海外で人気のゲーム会社ランキングTOP10!日本の企業は?


いつの間にか、私管理人が所持しているゲームソフトのうち海外製タイトルの割合が半数近くに迫っていることに気が付きました。ファミコン、スーファミ時代は洋ゲーイコール大味でイマイチと敬遠したものですが。

大手レビューサイトMetacriticを見ていたところ、人気のゲーム会社ランキングが発表されていました。もちろん世界のゲームカルチャーを牽引してきた日本の企業とて依然人気ですが、今海外ではどのゲーム会社(パブリッシャー)が人気なのか?ご紹介いたします。

METACRITIC’S 9TH ANNUAL GAME PUBLISHER RANKINGS

10位:NIS America(日本一ソフトウェア)


馴染みの無い社名ですが、日本一ソフトウェアのアメリカ法人。直近では、同社の代表シリーズ新作「魔界戦記ディスガイア Refine」にあたる「Disgaea 1 Complete」が好評。


他にも2016年7月28日に発売されたPSVitaのRPG「世界一長い5分間」が2018年にローカライズされ、その後スイッチ版でも発売。ゲーム内容についての評価は鳴かず飛ばずなものの、新規IPをリリースするという姿勢にも評価が見られた模様。

9位:Digerati Distribution


日本では聞き慣れない社名ですが、メタルのBGMと様式美溢れる派手なメトロイドヴァニア系アクション「Slain: Back from Hell(スレイン:バックフロムヘル)」は日本でも話題になったインディーズタイトル。


「Omega Strike(オメガストライク)」「BLEED 2(ブリード2)」など、アーケードスタイルのアクションゲームが人気。残念ながらその多くは日本アカウントでの販売、配信は行っていない。

8位:バンダイナムコ


テイルズシリーズ、エースコンバット、太鼓の達人まで日本でもお馴染みのバンナム。海外において最近特に人気の高かったタイトルは「Dragon Ball FighterZ(ドラゴンボールファイターズ)」と、バンダイナムコヨーロッパ製「11-11(イレブン イレブン) Memories Retold」。


後者は油絵テイストのアートが独特な世界観を演出する第一次世界大戦の終戦記念日(11月11日)がテーマのダウンロード専用アドベンチャーゲーム。日本語へもローカライズされていますが、テーマと独特のテイストから日本での知名度は低め。国内においてバンナムのタイトルはキャッチーなイメージが強いので、この作風は少し意外?

7位:スクウェア・エニックス


日本でもおなじみのスクエニは7位にランクイン。最近ではXbox One版として、過去に発売したDLCを収録した「NieR: Automata – Become as Gods Edition」が高評価。


「Octahedron(オクタヘドロン)」という新規タイトルも人気。パッと見はロックマンのようなスクロール型アクションで神秘的なネオンの世界で想像された前衛的なグラフィックと直感的な操作で話題に。日本ではファイナルファンタジー、ドラゴンクエストシリーズなど、RPG制作会社としてのイメージも強いスクエニですが、海外ではこういったインディーズゲームの販売、管理も実施。

6位:ソニー(インタラクティブエンタテインメント)


旧称「ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) 」、直近では「スパイダーマン」「Detroit: Become Human」「God of War」そしてPSVRタイトル「Astro Bot: Rescue Mission」の評価が高く、6位に。


昨年を思い返してみるだけでも評価の高いタイトルが多かったように思えますが、海外での同社に対する通常の期待値はもう少し高く、本記事が公開されたタイミングでは「ろくなタイトルが出なかった」と酷評。手厳しい!

5位:Ubisoft


海外の代表的パブリッシャーの一つであるUbiが5位。「Assassin’s Creed Odyssey」をはじめ、一人称視点の謎解きサイコスリラーアドベンチャー「トランスファレンス」のほかに、スイッチで配信されたRPG「Child of Light」も高評価。


一方で同じく同社代表シリーズの最新作「Far Cry 5」が酷評。過去作の経験値によるロールプレイング性が無くなったことで多くのプレイヤーが戸惑った模様で、メタスコアは100点満点中55点、ユーザースコアは10点満点中4.7点というややクソゲー評価。テーマは悪くなかっただけに残念。

4位:任天堂


日本におけるゲーム会社最大手、任天堂。直近では海外でも人気のシリーズ最新作スマブラSP「Super Smash Bros. Ultimate」そして「ドンキーコング トロピカルフリーズ」も、分かりやすいのに奥深いと高い評価。


一方で3DS「カービィ バトルデラックス(Kirby Battle Royale)」はボリュームが圧倒的に少ない、バランスが悪いと評価が厳しく、メタスコアは57点、ユーザースコアは6.9点。日本における同作の評価は「子供が楽しんでいる」「カービィがかわいい」と好評ですが、あちらでは可愛さ云々よりも良い意味でもゲームそのものをガチで評価している印象。

3位:(エEAレクトロニックアーツ)


3位は、こちらも海外最大手パブリッシャーのひとつEAことエレクトロニック・アーツ社。バトルフィールドシリーズやスターウォーズシリーズといったシューター、リリース予定の「ANTHEM」も期待値が大きく、直近ではご存知「Apex Legends」も話題。

昨年特に評価が高かったのが「FIFA 19」。ゲーム内容はもちろんグラフィック面も重視される海外で、グラフィック半端ないといった意見が。確かにプレイ動画なんかを見ていると不気味なくらいにリアル。


中でもアクションアドベンチャー「A Way Out」は非常にユニークな作風で、監獄の中で知り合った主人公2人が脱獄し、生まれたばかりの赤ん坊と妻に会いに行くというもので、ローカルやオンライン上でフレンドを探して、一緒にプレイすることが必須になっているのだとか。ハードルが高いと思いきや、このタイトルを購入するとなんとまるっと一本本作のダウンロードコードが発行され、知人へ譲渡することが可能。テーマも試みも斬新。

ただし、残念ながら日本におけるローカライズは現在予定なし。

2位:セガ


お馴染みセガが2位。直近のタイトルとしては旧作のテイストそのままのアレンジが施された「ソニックマニアプラス」 が、メタスコア91点、移植作ベースのタイトルとしては異例の高得点。


また、小さな町病院から巨大な大病院にする病院経営シミュレーションゲーム「Two Point Hospital」も高い評価。死や病気といったデリケートな描写や表現は全体的にマイルドにされている模様。倫理面の制限か、現在日本語へのローカライズは予定なし。

1位:カプコン


栄えある第1位はカプコン。特に評価されているタイトルは「モンスターハンターワールド」。この作品が登場するまで、モンハンが流行っているのは日本だけ、という印象がありましたが、いつの間にか世界で親しまれるビッグタイトルに。


加えて評価が高いのが「大神 絶景版」。日本の八百万の神様が題材となり、和のテイスト全開の本作が評価されるということは、日本人にとっても喜ばしいこと。

以上、海外大手レビューサイト「Metacritic」の2019年度の評価でした。

日本では馴染みの無いタイトル、配信されていないタイトルもまだまだ多く、「龍が如く」ならまだしも、海外ではまさかのソニックが飛び抜けて評価が高かったり、同じタイトルであっても国内外で印象は大きく違ったりもします。

そして、1位、2位とツートップを走っている日本の企業もまだまだ人気。惜しくもランク外となってしまった日本企業もぜひ巻き返しを図っていただきたいものです!

順位社名メタスコア平均
1位Capcom79.3
2位Sega78.5
3位Electronic Arts77.5
4位Nintendo76.4
5位Ubisoft73.7
6位Sony71.8
7位Square Enix71
8位Bandai Namco Games71.8
9位Digerati Distribution69.9
10位NIS America69.5
11位Plug In Digital69.4
12位Focus Home Interactive69.8
13位THQ Nordic64.4

※メタスコア平均は2018年に発売されたタイトルが対象。順位については同サイトで独自の係数がかけられた総合得点で付けられており、メタスコア平均にて算出されたものではありません。

METACRITIC’S 9TH ANNUAL GAME PUBLISHER RANKINGS

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