超タマヒュン!PSVRアクション「Windlands」をやってみた感想。似たゲームは?


PSVR(Playstation VR)が好きです。始まっていないのにオワコンと言われても、ディズニーランドではスターツアーズが一番好きな私だけはこのPSVRを愛そうと思う、たとえ四半期に一度くらいしか起動しなかったとしても。

さて。PSstoreセール開催中に対象商品をパラパラと調べていると、PSVR「Windlands(ウインドランズ)」を発見。どこかの記事で浮遊感が半端ない!特に落下時においては下腹部にヒュンヒュン感じる何かがあるとの噂を聞き、やや前かがみで様子見を貫いておりましたが、このタイミングで意を決して購入することに。

感想についてご報告です。

「Windlands」ってこんなゲーム。続編も開発中らしい!

Windlandsの舞台は、かつて栄えた文明が崩壊し、空中に浮かぶ巨人の住む遺跡。

抽象化された3Dの世界をワイヤーアクションで飛び回りながらゴールへ向かうというもの。漫画で言うと「進撃の巨人」なんかに近いかもしれませんね。ただしゲーム中こちらに向かって攻撃してくる敵は存在せず、足を踏み外して落下するとリスポーン。

落下しないように木などの対象物を見つけてR2ボタンでワイヤーを放ち、ひっかけて移動。そのまま速やかに別の対象物へワイヤーを放ち、また移動…という要領でグングン上へ前へと進んでいきます。

移動方法が独特なので、アクションは慣れが必要です。片方の足が沈む前にもう片方の足を前に出して水上を走る理論が頭をよぎりましたが、ちょっと違うようにも思います。

残念ながら今は英語版のみ。しかも現在Windlands2も2018年内発売予定で開発中なんですって。ビックリするほど情報(需要?)が少ない様子にPSVRを握る手も震えるわけですが、続編に関する情報を集めてみると、マルチプレイできる上に小さな雑魚から超巨大なモノまで1では登場しなかった敵も登場するのだそうな。これはまさにリアル進撃の巨人VRになるのかもしれないですね!ファンには朗報!原作読んだことないけど。

地獄の落下感。緊張感から変な汗が。酔いの度合いは?

本作に触れる前に伺っていたのが落下時の強いタマヒュン感。こちとら同じくPSVRの「イーグルフライト」でパリの街を飛び回っているので、そう易々とヒュンヒュンすまいと高を括って始めてみたところ、離れた場所へワイヤーが届かず、真っ逆さまに落ちていく時の絶望感たるやまさに地獄

地面であれば高い位置からの着地であっても被ダメージなどのペナルティはありませんが、地面から足を滑らせてしまうと奈落の底へ真っ逆さま。体調によっては腰を抜かしてもおかしくないその恐怖感から、地上をゆっくり歩いている時ですら変な汗が出てきます。

酔いの強さはというと、VRで激しく動き回る割にはやや抑えられている印象です。私の感覚としては、同じく3Dの空間を自由に動き回るPSVRのアクションで比較した場合、RIGS Machine Combat League>ロビンソン>イーグフルライト>Windlands>シン・ゴジラVRという印象です。

※3D酔いは個人差があり、動きが緩やかであっても酔いが出る場合もあるようです。ご注意ください。

既存の似たゲームは?

既に発売されているタイトルでこのWindlandsに似たゲームでいうと、同じくPSVRの「バウンド:王国の欠片」が近いかもしれません。

Windlandsもバウンドも、どちらも抽象化された世界が舞台。道中いわゆる敵といった存在は出てこず、ゆっくりと、時に疾走感溢れる動きで進んで行きます。Windlandsはワイヤーアクションならではの高低差の激しい移動と独特の浮遊感が楽しめる一方、バウンドはアクションこそ控えめですが、幼少期心に傷を持った女性が出産を控え、過去の記憶を辿りながら自身の精神世界を進んでいくというドラマ性と、その芸術色の強い独特な映像表現が魅力。そしてどちらもVRならではの臨場感と光の表現は美しく、立ち止まって世界の有り様を見入ってしまいます。

続いて「Eagleflight(イーグルフライト)」、こちら私のお気に入りでございますよ。お気に入りと言っても、奥が深い!やり込み要素が多い!というわけではないのですが、空を自由に飛びたいなと常日頃夢見るのび太くんのような私にとってはある種それを実現できる稀有なツールでありまして。妻にその姿を見られないよう夜な夜なパリの空を飛び回るわけです。

このイーグルフライトも大空を飛び回るゲームですが、恐怖感でいえばWindlandsの方が圧倒的に上です。鷲になって飛び回る前者は上空から急降下しても浮上できる安心感がありますが、Windlandsは落下したら終了、ドキドキしながら進んでいく必要があります。足を踏み外さないように、慎重に。

PSVRから離れて据え置き機に目を向けると、その浮遊感は1995年にPlaystationから発売された「ジャンピングフラッシュ!」を思い起こさせます。


ジャンピングフラッシュ!は、ウサギ型のロボットを動かして3Dの箱庭ステージを歩き回る敵を倒しながらゴールへ進む一人称視点のアクションですが、2作目の多段ジャンプに至ってはなんと7段まであり、落下の際にはもうヒュンヒュンさせたものです。

結論:WindelandsはPSVRの中でも極めてタマヒュンなゲームだった!

結論として、このWindelandsは下腹部にズシンと来るような強い浮遊感、落下感が味わえます。

次々に襲いかかる敵を迎え撃ってはスキルを強化し、アクションを増やしては隠し要素を探し回ってやり込む!といったタイプのゲームではありませんが、ひとつのアトラクションとして楽しめる優秀な一本です。

今でこそ我々大人(PSVRの対象年齢は12歳以上!)はたまにしか粗相しなくなりましたが、ゲームをプレイ中にヘッドマウントディスプレイを装着したまま失敗しないよう、前もってトイレは済ませておきたいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。