PSVRで一番面白いかも…「ASTRO BOT:RESCUE MISSION」クリア後の感想。10の魅力を挙げてみる。


周囲の評判があまりにも良いので思わず購入したPSVRの360度全方向アクション『ASTRO BOT:RESCUE MISSION(アストロボット レスキューミッション)」

衝動的に始めてみましたが、なんだこれ、すっげー面白い…。並行してプレイ中だったどのゲームもそっちのけで没頭。1日1〜2時間コツコツと続けて終始飽きることなく1週間ほどでクリアしました。

一体何が面白かったのか?整理しつつ、その魅力を10個挙げてみようと思います。

家中を宝探しする感覚!

土台の下を覗き込んでいます

本作の主要な楽しみ方のひとつが、散り散りになった仲間ロボットをステージ中探し回る探索要素。土台の下を屈んだり後ろを振り向いてみたり、上下左右、壁の脇から顔を覗かせたりしながらロボットや隠しキャラクター、あるいは仕掛けを探して回ります。実際クリアするだけであれば必死になって探し回る必要はないのですが。

家中宝探ししているような感覚。「こんなところに!」みたいな発見。顔を覗かせて探すのって、単純に楽しい。

誰が考えついたんだ…?仕掛けが楽し過ぎる

私自身ゲームの遊び方には正直保守的で、ジャイロセンサーなどコントローラーの機能を活かした遊び方はそこまで好きでもなく。なんなら物理ボタン一発でシンプルに遊びたいと思っています。ところが本作ではそういった新しい遊び方が不思議と苦にならなず。

手裏剣を投げたり、ガトリング砲をぶっ放したり、コントローラーのスピーカーから出る効果音や振動は妙にリアル。逆に気持ち悪い程、良い意味で!特に手元から放水する時は不思議と尿意すら沸き上がってくる生々しさ。もう動かしているだけでニヤニヤします。

ロボットがウザ可愛い!

ロボット達がとにかく可愛いです。手元のコントローラーに飛び込んで来たり、妙に艶かしく腰を振って踊ったり、水中ではプレイヤーのヘルメットに張り付いて邪魔をしてきたり、とイラッとくるウザさがあります。うん、可愛いというよりウザい。

でもその毒っぽさもまたいい。これは新たなソニーの看板キャラクターになるのでは。そしていつしか、あってないようなストーリーの先、エンディングではこいつとの旅を思い出して、こみ上げるものも。なんだこの名残惜しさは。

映像が凄過ぎる…。

一見デフォルメされたキャラクターによる抽象化された世界かと思いきや、空は夕焼け(朝焼け?)が煌めいていたり飛行機雲が走っていたり。何より水の表現が本当に綺麗。水の表現で言えば、水中に潜る時なんかはリアル過ぎて緊張感が凄い。

このリアルとデフォルメとのコントラストが楽しい。ゲームそのものはもちろん楽しけれど、雲や水面など背景の移ろい行く様は、その場に立ち止まってずっと眺めていたくなるほど。

VR特有の疲れが少ない。

1日1〜2時間ずつ健全に?プレイして来ましたが、ヘッドセットの物理的な重さは感じるものの、酔いから来る疲労感、倦怠感はほぼゼロ。

個人的にはVR耐性はある方です。それでも、初めて遊ぶゲームは15〜30分で小休止を必要とされるソフトも少なく無い中、目まぐるしく動き回る本作の画面で、全くと言って良いほど疲れないことに感動。
※個人差がありますので体調にご注意ください。

高低差や奥行きに違和感がない。

たとえばVRではない平面のゲームにおいても、マリオ64のような箱庭3Dアクションは奥行きと高低差が加わることで、距離の取り方や足場の確保が難しかったりします。ところが本作は想像以上に違和感なく距離感を掴めることに驚き。

ホバーで着地位置をある程度見極められるのはもちろん、四方八方から飛んでくるミサイルの間や入り組んだ足場も違和感なく駆け抜けることができます。

豊富なアトラクション!貸し切り遊園地で遊んでいるみたい!

ステージが進む度に登場する新しいアトラクションによって、終始興奮冷めやらず。

この際はっきり申し上げれば、ディズニーランドとかです。ディズニーランド中のアトラクションを一人で贅沢に駆け回っている感じ。スペースマウンテンに乗り、カリブの海賊で揺られ、ホーンテッドマンションから落下し(それはシーか)。もう遊園地です。しかも貸し切り状態!

おまけ要素も豊富!

ステージ上で探すのは仲間のロボットだけではなく、スペースカメレオンというこれまた洒落た生き物。背景に擬態したこのスペースカメレオンを見つけると、ミニゲームが追加されます。ミニゲームはステージの数だけ存在するので、全て集めるとなれば相当な時間楽しめそう。

そして、ステージ中で集めたコインを使って遊べるガチャガチャ。宇宙船の中に設置できるオブジェで、手にとって色んな角度から眺められるわけです。もちろんゲーム本編には全く役に立たず。が、このしっかりと作られた本編の隙間にある作り手の遊び心に好感が持てます。

テンポ、ユーザービリティが良い!

サクサク遊べるしロードも短い。結果、コントローラーに触って遊んでいる時間が長いです。

特にVRの場合はヘッドセットの準備や待機時間でじわじわと体力を消費しがち。重たいヘッドセットを装着したままロードをボーっと待つことも無く、サッと準備してサッと開始できるのはとても良い、快適。

本編のボリューム、構成が程よい

本作のクリア時間は約10時間と適度。いや、ボリュームが多くても嬉しいんだけど。もしこれがクリア時間100時間越え!とかだったら、いくら楽しくても実際体にかかる負担を考えると少し躊躇するかも。けれど、この1ステージ毎にキリよく毎日少しずつ遊べる構成が我々社会人にも嬉しい。

ちなみに程よいボリュームはあくまで本編。オマケ要素やロボットを探し回るとなると、それは相当なものになりそう。

そのほかにも、家族や知人にも勧めやすい、 BGMが良い、コスパが良い、ボス戦白熱、トロッコなど乗り物が楽しい、など、正直大小良いポイントは書き切れない。もしもこの先「PSVRを買おうと思うんだけど…」という知人が現れたら、いの一番にこの作品を勧めよう。この作品に出会えて良かった、やっとVRの時代が来た!

この記事へのコメント

  1. アストロボットの没入感、臨場感が凄すぎて
    これから遊ぶゲームが平凡に見えるかもしれませんね それほどまでの衝撃でした
    続編でたら200%買う

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