[画像あり]Switch横スクアクションRPG「モンスターボーイ 呪われた王国」をプレイした感想!


セール期間終了間際でSwitchの「モンスターボーイ 呪われた王国」を購入しました。同作の発売日は2018年12月4日でしたが、一年越しでやっと!

株式会社ウエストンビットエンタテインメント社が開発するワンダーボーイ、モンスターワールドシリーズの流れを汲み、設立者である西澤龍一氏が手がける同作。シリーズが大好きだった私管理人ですが、結論から申し上げると、人気シリーズの後継作としては大成功例なのではないか?と感じる素晴らしい作品でした。本作が発売された当時、完全版商法に踊らされずにこちらを先にプレイしておくべきだった!

管理人のモンスターボーイシリーズとの馴れ初めについて。

私が今回のモンスターボーイを語る前に、私のモンスターワールドとの馴れ初めについて。

それは30年以上も前、友達の家だったかゲーム屋さんの試遊台だったか、その昔PCエンジンで発売され、システムはそのままでグラフィックをビックリマン仕様にした同じくウエストン社開発の「ビックリマンワールド」が始まり。

敵を倒して獲得した通過でより強力な装備品を獲得して付け替えることで、アクションの幅が広がる育成要素に感銘を受けたものでした。

その後ゲームギアの「モンスターワールドⅡ ドラゴンの罠」を購入。過去に感銘を受けたビックリマンワールドと同じ楽しさを自宅で、しかもポータブル機で遊べるようになったこともあって、ゲームギアの中でも特に思い入れのある一本でした。

その後2018年にリメイクされたのが「Wonder Boy: The Dragon’s Trap」。これもまた凄くて、オリジナルであるモンスターワールドⅡドラゴンの罠とこのリメイクそれぞれのビジュアルとBGMをLRボタンひとつでいつでも切り替えることができる画期的な仕様。楽しさはもちろんあの頃のまま。リメイクのお手本的一本。

あのモンスターワールドシリーズの楽しさそのまま!映像表現がいちいち楽しい!

からの完全新作である今回の「モンスターボーイ」にはとても期待がありましたが、結論としては最高です。

今風に生まれ変わったグラフィックは滑らかにグリグリ動きます。

舞い散るタンポポの綿毛、木漏れ日や光の乱反射、フォーカスの合わない木のシルエットなど、キャラクターだけではなく、ステージ上の背景やオブジェクトなどの細かい演出は、見ていていちいち楽しい。

ステージの仕掛けで多重スクロールする背景後方に見える離島に飛ばされ、遠く小さく見えるその場所でキャラクターを操作する、みたいな遊び心も。ニヤニヤします。


基本的なシステムはモンスターワールドそのまま。ステージ上で様々な能力やアイテムを見つけたり、集めた資金で新たな効果を持つ装備品を購入したり。鍛冶屋で強化するという新たな要素もあります。

行き止まり…?と思って、変身するモンスターの能力を使ってみると、新たな道や隠し扉、宝箱が…!というシリーズならではの探索要素も豊富。

モンスターワールドシリーズと比べて、全ての表現が向上!

モンスターワールドと比べて、当時のファンとしても全ての表現が向上していると思います。

当時は容量の問題でなかなか詰め込めなかったであろう仕掛けがこれでもかというほど散りばめられています。パズル要素や敵の倒し方のギミックがとにかく奥深くなって、攻略した時の感動は当時のモンスターワールドとは比べ物にならないほど。

そんな仕掛けのバリエーションはボス戦にも活かされ、どうやって倒すか、どの能力を使うかをプレイヤー自身で考えて攻略するのが楽しい。オリジナルであるモンスターワールドシリーズではややワンパターンだったボス戦とは全く異なり、かなり難易度が高いです。攻略した時の感動もひとしお。

意外性のある演出も秀逸。

少しだけネタバレしてしまうと、巨大なボスとのバトルが始まった!と思ったら、そのボスは一撃で倒れてしまい、中から小さなモンスター(本当のボス)が…。みたいな、プレイヤーをおちょくるような遊び心がそこかしこにあります。

NPCもどこかシニカルで毒があって、憎めない。

そして、とにかくBGMが凄く良い。

古代祐三氏、桜庭統氏や山根ミチル氏といった錚々たる顔ぶれの名サウンドクリエイター勢が参加しているのだそうな。モンスターワールドのあのBGMが、サックスありアンプラグドありエレキギターあり、生音でジャジーにポップにアレンジされているほか、新しく書き下ろされたものもどれも捨て曲無し。その証拠に、インディーズ名義でありながら某ゲーム音楽ランキングサイトでも2018年発売のゲームにノミネートされているほど。立ち止まってずっと聴いていたい。

モンスターボーイの不満点は?

不満点は特になし!

キャラクターのテキストで誤植が散見されたり、本来は再生させたかったであろうコードのようなものが出てきてしまったりと大味な部分はあるけれど。ゲームに支障があるわけでもないし、個人的な贔屓目評価もあるのでしょうが、そういった大味な部分すら可愛らしく感じてしまいます。

もともと海外メインで作られて日本語へローカライズされたのか、文章表現にはいかにも海外らしい独特の言い回しがあります。これも可愛い一方まどろっこしい言い回しもあるので、ストーリーが頭に入ってこなかったり、新たに獲得したアイテムや能力の効果説明すら理解しづらかったりはするけれど。愛嬌で片付けられるレベル。

似たゲームは?こんなゲームが好きな人にはおすすめ!

本作は往年の名作であるモンスターワールドシリーズの遺伝子を持った作品なので、新たに得た能力を活かして次に行くべき道を切り開く系のメトロイドヴァニア好きはまず損はしないかと。

メトロイドヴァニアと申し上げましたが、経験値、レベル性による成長ではないため、RPG要素はメトロイド以上キャッスルヴァニア以下。スキルやレベルに頼らずプレイヤー自身の腕前に依存するアクション性はもあって、可愛いビジュアルに反して難易度もそれなりに高め。

また、変身したキャラクターや獲得した能力を中心に構成されたステージや、くまなく探索する中で能力やアイテムを新たに獲得する進行は、ちょっとゼルダっぽさも感じます。経験値を獲得して強化するレベル概念ではなく、探索することで得られるアイテムやハートの器などで自身を強化していくあたりとか。

当時のウエストン社の開発メンバーの方々も、本当はこういう世界観を表現したかったのかな?ハードの進化に伴って、ずっと叶えたかった遊び心満載の横スクロールアクションRPGがやっと作れた!そんなワクワクが伝わる良作です。おすすめ!


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