サテラビュー配信「改造町人シュビビンマン零」がSwitchに!クリア後の感想。


先日ご紹介いたしました「改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-」「改造町人シュビビンマン3異界のプリンセス」に続き、Shinyuden様からご提供いただけました、「改造町人シュビビンマン零」。

1989年にPCエンジンから始まった名作横スクロールアクションシリーズで、今回ご紹介する零は中でもスーパーファミコン後期にあのサテラビューから配信されたタイトルで、後に任天堂非公式のスーファミ互換ソフトとしても発売。そしてこの度晴れて公認のソフトとして配信された様子。良かった!

クリア後のレビューです。

アクション快適、テンポサクサク、スーファミ後期発売の完成度。

世界征服を目論むBB団から町を守るために改造人間(町人)シュビビンマンである雷太、あずきを操作してステージを進む横スクロールアクション。

スーパーファミコンのサテラビューで本作が配信された1997年はすでにニンテンドー64が既に発売され、スーパーファミコン時代としては後期。

操作は攻撃とジャンプのみのシンプルな操作でありながら、さすがスーファミ後期だけあってバランスや快適性は洗練されている印象。目の前の敵をパンチや剣でボコボコ連続攻撃して倒す爽快感はベルトスクロールアクションのよう。

攻撃ボタンを長押しして離すとシリーズでお馴染みのシュビビームを射出。相変わらず強力だが空中では撃てず、タイミングが重要。

ステージの進行も回転、移動する障害物、ギミックが多い割にサクサク。

雑魚的を倒したり、撃破後にドロップするアイテムを獲得することで溜まっていくスコアが一定に達すると、体力ゲージの最大値が上がるレベルアップ要素もあり。

そうそう、→↓↗︎でさりげなく昇竜拳出せますよね?これ、隠し要素ですよね!?こういう遊び心もコンプラや規制よりも遊び心が上回っていたスーファミ時代の良き産物である。

ギミック多彩なボス戦が楽しい!巻き戻し機能で繰り返しの練習も可能。

シンプルな操作ゆえにボス戦はプレイヤーの実力と工夫に頼られる。

投げ出しそうになるほど激ムズでもなく、かと言って単調ではない難易度も程よし。動きのバリエーション、サイズ感もバラバラなボスに対してベルトスクロール的な連続攻撃でゴリゴリ相手の体力ゲージを削っていくのが気持ち良い。

ボス戦のギミックも様々。空から降ってくる風船を足場にしたり、飛んでくるロケットを足場にしたり、分裂した2体のボスと戦ったりととにかく多彩。

Shinyuden社お馴染み巻き戻し、早送り機能もあり。巻き戻し機能は直前のプレイにいつでも戻せるため、苦手なボスで練習を繰り返すもよし、倒せない相手にチート的に利用するもよし。

ステートセーブも可能なので、ボス撃破後だろうがステージ進行中だろうがいつでも中断、再開できるのも嬉しい。

コントローラー2台で1画面協力プレイも可能。ついに真の「協力」に!?

シュビビンマン零も過去シリーズ同様1画面で二人同時プレイが可能。現行機で協力プレイ可能な横スクロールアクションは珍しいんじゃないだろうか。

体力ゲージは共有されていた過去作と異なり、プレイヤーごとに割り振られるようになった。これにより、足を引っ張るというよりも上手いプレイヤーがもう一人のプレイヤーをフォローできるようになった。

こちらも過去作同様に、仲間に対してシュビビームを放ち、ビームの受け手がタイミング良くシュビビームを放つことで「協力シュビビーム」に変化!

そして過去作と異なるのは、受け手がタイミングを外して被弾した時のフレンドリーファイアが無し!ユーザーフレンドリーな仕様になった。喧嘩のリスクも下がりそうだし、良かったよ本当に。

コントローラーについては過去シリーズ同様Joy-Con左右でのおすそわけプレイではなく、コントローラーが2台必要。

現行機ならではの機能、おまけの隠しオープニングの収録も嬉しい。

他の現行機移植版シュビビンマンシリーズには収録されている取扱説明書やジャケットについて、本作は残念ながら未収録。

しかしながらイージーモードと、過去シリーズには収録されていなかった隠し要素「もうひとつのオープニング」を見ることができる。

ゲームの開始時に流れるオープニング映像開始時にジャンプボタンを長押ししながらエキストラボタンを押下することで、隠しオープニングを見ることができるというもの。こういう裏技って、当時いったいどうやって発見したんだろうか。人類のコミュニケーション能力の高さよ。

さて、非公認とはいえスーファミ互換ソフトとして発売されたのであれば、今ならメルカリや何かで買うことができるでしょう。と思ってメルカリを覗いてみたら、結構な額になっておりました。さすがメルカリ。

メルカリ-改造町人シュビビンマン零-

シュビビンマンシリーズは遊んで来たし零はやりたかったのだけれど、サテラビューなんて近所のお金持ちしか持っていなかったよ…という方も迷わず手を出せる手頃な価格になった。

ボリュームとしてはスーファミ時代のアクションと同等ではあるけれど、短く感じるほどサクサク快適に遊べた。おすすめ。

改造町人シュビビンマン零 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

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