[画像あり]魔界村と全然違う!「バトルプリンセスマデリーン」をやってみた感想


本日はPS4、ニンテンドースイッチの「Battle Princess Madelyn(バトルプリンセスマデリーン)」について。間もなく発売される同作を当サイトで紹介してくれやしないかとパブリッシャー3goo様からご依頼いただき、発売に先駆けてサンプル版をお送り頂けました。

サンプルではありますが「エンディングとかネタバレしたら容赦しないから覚悟しとけよこの野郎」というご忠告付き。購入を検討されている方の参考になればと思いますが、ネタバレについては釘を刺されているのでご安心を。

面白かった!

ストーリーとゲームの概要は?

本作のパッケージや事前のトレイラー映像を見てみるとどこか見覚えが。

魔物蠢くダークな世界をエッサホイサと駆けながら槍を四方に投げ、敵から攻撃を受けると鎧が弾け飛ぶ姿は、あの名作「魔界村」シリーズにどことなく似た雰囲気。

魔界村と言えば、カプコン製超高難易度のアクション。ファミコン版が出た当時は元祖死にゲーとして一躍有名になった伝説的ゲームですが、何度も同じ場所でミスを繰り返す日々がまた始まるのか、そもそもどんな特徴のゲームなのか?

詳しい内容については後述するとして、ゲームを始める前に本作のストーリーを軽くご紹介いたします。

体調を崩して休んでいた女の子マデリーンの元に、一冊の絵本を持って祖父が見舞いに来る。マデリーンは絵本よりもゲームで遊ぼうと祖父に言うが、その絵本の主人公であるお姫様の名前が自分と同じ「マデリーン」であると聞き、興味を持ったマデリーンはその物語を聞くことに。

絵本の物語は、一国の姫であるマデリーンが国民に対して襲いかかって来た魔物に対して勇敢に立ち向かうというお話。

そんな魔物との戦いの最中、マデリーンは愛犬「フリッツィー」を死なせてしまう。ところがフリッツィーは幽霊として復活を遂げ、かくしてマデリーンと霊体となったフリッツィーは共に世界に平和を取り戻す旅に出る。

魔界村っぽくない!メトロイドヴァニアだ!

上述の通り、パッケージや動きから察するにいかにも魔界村をベースに作られたようなビジュアル。本作を作られたクリエイターさんも実際に「魔界村が大好きで、多くのインスピレーションを受けた」と仰っているようです。

ところが実際にプレイしてみると魔界村感はあまり無く。

槍などの武器を投げたり、敵に接触すると鎧が壊れて丸腰(パジャマ)になるといった表現、仕様は似ていますが、システム面で言えばメトロイドヴァニア的。

フィールドやダンジョンは横スクロールに加えて高低差があり、洞窟や迷宮は地下深くまで、森は巨木の上まで届き、崖の上には集落があったりもします。

町の人間から聞けるヒントを元に、広大なフィールドから次に向かうべきルートを探して進んで行きます。

勇気を出して飛び降りるとそこには隠れたアイテムが!といった発見が随所に。

難易度は魔界村と比較すると一回り易しい印象。操作の面で魔界村と決定的な違いは、ジャンプ中は方向転換ができない魔界村に対して本作は自由に方向転換が可能。これにより敵からの攻撃や着地位置の調整が、魔界村に比べて圧倒的に楽。

また魔界村のアーサーに比べて動きの自由度が高く、武器の手数も多いため爽快感もあります。

古き良き洋ゲーの大味さはありつつも、中毒性高め

魔界村よりも一回り簡単かと言ったものの、本作も基本繰り返しプレイを重ねながら体で覚える覚えゲー。

そしてフィールドではややシビアな操作を求められます。例えばこの落とし穴の絶妙な距離感。

ジャンプ!

ああん!届かない!

シュワッチ!

今のいけたでしょー!

分かりますでしょうか?こういう感じ、こういう系の難しさが随所にあります。

また、ストーリーが進むにつれて強くなっていくボスの動きも基本的にはパターン化されていて、体で覚える必要があります。

こういう自分の操作テクニックの依存度合いが多いゲームに久々に触れると、最近のゲームがいかにお膳立てされたものかがよくわかります。

そして何度も同じところでミスする自分の学習能力の低さに辟易。だけどこの自力で越えていくあたりはやっぱり楽しいし、ゲームにおける楽しさの本質だと思う。

はっ!もうこんな時間に。

「無理だよこんなの!」と何度も思わされているはずがつい再チャレンジ、あっという間に時間が経過、どうりで眠いわけだ。負けず嫌いの感情を揺さぶられて夜更かし開始。

増えていくアクションで広がる行動範囲、武器の発見が楽しい

次に倒すべきボスがいる場所も、NPCのコメントをヒントにしたり、あるいはダンジョンを探し回ったりしながら探し回ります。

ようやく出会ったボスを撃破すると、新しいアイテムやアクションが手に入ることも。これらを入手することで、行けなかったエリアへ足を伸ばすことができます。

またボス以外からもコレクションアイテムや新たな武器などを手に入れることができますが、この発見もなかなか難易度が高め。

…何の変哲も無い銅像。

しゃがんでみると…?

絶対わかんないってー!

道中NPCから「幽霊や銅像には敬意を払うと良いことあるかもよ」といったアドバイスをもらえたのですが、「祈る」みたいな気の利いたコマンドも見当たらず。

どうして良いか分からず苦し紛れにしゃがんでみた結果、新しい武器が。これか!

世界中に隠されている武器やアイテム

ダークでありながら愛嬌と毒のあるキャラクター

その世界観は薄暗くダークな印象もありますが、もうひとつ魔界村と違う点としては、キャラクターの言動が全体的にポップ。

エスプリの聞いたジョークを言ってみたり、主人公マデリーンは魔女に対して「タヌキババア」と吐き捨てたり。どことなく人気RPG「UNDERTALE(アンダーテール)」っぽさを感じたり。

フィールドに登場する敵も、壁から覗き見していたり、可愛い仕草も見せてくれます。

世界中に落ちているコレクションアイテムも、愛嬌があって毒もある?

このタイトルが好きならば買い!

既存タイトルで近いテイストのものを挙げるとすれば、まずは魔界村。ついさっき「魔界村とは違います」とか申し上げておいてなんですが、魔界村から大きな影響を受けているであろうことは一目瞭然。ただし絶望的な難易度の魔界村に比べると動きも快適なバトルプリンセスマデリーンの方がサクサクと進めます。

続いてメトロイド。現在地を確認できるような便利なマップ機能が存在せず、広いフィールドを記憶や勘を頼りに進むシビアさは特に古いメトロイドほど近いかもしれません。

そしてダンジョン構造は名作アクションRPG「朧村正」に近いものが。朧村正の独特の近距離攻撃とスピード感溢れる攻防戦、レベルや武器の育成要素は朧村正独自のシステムですが、高低差溢れる広い世界を駆け回るのはやや似た部分も。

結論:自分の頭と腕前で発見し、切り開く楽しさ!

マップが無いおかげで同じ場所を何度も彷徨ってみたり、NPCのヒントがふわっとしていたりと実際不親切さはあります。

だけど、だだっ広いオープンワールドゲーにわざわざ矢印で道順を示してナビしてくれることが当たり前になっている昨今、勘や記憶を頼りに頭を働かせることを放棄し、ゲームに対する関わり方としてはすっかり脳死しつつあったかも、と痛感。

今やゲームで「考える」必要が無くなっているのかもしれない。効率化が求められ、忙し過ぎる現代が生んだ代償か。ワークライフバランスという言葉が定着して久しい昨今、忙しさとは何か?もう一度考え直す時が来ているのかもしれない。

違う、そっちじゃない。やっぱり純粋に楽しいです、ゲームで頭を使うということが。


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