、無限の結末に。近未来的なストーリーや演出も洗練されまくっている。このセンスをどうやって落とし込んで形にしたのか?
ストーリーはというと、感情を持ったロボットがどのように人間と共存するか?人権を求めて平和的に交渉するのか、あるいは暴力的に反旗を翻すのか?というまあありそうではある話ですが、人間やロボット間の友情、愛情を情熱的、時にハードボイルドに描き、男心をくすぐってきます。キャラクターの個性も強く、エンディングを見終わった後には喪失感、一方である種の心地よさなのか、なんとも言えない余韻に浸りました。
グラフィックもPS4タイトルの中でも極めて美麗な部類。ゲームにおける表現の幅を感じさせられた一本でした。新鮮。
第2位:PS4(VR)「Astrobot」
10月2日発売のPS4「Astrobot」。PSVR、PS4コントローラーの可能性をフル活用したエンターテイメントの塊、おもちゃ箱をひっくり返したような世界です。終始その仕掛けの楽しさに好奇心くすぐられまくり、ロボットの可愛さにニヤニヤしまくり。久しぶりに無邪気に遊びました。
当初全くのノーマークでしたが、プレイヤー達の驚きの意見をインターネットでたまたま目にし、衝動的に購入。
100体以上のロボットを乗せた飛行船が宇宙でエイリアンと衝突してパーツはバラバラ、ロボットたちも散り散りに。それらを探すために様々な特徴のあるステージを進むという話ですが、そのうちの一体を操作してステージを飛び回ったりトロッコに乗ったり波に流されたり、手裏剣で足場を作ったり、放水したり、バルカン砲を撃ったりと遊園地を貸切で遊んでいるみたいな気分に。マリオオデッセイなんかに近いのかも。子供が12歳を迎え、VRに興味を持ったら真っ先に触らせたい。
早くもVRタイトルのハードルを押し上げた作品だと思います。本作に限らずですが、障害物を覗き込んだりしゃがんだりしながら仕掛けを探すこともあります、部屋は綺麗にしておきましょう!