ブサイクの境界線を探る。(エルデンリングのキャラメイクで)


いきなり余計なお世話であるが、「一歩間違えればブサイク」という顔がある。

現在プレイ中のエルデンリングで、格好いいキャラを目指してキャラメイクをしていてつくづく感じる。どこが格好悪い原因になってしまっているのか?そして、ブサイクかイケメンかを二分する重要なパーツって何なのか?

顔を少しずつ加工しながら、境界線を探ってみることにした。

まずは整った代表的な顔を用意する。

まずは整った顔を作り、そこから少しずつパーツを変形させていってブサイクとの境界線を探る方法。

それじゃ、整った顔とはいったいどんな顔か?

それは私のことでしょうか。

やはり整った男代表は、阿部寛さんだと思う。

テルマエロマエのロケでは現地イタリアの女性エキストラをメロメロにしたという阿部寛氏。

次に生まれ変わったら阿部ちゃんがいい。そしてイタリアへ行って、片っ端からイタリア人女性をひっかけて回るのだ。(だったらイタリア人になれば良いのか)

正直テルマエロマエを観た後なので、気持ちが阿部寛に向いているだけにも思えるが、まずは阿部モデルをエルデンリングのキャラクリで作成。

次にブサイクになり得るパーツとは何かを探る。

目か?口か?

大きな口はチャームポイントになり得るし、一重まぶただってシャープで格好良い顔立ちになる。

となると、それはすなわち鼻に他ならないのでは無いか?と思い始めた、深夜2時のことである。

そこへ妻がトイレに起きてきたので尋ねてみると、やはり鼻は重要なファクターなのではないか?という共感をもらえた。

続けて妻は自身の鼻が好きではないらしく(至って普通の鼻だと思うのだが)コンプレックスだと言うので、「自分は正統派な美人ではなく、よく見てみると可愛い顔が好き」と妻に伝えたら、突然真顔に戻り、猫をひと撫でしてから黙って寝室へ消えて行った。どうやら言葉の選択を間違えたらしい。

翌朝が怖い。

阿部寛の顔を加工して、ブサイクの境界線を探る。

気を取り直して阿部寛氏を加工していこう。

と言ってはみたものの右も左も分からないので、試しにディテールの上にあった鼻筋をどんどん深くしていく。

鼻筋を極端に深くしてみたけれど、割とその辺にいそうな顔だった。私の住む調布市に、いつも同じ服を着てブツブツ呟きながら早足で歩き回る謎のおじさんがいるけれど、その方にすごく似ているから。どこにでもいる町の名物おじさん感。

とりあえずブサイクとなり得る鼻の構造は鼻筋の深さではなさそう。しかしちょっとやそっとでは崩れない阿部ちゃんの他のパーツの整いっぷりたるや。

特徴的な鼻の形というと、やはり極端にデカいか、鼻フックされたようなつり上がった鼻かであろう。多少レベルではただのチャームポイントなので、ある程度極端である必要がありそう。

それでは鼻の傾斜を深くし、位置を少しずつ下へ。

まだ全然イケメン。

お?

ピピー ピピー

はい、鼻の位置をグッと下げて唇に差し掛かった瞬間、私の違和感センサーが反応しましたよ。

何かどこかで見たことのある人外生命体の感じがする。なんだっけ、アニメか?

そうだ、あれだ。

テングザルだ。

東南アジアを中心に生息し、オナガザル科テングザル属に分類されるサル。初めてテングザルを見た時に、人間に近い顔の作りでありながらその極端にデカい鼻に不気味さを感じてしまったことがあるけれど、テングザルだっても「俺だって好きでこうなったんじゃないけどさ」てなものであろう。

阿部ちゃんの印象が強くなりすぎて頭が混乱してきたので、別の顔で試してみる。デフォルトの顔にある鼻の位置を少しずつ下げ、下げ切ったところで傾斜を深くしていく。

いるいる。

ここかも!

違いがわかった。

鼻に傾斜がかかり、口にかかっているかが違和感の境目だ。

より分かりやすく鼻を唇にかかるよう大きくしてみた。


発見だ。

ここで結論づけて本稿はこのあたりとさせていただき、あとはビールでも飲みながらこの愛嬌のある顔で残りの冒険を進めたいくらいだけれど、もう少し色々研究してみた。

今日はこんな調子でいじっていきますので、いつもよりも一際静かで地味な記事になりそうです。真面目に情報をお探しの方におかれましては、また明日以降ご期待くださいませ。

鼻の向きを上げていく。

鼻が唇に差し掛かると違和感を覚えることは分かった。

次にブサイクな鼻としては上向きなやつじゃないだろうか。

いるいる

漫画で言うガキ大将系キャラだ。

ワンパクな奴はだいたい恰幅が良くてブタ鼻になっている。鼻をグッと上に向けることでワンパク感を醸し出すことができるとも言える。こちとらドラえもんやキテレツ大百科世代である。

だけど、ちょっとやそっとの上向きではブサイクになれない。むしろあのレオ様だって多少上向きであるし、女性にとってもクリスティーナリッチやエマワトソンのような美人にだってなり兼ねない。

分かりやすく小鼻を大きく広げた上で、大胆に上げてみる。

お?

これはなかなか…。

ここまで大きくするとゴリラ感が出てきたけれど、個人的には下向きのデカい鼻に比べたらインパクトとしては薄い印象。あと実際作ってみて「うちの会社にも似てる人いるな」と思った。

結論:正面を向いて、鼻を唇に被らせるとちょっと変な顔になる。

ここまで鼻をいじってみて、上向きよりも唇にかかるほど立派なお鼻だと、少しばかり面白いお顔になるという印象でございました。が、あくまでこれは私の主観。

でも、上を向いた鼻っていうのも確かに面白いはずなんだけどなあ。鼻が上向きの芸能人の写真と睨めっこしながら、やっぱり境界線は鼻だけじゃないのかも…と思い始めている。(失礼過ぎる)

その後妻と改めて話をしたところ(ほとぼりが冷めた)、やはり顔はパーツもあるけれど、最終的には全体のバランスだよねという結論に辿り着いた。そして、人はそう振る舞わない限りそう簡単にブサイクになることはできない気もしてきた。

あと、それなりに鼻を変形させてもやっとこさ変な顔になる揺るがない阿部ちゃんの整い具合も発見だった。おしまい。

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