間も無く2019年も終わりを迎えます。
上級国民ドライバー暴走による母子死亡事故、京都アニメーション放火36人死亡事件、沖縄首里城の焼失、東日本の歴史的な台風被害、消費税率10%化、そして「令和」への改元、芸能ニュースではピエール瀧容疑者、沢尻エリカ容疑者の逮捕、梅宮辰夫さん、ジャニー喜多川さん、モンキー・パンチさんらの訃報など、2019年も昨年に負けず激動の一年間でした。
ゲーム業界も、PS5の正式発表、昨年からのミニミニブームの流れを汲みメガドラミニのリリース、SwitchのスーファミOnline運用開始、ドラクエ映画化(と、大コケ)、位置ゲードラクエWALK開始、任天堂アメリカ社長「レジーコング」の退社といった大きなニュースがありました。
昨年同様締めくくりとして今年を振り返り、2019年に発売されたゲームのうち私スキあらばGAME管理人が実際にプレイした中で楽しかった10タイトルを挙げさせていただきます。
2018年ランキングはコチラ
※2日に分けての公開となります。
第10位:ゼルダの伝説 夢をみる島(NS)
第10位は、9月20日に発売されたリメイク版ゼルダの伝説 夢をみる島。
ゲームとしての面白さはもちろんですが、フィールドのスクロールを除いてオリジナルであるゲームボーイ版のシステムもセリフも隠されたアイテムの場所まで全て完全に一致。一般的なリメイクというのは、今風のシステムに作り変えて新しい切り口で楽しむのが定石ですが、つまり30年前に30年先でも楽しめるゲームを作っていたというのだから、任天堂、ゼルダの伝説の底力、ポテンシャルに驚かされます。
一方でクリア後ややり込み要素などはややあっさりしていて、ボリュームについては少し物足りない気も。ただ、常日頃積みゲーに追われ、サクッと終わらせられるのもそれはそれで有難い私管理人ですし、忙しくてなかなかゲームをする時間が持てない忙しいビジネスマンの方、それこそ当時ゲームボーイでオリジナル版をプレイしていた年代の方には丁度良いかもしれませんね。
第9位:CUPHEAD(NS)
第9位は、4月18日にSwitch版へ配信開始された横スクロールアクションのCUPHEAD(カップヘッド)。
最初に発売されたのは2017年ですが、Switchへ移植されたのが今年。古き良きカートゥーン調の独特のビジュアルで気になっていましたが、基本はボス戦集のような構成で、可愛いキャラクタービジュアルに反して難易度は激高。
相手によっては運に頼るほどの難易度でしたが、ボコボコにされては「こんなバランス悪いゲーム全然面白くない!」とキレ散らかしても、なんかすぐにまたコントローラーを握ってしまうもんだから不思議。そして、このアニメーション表現を形にする開発勢のセンスにも驚き。側から見ているだけでも楽しめそう。
第8位:ロマンシング サ・ガ3(NS/PS4/Xbox One/Vita/PC/SP)
第8位は、11月11日に配信開始された、リマスター版ロマンシング サ・ガ3。
オリジナル版はかれこれ25年も前の作品なので、本来この2019年発売タイトルに加えるべきか迷いましたが、今の時代に合わせてイベントや諸々の微調整がなされているのと、結果的に長時間プレイしていたのでご紹介。購入したのがスマホ(iOS)版という環境も手伝って、通勤中や布団の中など場所を選ばずせっせとプレイしていました。
イベント微調整の中でも特に印象的だったのが、なんと言ってもキドランドの町長イベント。若干の修正が入り、多少は報われたプレイヤーも多かったのでは。その結果はこちらの記事をご覧ください。
閃きだのフリーシナリオだのシリーズの楽しさはもはや紹介不要。名作は何十年経っても楽しい。
第7位:エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(PS4)
第7位は、1月17日に発売されたエースコンバット7 スカイズ・アンノウン。
発表から度重なる発売延期を経てやっとこさリリース。ところが実際に発売されてみると、ストーリーが面白くないだのバランスが悪くて難易度が高すぎるだの酷評が相次ぎました。幸い私は本作にあまり感動的なストーリーは求めていませんでしたが、「根本的に遊び方が違うのか?」と思うほど、世間で言われている通り、確かに難易度が高かったかも。
私管理人はあのエスコンがPSVRで楽しめるという目的だけで購入。過去作との違いや良し悪しは置いておいて、戦闘機でのドッグファイトがバーチャルで楽しめること自体に感動したし、何度もの調整を経てこれを作り上げてくれた開発には尊敬と感謝の念に堪えません。最初にあの空母から飛び立つ瞬間のドキドキや、飛び立ったあとにコックピットから海を見下ろした時の感動も印象に残っています。
かなり酔ったけれど!
第6位:デビル メイ クライ5(PS4)
第6位は、3月8日に発売されたデビル メイ クライ5。
個人的に最も好きなシリーズの一つですが、ステージごとに決められた3人の主人公を操って進めていくという新しいスタイルに、使い慣れたキャラクター以外の操作に不得手、不自由さを感じるのでは…?と不安がありましたが、3人全員楽しい。この手の主人公切り替えゲームはいくつもプレイしてきましたが、こんなプレイアブルキャラ全員の操作が好きだと感じる経験は初めて。ダンテはもちろんネロもブイもそれぞれスタイルは全然違うのに、どれも爽快感抜群で雑魚はボッコボコ、ボスはそれぞれの特徴を活かした戦い方で体力ゲージをジワジワ削っていく。
と言いつつ身も蓋もない話をしてしまうと、ゲームそのものの楽しさなんてのはこのシリーズではどうでも良いのかも。デビルメイクライ5とシリーズの魅力は、なんと言っても男臭いドラマとその演出。それぞれ美形キャラなのに、その振る舞いたるやどちらかというと割とお下品。だけど、気のおけない仲間たちと阿吽の呼吸で立ちはだかる障壁を切り抜ける。そして全員超強い。そんな男の憧れが全部詰まっている。未プレイなメンズは全員やるべし。美形キャラ好きな女子は、あまり期待しない方がいいですよ。皆熱苦しくて品が無いので。
本作は世代交代というターニングポイントを迎えましたが、今後の展開も楽しみ。10年近くも待った甲斐がありました。