PS4「SEKIRO(隻狼): SHADOWS DIE TWICE」プレイ中です。ここのところデビルメイクライVや敢えてのレトロゲームなどに寄り道ないし積み残しの処理をしていたため、周囲に大きく遅れを取っております。がしかし、こんなに面白かったとは。
現在のプレイ時間は約20時間。未だ結末は見えておりませんが、今年に入って購入した新規タイトルの中でも既に最高かもしれません。同じくフロムの死にゲー代表「ダークソウル」シリーズもいくつかプレイして来た身として、このSEKIROのどこが面白いのか?ネタバレを極力控えてレポートです。
私(管理人)
1979年生まれ
男性
既婚(娘5歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
直前までプレイしていたデビルメイクライV(3周目)はハードモード(サンオブスパーダ)までクリアし、さらに上位のダンテマストダイでギブアップ中。基本は俺TUEEプレイが好きだけど、発売後1ヶ月でクリア人口わずか100人前後のロックマン11のハードなモードをクリアしたりと、やればできる子だと自分で思っている。思っているだけで、諦めることも少なくない。そんなノミの心臓を持つ私は果たしてSEKIRO楽しめるのか?
難しさと達成感の幅はダクソ以上!
まず難易度について。散々世間で言われている通り、激ムズ。正直ダークソウルよりも難しい印象。開始当初は「ダークソウルと同じくらい難しいんだろうな」程度に考えていたし、何なら死にゲーに慣れているので慎重を重ねれば想定の範囲内だろうと高を括っていました。
が、それは大いなる勘違い。
むしろ、ダクソをプレイして来たにも関わらずこのざまかと完全に自信喪失。
一番最初のチュートリアルにあたるボスですら20〜30回程倒されました。ボスだけじゃない、雑魚ですら平気に倒される。もう日本で一番ヘタクソなんじゃないか?実際ヘタクソなんだと思う。
だけど、回数を重ねる度に少しずつ与えるダメージが確実に増加。やっとの思いで倒せた時の感動はその辺の連打ゲーでは味わえないものがあります。SEKIROの楽しさは、このプレイヤー自信のスキルの成長に他なりません。
そんな状況を同じくSEKIROプレイ中の知人にぼやいたところ、「SEKIROは学習意欲、分析をちゃんとしながらできるプレイヤーじゃないと先に進めないですよね」とのこと。納得だけど、そういう小難しいことじゃないです。「絶対負けねえ!」という強い意志があればなんとかなる。
事実私はJRPG大好きですが、大半のゲームはレベルを上げれば誰でもいつかは倒せるわけで。そこに頼らず技術を磨いて相手の動きを見極め、創意工夫を凝らして倒す。このプレイヤー自身の成長こそが本作の楽しさの本質。ダークソウルよりも難しい分、ボス撃破後に押し寄せる達成感がまた凄い。
職人芸とも思えるゲームバランスの一方、容赦無い難易度に不安…?
一方で正直心配になる自分も。
我々のように何度も倒されては攻略の道筋を覚える「死にゲー」との向き合い方を知っているプレイヤーであればある程度の覚悟やある種の割り切りができるけれど、「なんかやってる人も多いし楽しいみたいだから買ってみよう」という軽い気持ちで始めるプレイヤーの方は、1万円近くも払ってとんでもないものを摑まされたもんだとガッカリしてしまわないかしら?いや、余計なお世話なんでしょうけども。
事実トロフィーの取得率を確認してみると、なんと一番最初のボス撃破率が6割。つまりこの時点でプレイヤーのうち4割は離脱している可能性が。
買ってから今に至ってその攻防を楽しんでいるのかもしれないけれど、プレイ開始からそう長くはかからないことを考えると、その多くは単純にボスが倒せずに詰まってしまっていると考えるのが自然かもしれない。
スキルを強化したからといって、これまで倒せなかった相手にあっさり勝つなんてこともできないわけで。ましてやダークソウルのようにオンラインでフレンドに手伝ってもらうこともできない。
つまり何が言いたいのかというと「こりゃ自分に合わない」と早々に進退を見極めてしまったプレイヤーがいるようであれば、もう少しだけ続けてみて欲しいなと。
一度前のプレイよりも相手に与えるダメージは少しずつ増えているかもしれない。その積み重ねで私もくじけそうになりながらやっとこさっとこ進んでいますよ!
ダークソウルと比べてどっちが面白い?
引き合いに出されるのが同じくフロム製の「ダークソウル」シリーズや「ブラッドボーン」などの死にゲー高難易度アクションですが、ダクソをプレイした私としては、思っていた以上に別物という印象でした。
なんなら「ダクソみたいなフロム製ゲームがまた出る!」みたいな気持ちで楽しみにしておりましたが、違った意味で裏切ってくれました。
で、どちらが面白いか?と言われると、これまた難しい。強いて好き嫌いを申し上げるとすると、SEKIROを選ぶかもしれません。スタミナに似た位置付けの「体幹」ゲージを増やして体勢を崩して忍殺、これまでのヒットアンドアウェイアンドアウェイの弱腰プレイが通用しなかったり。
ダークソウルはタイトル通りとにかくダークファンタジー感が強く、ストーリーはこう哲学的であり観念的、精神的な世界。対してSEKIROは和風でかなりヒューマンドラマ的な部分も多く、ストーリーが良い。
あーでもとか言いながらもダクソのRPG感も好きなんですよね、レベルをコツコツ上げて装備を揃えていく感じの。本質的な楽しさの他にもグラフィックや演出も凄く綺麗。そしてまだまだ中盤、このモチベーションを維持したままクライマックスまで進めるのか?
引き続きプレイいたします。