ゲームが苦手なファミリーにもオススメ!PS4「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の面白さ


Dead by Daylightやバトルプリンセスマデリーンの3goo様に、PS4の「オーバーライド 巨大メカ大乱闘 スーパーチャージエディション」をご提供いただけました。

4月にリリースされた本作ですが、SEKIROやCUPHEADなど同時期ににリリースされてしまった大型タイトルにどハマりしてしまったため並行してプレイできず。もちろんどっちが面白いとかではなく、私スキあらばGAMEの管理人は途中で他のゲームを同時にプレイするとどのゲームもストーリーが全く入ってこなくり、最終的に一兎も得られなくなる大変不器用な男でして。器用になりたい。

発売から一ヶ月、やっとのことで並行しているゲームを消化。改めて腰を据えてこのオーバーライド巨大メカ大乱闘に着手してみた結果、ぶっ続けでプレイ時間は10時間を超えてストーリーモードをあっさり3周クリア。ということで、こちらの面白さについてご紹介させていただきます。

なんだこの体に馴染む独特の操作感。

左右手足ごとの攻撃が特徴的な巨大メカのバトロワアクション、操作方法は?

まずこの「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の内容をざっくり申し上げると、個性と重量感溢れる12体のロボットで他のロボットを倒して生き残るバトロワスタイルのロボット対戦アクション。

特徴的なのはその操作方法。L1、R1がそれぞれ左手、右手パンチ、L2、R2で左足、右足のキックという左右の手足がそれぞれアサインされたキー入力で攻撃をするというもの。

四肢をそれぞれのボタンで動かすという珍しい操作に戸惑いがあったけれど、体に馴染んでくるとワンツーパンチとキックの組み合わせがクセになってきます。さらにそれぞれ溜め攻撃、技ゲージを消費した特殊攻撃も組み合わせることで、妙な体とコントローラーとのシンクロ感が生まれます。なんかエヴァンゲリオンとかGガンダムとか動かしているみたいな。どっちも動かしたことは無いですが。

攻撃を繰り返すと増加し、最大になると一定時間攻撃ができなくなるオーバーヒートゲージを管理しながら戦う必要があるため、無駄撃ちは禁物。さらにマップにはビームソードやハンマー、巨大鎌といった近接武器の他にマシンガンやレールガン、火炎放射に極太レーザーなどの遠距離攻撃、さらにフライパンなどヘンテコな武器も拾うことができ、右手か左手で持つことでよりリーチの長い攻撃を少し離れた位置から混戦地に放り込んで一網打尽なんてことも可能。

いかにも海外的なノリのストーリーモードでパーツを取集

本作の開発チームは日本ではなく南米ブラジルの企業なのだそうな。それゆえにストーリー(キャンペーン)やキャラクターデザインは海外寄りなノリ。

主人公の一人「ヨシオ」くん。日本でも近年稀に見るほど素朴過ぎる名前

ストーリーは12体のメカ全てに用意されていて、大まかには「ゼノタイプ」なる生物たちを排除しながら地球を守るといった内容。ストーリーや左右両腕への武器装着などからか、妙な「フロントミッションっぽさ」を覚えました。キャラデザのほかにも細かいセリフ回しもいかにも海外っぽい印象が。

このストーリーモードでは、その後他プレイヤーとの対戦でも使用可能な機体のカラーリングやテーマを変更する「外装」、ステータスアップや戦闘不能時一度限りの復活といった様々な効果を持つ「MOD」と呼ばれるスキルパーツのようなものを獲得できます。また、バトルで獲得したポイントを使って装甲や移動スピードを上げるスラスター、オーバーヒートを軽減する冷却材や攻撃力を増加させるアクチュエータなどのステータスを強化することもできます。

そういえば、このゲームを開発したブラジルのデベロッパーは日本の文化やスーパーロボットのルーツにかなり影響を受けたとのことですが、UIもスパロボっぽい?

左右手足の直観操作はゲーム初心者や子供とワイワイ楽しめそう!

右手左手、右足左足をそれぞれ操作する攻撃は、格ゲーに求められるような繊密な駆け引きとはまた違って直感的。そして操作するのが巨大なメカなだけに独特の重量感が。

視界を遮るほど高くそびえる建物を破壊しながら相手との位置関係を把握する必要がありますが、この不自由さを解消しながら重量感あるロボットをガチャガチャ動かすのが楽しい。というより、ガチャガチャ動かすのが正しいのだ。

もちろん10体を超える特徴の大きく異なるメカのクセや特徴を捉えて連続攻撃を加えたり立ち回りをしたりといったテクニックを知っていれば有利かもしれないけれど、巨大ロボット独特のそのスローな動きの中では、格ゲーで培った熟練の反射操作は必ずしも必要とされるわけではなく、ガチャガチャ動かしてみるも落ち着いてボタン操作をするもよし。要は、ベテランゲーマーとゲーム初心者とが同じ土俵で戦っても楽しめるだろうし、子供同士でこれをやらせたら絶対に盛り上がるはず。

ローカルでも4人同時プレイ可能で、画面も分割される(写真は対CPU戦)

そして本作には他のどのロボットゲーにも無い機能として、なんと最大4人、複数名で一台のロボットを操作することが可能。上半身と下半身に分かれたり、左右の手と足をそれぞれのプレイヤーが操作したりとまさに特撮モノのロボット操縦そのもの。一度は試してみたいところですが、一人で両手両足を動かすこと自体が楽しいことが分かってきます。

熟練度不問!接待ゲーやファミリーでも楽しめる!

それにしても冒頭で申し上げた通り、やっぱりこのオーバーライド 巨大メカ大乱闘をプレイ中ゲームの合間にやらなくて良かったとつくづく思います。シンプルで単調かと思いながらもかれこれ1週間はぶっ続けで毎日触っています。特にキャンペーンモード。

ふざけたスキンもやたらと多い

なんか始めはそうでもなかったのに、つまみ出すと止まらなくなってくるお酒のおつまみみたいな感じ。で、いつの間にかずっとそればっかボリボリ食ってるような中毒に陥っています。なんか止められない。

超大型タイトルに比べると知名度がいまひとつのせいか、オンラインのマッチング人口は若干控えめな印象も。ただ、このゲームは知っている仲間と大笑いしながらひとつの同じ画面で遊ぶのが一番楽しい気がします。

ちなみに本作の定価は4200円(税別)とかなりの安価。ゲームに不慣れなパートナーやお子様、自宅に招いたお客さん同士でPS4を使ってちょっとしたパーティーゲームで盛り上がりたい、なんていう時にも大活躍するかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。