「バディミッションBOND」どんなゲーム?似たゲームは?


突然ですが、アドベンチャーゲームが苦手です。

あれはかれこれ35年近く前、初めてファミコンの「ポートピア連続殺人事件」をプレイした時のこと。

うおーと飛び跳ねて敵を倒す分かりやすいアクションとは違って、ストーリーや状況から推理をしなければならないアドベンチャーは、ピンポンダッシュや虫採りに夢中だった小学生当時の私にはそのゲーム性など理解できるはずもないし、なによりことあるごとに死体のあった書斎を横切らなければいけないという恐怖に、ジャンルそのものに抵抗感を抱いていました。

が、時は経ち、私も大きくなりました。

今なら場の状況を理解することくらいはできる。合コンに行けばサラダをよそうし、薄毛の人の前では髪の話もしなければ紙の話もしないよう心がけられるようになりました。

前置きは長くなりましたが、Switchの「バディミッションBOND」が話題です。

今アドベンチャーゲームってどんな感じになっているのか?体験版で大変恐縮ですが、体験版でありながら3〜4時間はプレイできる大盤振る舞いだったため、プレイした感想や似たゲームについてご報告です。

少年漫画的なノリがありつつも、次が気になってしまうシナリオ。進行もサクサクで、手詰まり感低めで遊びやすい。

さて、アクションもRPGもシューティングも、キャラものであれば格ゲーだって好きな私がどうしても苦手意識を払拭できないジャンルがアドベンチャー。

子供ながらに感じた不気味さ。この部屋を通過するのが本当に嫌だった。

ポートピア以降、好き好んでプレイせず。

記憶で言えば、ポリスノーツ、レイトン教授、逆転裁判、ダンガンロンパ、街、428〜封鎖された渋谷で〜とか。Detroit Become Humanなんかは滅茶苦茶楽しかった。サウンドノベルで言えばかまいたち、弟切草からチュンソフト製いくつかと結構やっていることに気づいたので、舌の根も乾かぬうちに、やっぱり結構好きなジャンルなのかもしれません、アドベンチャー。

もちろんアドベンチャーと一言で言ってもだいぶ幅広いのですが。

またまた前置きが長くなってしまいましたが(歳を取った証拠ですね)バディミッションBOND、実際にプレイしてみると、ポートピアとは全然違って詰まることもなければとにかく進行や展開にスピード感があってサクサク。アニメ、動くマンガ見てるみたい。

あと、BGMがジャジーでかっこいい。

主人公は元孤児の警察官ルーク。

妻を亡くし、自分を養子として育ててくれた自分にとって憧れでもあった養父エドワードを亡くし、彼と同じ警察官を志す。

キャリアを優先させる同僚からは見下されつつも、目先の民の安全を優先させる、正義感の強い男。ヒーローの生い立ちとして100点。

そのルークが、とある誘拐事件をきっかけに、世界中で行脚している怪盗ビーストのアーロンと手を組むことに。いわゆるバディ系のドラマで、相棒とかそっち系が好きなら楽しそう。

ただし、屋根に飛び上がったり、主人公たちの肉弾戦がめちゃくちゃ強かったり、かぎ爪の武器を振り回すアーロンと同行したりと、ちょっと実社会の警察官からはかけ離れた少年漫画的な非現実性はあるけれど、真っ直ぐな心で見ると楽しいシナリオ。

パートは今起きている事件の情報蒐集や、映像から証拠やヒントを探す捜査パート、証拠を集めてルートを開放したらいよいよ敵陣へ赴く潜入パートで構成されている。

それぞれで正しい行動や選択を繰り返すことで、キャラクターのエピソードが解放。シナリオをより深く知ることができるように。基本的にはクイズ形式の選択肢に回答していくので、ポートピアみたいにどん詰まりしてしまう心配も無し。私のようなアドベンチャーに苦手意識のある人でも安心。

バディミッションBOND、似たゲームは逆転裁判?

最初のプロモーション映像だけだとどんなゲームでどんな楽しさなのか?ちょっと掴めなかったけれど、実際にプレイしてみると、様々なキャラクターたちとしてきた会話の中に隠されたヒントから正しい選択をすることでストーリーが進んでいったり、事件の解決ルートが開放されたりしていく、といった内容。

分岐は体験版をプレイした中では特に無さそう。

また、ルートを開放したら現場へ潜入し、待ち構える敵組織と戦闘になることも。ここでQTEのような簡単なアクションも発生。

似たゲームは、強いて言えば逆転裁判かな。

探偵パート、捜査パート、法廷パート、対決パートといったパートに分かれてストーリーを進めていく。逆転裁判は一つ一つが割と独立したシナリオなので、キリ良く終わらせることができたけれど、このバディミッションBONDはストーリーに繋がりがあるので、次が気になる気になる。

そして、逆転側には対決パートがあるけれど、一方のバディミッションには「潜入」という概念があるので、クライマックスの緊迫感はそれぞれ別の良さがある。

もう寝ないと明日に支障をきたすが…

このバディミッションBONDに限らずアドベンチャー全般に言えることだけど、ストーリーに興味を持てるかどうかが鍵。数多のアドベンチャーを楽しんできた身としては、次が気になるストーリーだったので、ぶっ通しでプレイ。

あと、キャラが皆揃いも揃ってイケメン、ビジュアル的にはこれは完全に女子受けを狙った感がありますね。メンズとしてはもっとこう男くさくて渋みがあるくらいでも良いんだけどね。現場では暴君としても有名な水谷豊くらい。

体験版ではまだまだ本当の楽しさが味わえないらしい!

長々と体験版を楽しませていただいたのですが、今後仲間が増えて、誰をバディ(相棒)に選んで操作をするか?自由に組み合わせることで、各シナリオの攻略方法が変わっていくのだそうな。

俺とお前のふたり鷹的な組み合わせが何通りも楽しめるというのは男の憧れ。

とにかく、体験版ではこの主人公二人が出会ってから怪盗ビーストも恐れ、ルークの義父エドワードも殺された組織DISCARDの存在が明らかになってきたり、この先どうなっていくのか、気になる。しかしここまで長く体験版を遊ばせておいて、先はお預けとは、なかなか任天堂様もお人が悪い!(だから体験版なんですね)

体験版からの引き継ぎもあるらしいので、これは積みゲーの消化度合いでは買う価値あり。せっかくニンテンドーカタログチケットの対象ソフトでもあるわけですしね。

 

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