[画像あり]ここが面白い!3DSダンジョンRPG「世界樹の迷宮X(クロス)」クリア後の感想


3DS「世界樹の迷宮X(クロス)」をクリアしました、クリア時間は約100時間。うん、全然それくらいは費やした。楽しくてずっとやってたもん。

「騙されたと思って…」と知人に勧められて始めたDSの初代からもう10年以上も経つわけですが、パッケージの可愛さに反して、その難易度と達成感にそれは感銘を受けたものです。

そして最新作であるクロスも同様、3DS最後の世界樹と銘打っているだけあって、過去作の魅力を余すことなく踏襲した内容でした、面白かった!

自力で考えて攻略する達成感。シリーズ中でも洗練されたバランス

この世界樹シリーズの楽しさは絶妙なバランスに裏付けされた自分で考えて攻略していく感で、つまりRPGの本質。

さて、私は本来ストーリー重視とか言っちゃうタイプのプレイヤーです。新しいファイナルファンタジーが出る度にお話読みたさから何の疑いもなく購入してきた典型的なミーハーJRPG好きです。ところが本作は、ストーリー云々ではなく、恐る恐るダンジョンを切り開きながら攻略していくことが純粋に楽しい

シリーズも10本近くにもなれば原型など微塵も留めなくても不思議はないものの、1作目から基本的なスタイルは変えておらず。邪魔にならない程度の改修を図るブレない感じも良い。

高い難易度のダンジョンを攻略するためにレベルを上げるのか?素材を集めて装備を整えるのか?パーティーの編成を変えてみるのか?スキルで戦い方を変えるのか?とにかく色々と趣向を凝らします。

とか言ったものの、元々ものぐさな私は「仕事で嫌ってほど考え事しているんだし、ゲームくらい何も考えずに楽しみたいわ。」と思う側の人間。そんな怠惰な私でも、この考えて自力で切り抜ける達成感は気持ちが良い。

ファミコン世代、探検願望をくすぐられる!

さて、私は生まれも育ちもファミコン世代。ゲームボーイ、スーファミを経て参りました、良い時代に生まれたものだ。

時を遡ること30年前、JRPGの礎を築き、後のRPGのあり方をガラッと変えたドラクエやFFがもたらしたものは計り知れず。結果今でもそれらは我々を楽しませてくれはするもの、レベルを上げてストーリーを辿ればクリアできて当然のタイトルが多い中、流れに反して原点に立ち戻ったようなこの世界樹の迷宮クロスに触れた時にジャンルの底知れぬ楽しさを改めて感じます、RPGって楽しい。

この世界樹の迷宮、ドラクエ同様後のRPGに大きな影響を及ぼしたウィザードリィシリーズに影響を受けているとのことですが、確かに作り手のウィズ好きがチラチラと垣間見えます。

戦闘で判断を謝れば死亡、強敵と出会い頭に死亡、雑魚敵から運悪く状態異状攻撃を食らい死亡など、ファミコン当時のゲームはユーザーにちっとも寄り添わない難易度のものも少なくなく、緊張感は半端ない。その頃の記憶が呼び起こされるようです。最近でこそダークソウルやBloodborneなどの死にゲーが脚光を浴びつつありますが、乗り越えた達成感は近いものがあります。

さらに、当時3DダンジョンのRPGに対し、当時几帳面なファミっ子はノートに几帳面にマップを描いては攻略したもの。その煩わしさが楽しいのじゃよ、平成生まれの若者よ。などと、大雑把なファミっ子だった私などはこれっぽっちも思わなかったけれど、タッチスクリーンに仕掛けの多いマップを描き、メモを残しながら進むことがこんなにクリエイティブでワクワクするとは思わなかった。この煩わしさのバランスこそがゲームの面白さで、ダルいと感じさせないスレスレのラインを攻めているのがこの世界樹なのだと思います。


そう言えば、RPGと言えばストーリー。本作のストーリーは、古代文明の秘宝を巡って国や組織同士で争い、そして人間同士の争いに対して疑問を抱く若者が人類共通の必要悪を復活させるとかそんなお話。ふーん。が、正直本作のストーリーなどそっちのけで、次のダンジョンを早く探検、攻略したい欲求にずっと駆られていましたから

クラスの数だけ戦い方がある、好みで組んだパーティー編成が正解

本作の醍醐味のひとつは、19種類のクラス(職業)から自分の好みのパーティーを編成すること。

それこそファミコンのドラクエ3やウィザードリィなど多くの職業から自由にパーティー編成ができるRPGは数多くありますが、世界樹の迷宮クロスにおいては前衛後衛の配置には概ね作法はあるにせよ、極端に強いクラスがなければ極端に使えないキャラもいないため正解は無く、それぞれの長所を活かした戦い方ができます。

インターネットでは様々な考察が練られていますが、これがベスト!という結論は出ておらず。直感的に自分が組みたいクラスでパーティーを自由に編成することができるし、実際私なんて、インターネットを見るたびに忌み嫌われている武道家タイプのクラス「セスタス」をこれほどまでに愛用しているわけですから。


本来のクラスに別クラスのスキルを付与する「サブクラス」の役割も大きく、長所を伸ばすか弱点を補うかはプレイヤー次第。

3DS版の集大成にふさわしい世界樹、スイッチ版にも期待!

これまでシリーズ7〜8割のタイトルをプレイして参りましたが、中でもこのクロスは特にバランスが洗練されています。今風のキャッチーさを持たせながらもRPG本来の楽しみ方に拘り、そのポリシーを貫いていることに感謝と尊敬の念に絶えません。

さて、本作をもってDS系携帯機でのリリースは終了になるとのことで、なんとも感慨深いものがあります。

タッチ式スクリーンのニンテンドースイッチもユーザービリティ面で相性は良さそうですし、シリーズの人気を考えればこの先新作が同ハードに出ても不思議ではありません。それがいつになるのかは分かりませんが、再びこのスリリングかつ探索願望をくすぐる3Dダンジョン型RPGが楽しめるのを心待ちにしています。まずは携帯機での世界樹シリーズ、お疲れ様でした!

 


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