「ダークスター ワン Nintendo Switch エディション」RPG的サイクルで機体を強化するフライトシューティング!


カリプソメディア様にご紹介いただけました「ダークスター ワン Nintendo Switch エディション」。

銀河交易シミュレーション!これはポートロイヤルやトロピコシリーズなど同社お得意の箱庭型シミュレーションの宇宙版か!?

と思い実際にプレイしてみると、なんとフライトシューティングじゃないですか!Switchってフライトシューティングがそう多く無いのでこれは嬉しい。しかも戦闘と強化のサイクルは我々も慣れ親しんだRPG的で、癖も少なく我々日本人には遊びやすい。時間をかけただけ強くなっていくこの感じ、たまらん。

どんなゲーム?育成、強化、ドッグファイトのサイクルはRPG的!

このダークスター ワン、実は2006年にPCで発売されていて、STEAM版では実は9割以上のプレイヤーが非常に高く評価していて総評として「非常に好評」となっている人気作。

銀河交易シミュレーションと言ったものの実際にプレイしてみるとドッグファイトのアクションパートがメイン。フライトシューティング要素好きにはたまらない。

クエストをこなしたり星域に現れる海賊をドッグファイトで倒したりして貯めた資金で自機や武器をガンガン強化。また新たな星系へ進むサイクルは、我々日本人が慣れ親しんでいるRPG的で遊びやすい。

異なる種族の人間たち(地球人だけではなく、異星人も含む)が星系間を瞬時に移動する技術を持つ未来が舞台。主人公ケイロンは、自身の操縦する超高速戦闘機「ダークスター ワン」の開発者である父の死と宇宙文明の謎を解き明かすため、銀河系の宇宙を飛び回る…というストーリー。スタートレック感!

ストーリーに沿って新たな宇宙域に向かい、辿り着いた星系を解放しながらさらに行動範囲を広げていく。

計画的に自機をカスタマイズし、最短ルートでストーリーを進めるもよし。行く先々で受けるクエストを片っ端からこなして資金や強化パーツを集めてガシガシ鍛え、より強い相手に挑んでから無双しながら行動範囲を広げる無双プレイもよし。こうした自由度こそ、洋ゲーの醍醐味。

武器、弾、機体、スキルなど強化やカスタマイズの幅が広い!

そんな自機のカスタマイズも幅広い。

メイン武器はレーザー、レールガン、ミサイルなどから選択。ミサイルは弾によっても追尾性や爆発時の有効範囲など特徴も異なり、相手によって使い分けも楽しい。そして自動砲撃してくれる「タレット」が装着でき、一度に攻撃できるターゲットや手数が増えた時に噴き出すドーパミン。たまらん!SF最高!

一気に複数の敵に攻撃できる爽快感(画面では伝わりづらいのが悔しい)

武器の他にもシールド、コンデンサ、ジェネレーター、アフターバーナーなどによって耐久性、機動性、速度など機体の性能を高めたり、輸送(後述)に使うコンテナや輸送に使うドローンを強化することでより多くの資源を一度に輸送することで資金調達をし易くしたり、自分好みに強化可能。このマシンのカスタマイズ感はどことなくフロントミッションっぽさも感じた。メカいじり最高。

よりレベルの高い装備品を装着するためには、行く先々の星系で発見できる希少素材「アーティファクト」を使って船体、ウイング、エンジンそれぞれをアップグレードし、装着できるパーツのスロットを増やす必要がある。

機体に備わっている「プラズマキャノン」もアーティファクトでアップグレード可能。これによって被弾時のダメージを軽減させるシールドを強化したり、敵ターゲットのシールドを破壊しやすくしたり、相手の攻撃や動きを妨害したりといったパッシブなスキルの強化要素もあり。

特定の特徴を活かしたピーキータイプにするもよし、汎用性の高い万能型にするもよし、プレイヤーの好みで如何様にも機体をカスタマイズ可能。

ゴリゴリ強化して戦うドッグファイトが楽しい!

メインとなるドッグファイトはやっぱり楽しい。

さて、私も多くのフライトシューティングをプレイして参りました。VRでその、なんと言いますか粗相もございました。そんなフライトシューティング好きの私としても、本作のドッグファイトは満足の出来。

伊達にゲロ吐くまでエスコンとかやっていないぜ!

減速旋回して背後を取ったり、ロックされたら急速旋回してレーザーやミサイルを避けたり…といった基本的な操作感も、これまでの名だたるフライトシューティングゲーに全く劣らない。

特徴の異なる「機体を選択」できるゲームは多いけれど「強化&カスタマイズ」できるものはそう多くないので、特定のミッションがクリアできなかったら拠点に戻って練り直すというトライ&エラーの楽しさが備わっている分、このジャンルの中でも特に面白く感じた。

ガチめなドッグファイトの経験がなくても、一度拠点に戻ってクエストで経験や資金を増やし、武器や機体をじっくり強化することで、ついさっきまで全然勝てずにいた相手にも勝利の可能性を広げることができるのだ。「もう俺にはムリ…」で投げ出す必要も心配もなし。

手探りも1時間ほどで把握し、止められないサイクルに突入!

一通りの進め方を理解するまでには若干手探り感もあり。小一時間程度試行錯誤した。

例えば、「交易」はあまりチュートリアルで語られることは無かった。要するに各星系で有り余る商品を安く仕入れ、不足しているエリアで高く売る、というサイクルで資金を増やすということね。卵を隣町の西友で安く買ってきて、ホットケーキミックスは駅の反対側にあるイトーヨーカドーで買うみたいな話か。違うな。とにかく、そんなアホな私でもすぐに理解できたのだった。

安く仕入れた商品は自動的にコンテナに入り目的地までフライトで輸送、到着した先の星系で高く売れば利益がジャブジャブ稼げる。ただしコンテナには容量もあるため、一度に輸送できる量を増やすためには限られた強化資材を武器ではなくコンテナのアップグレードに充てる必要がある。クエストで稼ぐのか公益で稼ぐのか?悩ましすぎる。しかし悩んでる時間が楽しい。

稼ぐためには清く正しく依頼を受けたり商売したりではなく、時にはコッソリ禁止商品の密輸をして大きな利益を得たり…つまり悪の道へ手を出すことも可能!

帝国の警察や民間組織にいきなり発砲することもできる。繰り返していると「犯罪者」となり、行く先々の星系でお尋ね者になり攻撃を受けることになってしまう。

私なんてのは大変気が弱い上に典型的なエリクサー症候群でして、全く悪の道に進む勇気が持てずにおります。犯罪に手を染めてみたい。(これは語弊があるな)一度だったかセーブせずに犯罪者になったところ、フライト中に海賊から声をかけられて「おい兄弟、俺の仕事を請け負わないか?」なんて受けたことがある。これはこれで楽しそう…いかんいかん。みたいな葛藤に苛まれる。

もうひとつ迷ったのが、ファストトラベルである「亜空間ジャンプ」。

マップから一度訪れた星系に一瞬でワープできるのだけれど、既に解放した星系にも関わらず移動できたりできなかったりする。なぜだ?

と思ったら、マップに自機周辺に表示されている円が。なるほど、その場からワープできる範囲ということか。赤の枠で囲ったけれど、逆に見えづらくなったかな。

機体の周囲にうっすら表示される緑の線、これがワープ可能な範囲です。

解放した星系であれば一度でワープできるわけではなく、範囲の中でのみ移動していく必要がある。そしてこの範囲すらダークスターの強化によって少しずつ広げることもできるので、これまで行けなかった遠くの星系から星系までひとっとびなんてこともできそう。

こういった手探りも小一時間も弄っていれば把握できる。システムが分かると劇的に面白くなった。強化とドッグファイトが止められずクエストでばかりずっと遊んでしまう。30時間近くプレイしてもやっと全宙域の2〜3割くらいしか踏破できていないことに気づく。凄まじいボリューム。

機体強化ありのフライトシューティング好き、RPG好きにもおすすめ!

ダークスター ワン Nintendo Switch エディション

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