ゲーミングPCド素人です。善し悪しを選ぶ必要が無いPS4や3DSなどの家庭用ゲーム機はなんて有り難いことか。ですが、PCゲームは幅が広くてグラフィックもボリュームもリッチなゲームが多く、ゲーマーにとっては非常に優秀な環境である事は間違いないはずです。
さて、先日のSEGAレトロゲーム互換機「ギアコンバーター」の量販店別の比較で新宿のソフマップへ行ってみたのですが、ソフマップといえばゲーム用PCも多く取り扱っている、大手量販店の中では比較的ニッチでジャンクな商品も取り扱っているお店ということで、ギアコンバーターの調査ついでに伺ってみました。
※いかにもズブのド素人的な質問ですが、ご容赦くださいませ。。
ゲーミングPC選びで重視するポイントは?
訪れたのは「ソフマップ新宿3号店」、新品のPCをはじめ、中古、ソフマップのオリジナルカスタマイズモデル等も取り扱っているようです。組み立てパーツ等も取り扱っていて、ゲーミングPCの要となるグラフィックボードやCPU、メモリー等も所狭しと置いてあります。ここなら「これ!」というオススメをバシッと教えてくれるかもしれない!
とPCを物色していると、ちょうど店員さんが話しかけて来てくれました。
笑顔のステキな、親切な店員さんでした※写真はイメージです
私「ゲーミングPCってどうやって選べば良いのでしょうか?重視するポイントは一体どこなんでしょうか?」
店員さん(以下「店」)「パソコンでゲームをする上で大事になるのは主にCPAとメモリとグラフィックの3点です。ただゲーム側からも要求されるスペックってピンキリで、ゲーム市場で平均的なものを探すのではなくて、例えばFFだったらFFがやりたい、アサシンクリードだったらアサシンクリードがやりたい、という感じで、まずはやろうと思っているタイトルを決めて頂くのが良いと思います。そのタイトルを作っているメーカーが快適に動くスペックを公式で教えてくれているのでそれに合ったPCを選ぶのが良いかもしれません。要はやりたいゲームを中心に探すのが良いと思います。
ただ単にゲーミングPCが欲しい、でもこれからタイトルは考えるという形だとまあとりあえず一番高いものを買っておいてくださいっていう話になっちゃいます。(笑)」
「PCでゲームをしてみたい!」というよりは、やりたいものがある程度明確で、それをプレイするために快適に遊べるスペックを選ぶのが良いということですね、ごもっとも。
ゲーミングPCって何年くらい使える?
私「ちなみにゲーミングPCって何年くらい使える物なんでしょうか?」
店「パソコンの寿命というものが大体HDDやSSD、いわゆる記憶領域の寿命と言い換えても良いくらいなんですが、実はPCって、何の前触れもなくある日突然逝く(壊れる)ものなので…。何年っていうものじゃなくて、使っていれば使っているだけその機会は増えていきます。ちなみにストレージの寿命っていうものが大体平均で持って5年くらいかもしれません。
物理的な寿命は概ね5年ほどと意外と短命?
店「あとゲームのサービスが続いているかは別として、同じゲームをずっと5年も10年もやっていくのであれば、要求されるスペックは基本的には変わらないはずなので、SSD、HDDとか、中のストレージが壊れたら中の部分だけ入れ替えるといったメンテナンスをしていけば、とりあえず買い替えではなく「修理」という形で長く使っていける可能性はあります。
上位機への買い替え時期、周期は?
私「PS4とか家庭用ゲーム機って、大体6、7年に一度くらいの周期で新型が出ていると思いますが、ソフトの進化によって要求されるスペックが上がって来たら、大体どのくらいで買い替えた方が良いですか?要するに市場動向だとか、環境やトレンド的な意味合いです。」
店「なんとも言えないですが、最近は進化が早いので快適にプレイするのであれば5年くらいが良いところかもしれませんね…。ハイエンドの値段も高いものを買っておけばそれなりに長く使うことができるとは思います。あとはPCのゲームであれば動作環境を変えることができるので、例えば解像度などグラフィックの設定を低く設定設定することで、多少ゲームが推奨するスペックより劣る機種であっても楽しむ事はできます。」
たしかにPCゲームのグラフィックは凄い!これは最新機種じゃないと動かすの大変そう…。
ゲーミングPCの価格相場は?
店「これも先ほどのどのゲームをやりたいかにもよりますが、人気の高いMMO(多人数同時参加型ゲーム)なんかで言えば、一般的には出ている中で最高クラスのスペック、グラフィック(CPU、メモリ、グラフィックス)から少し下のものくらいでも十分安定して快適に楽しむことができると思います。それで言うと、12~13万円くらいのものが望ましいかもしれません。
まとめ:ゲーミングPCは12~13万くらいの物が望ましいが、やりたいソフトを基準にスペックを決めるべし!
家庭用ゲーム機と同じ感覚で、「周りで持っている人が多いから」といった感じで、ハードありきで考えるのは少し違う気がしました、店員さんの仰る通り。(というかハード問わず、そもそもゲームって本来そう楽しむものか。)
また値段について、ゲーム機に10万以上もかけるなんて!と思いがちかもしれませんが、自宅で使っているPCと兼用の場合は、グラフィックボード分だけ上乗せすればそこまで高くは無いと思えられるし、SteamなどPCゲーム用のゲームプラットフォームであれば、質の高いゲームであっても数百円で買えてしまいます。
PCゲームというとなんとなく内容もマニアックで入り辛い印象がありますが決してそうではなくて、FFなど家庭用ゲーム機でも展開されているような有名タイトルもマルチプラットフォーム展開していたりします。
定期的なハードのメンテナンスやスケールアップは必要になりますが、考え方によっては実は決して手が出ない!というほどのものではないのかもしれません。