[ネタバレ配慮]ここが面白い!PS4「ゴーストオブツシマ」10時間プレイした感想


Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)やってます。お侍になって、だだっ広いフィールドを駆け回っては野党や蒙古相手に一騎討ちを挑み、返り討ちに遭いまくってます。ロード時間短いからへっちゃら。

でも、楽しい。自信を持ってお勧め。

現在のプレイ時間は約10時間。一通りの機能は触った気になっているので、本作の楽しさについて語っても良い頃でしょうか。

※ストーリーのネタバレには配慮しておりますが、ご注意ください。

武士道!気高きサムライ精神の世界!

日本人の気高き魂、熱い武士(もののふ)たちの戦いを描いたストーリーに、昨今のヒロインありきの浮かれた感じはゼロ。登場するのはおっさんとおっさん、そしてモンゴルのおっさんと時々村人(たまにアマゾネス系のおばちゃん)がメイン。なので、強いヒーローを操作しつつも可愛いヒロインとキャッキャウフフしたい方はウィッチャー3か、いっそのことときめきメモリアルをするのがとてもおすすめ。どっちもマジで楽しいから!

もちろん和風ファンタジーなので盛っている感はあるけど、海外の方が侍に対してこういうイメージを持ってくれているのは、孫のそのまた孫くらいの我々からするとなんとなく嬉し恥ずかしい。どちらかというと人の意見にあっさり流されがちな志の強い侍とは真逆の私なんかもDNAの奥底に眠る侍魂を揺さぶられ、いつの間にか侍になりきっております。

一方でモンゴル軍を蒙古と称して敵扱いしているあたりちょっとデリケートな気もするけれど、この辺はどうなんでしょう、モンゴルの方的には「ふざけんな!」となるかもしれませんね。もちろん我々だってモンゴルの方を蔑視しているなんてことは微塵も無ければ、実は日本とモンゴルが戦った元寇(鎌倉時代)の頃、実際の日本はというとかなりゲスい習慣で、ご存知御成敗式目の内容といったら「人をいきなり斬ったらダメだよ」とか「人の物強奪したらダメだよ」みたいな、今聞いたらドン引きしそうな内容だったみたいだけどね。核の炎に包まれた世紀末みたいな世界。

本作に多少挙げられるプレイヤーからの不満点としてはムービーシーンをスキップできないという点が。が、なぜスキップする!?こんな男臭い熱いストーリーを!黒澤映画で「ロケーション良いなー」「殺陣かっこいいなー」で終わりなのかい!?まあ純粋にアクションを楽しみたい方もいるんでしょうからそれは個人の勝手ですね。こんな熱いストーリー、私はスキップは不要!とか言いながら、昔の言葉はところどころよくわからないのでスキップあると良いというのは頷けます。その前に私自身例に挙げるほど黒澤映画に詳しくもなんともございません。

超広大、超美麗なフィールド、ロケーションはノスタルジックでハプニングだらけ。

ツシマはロケーションもまた素晴らしい。

過去のどのオープンワールド系タイトルより抜群に好き。同じオープンワールドで比較されがちなゼルダよりも趣があって好きかも。(それぞれ良し悪しや世界観は全く別物ですけど)。色味や造形物だからなのか、どこかノスタルジックで鎌倉あたりを旅行している気分。そんな景色を愛馬にまたがり駆け抜けていくプレイ中の私はきっと侍のような憂いを帯びた表情をしているのだろう。(実際は必死な顔)

それにしてもどこもかしこも風情があって綺麗。これ、監修が相当厳しかったのか、作った人がキモいくらい日本オタクだったんじゃないだろうか。キモいよほんと。ゲームしてるときの俺くらい。

そんな超広大なフィールドを馬でかっぽれかっぽれ走り続けていると、新しいイベントが発生。行く先々で発生するキャラクターやいきさつなどが細かく設定された膨大な数のイベントを見ていると「あ、やっぱこれはすげー大作なんだ」と実感。

無双!暗殺!見切って一撃!戦闘スタイルで如何様にも楽しめる戦闘!

そして長距離の移動が全然苦にならないのは、このツシマの最大の魅力、戦闘が楽しいからに他ならないでしょう。

長距離をダラダラ走っているつもりが「蛮族でも出てこないかなー」なんてわざと蛇行してしまうほど。大勢で来れば来るほど殺陣が楽しい。座頭市とか、剣戟のヒーローになった感じ。俺は侍。

と、なりきってプレイする家族も寝静まった夜2時、トイレに起きてきた妻と鉢合わせて冷たい目で見られました。そう、俺会社員だから明日も起きて仕事するんだった。

そんな一体多数の殺陣も楽しいけれど、無双みたいにズバズバ攻めるもよし、相手の攻撃を見極めて一閃叩き込むか、あるいは背後から屋根からスニーキングで暗殺するか…自分の得意とするプレイスタイルで幅広く楽しむことが可能。

もう俺はこのスタイルで行くぜと思って別のスタイルを取ってみると、それはそれで楽しいんだよね。その結果、イベントで獲得したスキルポイントをどの能力に振り分ければ良いのか、全く決心できずに溜めまくっているのが私、スキあらばGAMEです。

名作ゲームの良いとこ取り?やめ時がわからない!

先日ご紹介した通り、このゴーストオブツシマは過去の名作に似ていると言われているし、確かに既視感もある。ゼルダっぽかったりアサクリっぽかったり、時には無双っぽかったりあるいはラスアスっぽくもある。昨今人気タイトルのいいとこ取りと言われたらそれまでかもしれないけれど。

だけど、これだけ中世日本の精神世界に焦点を当てたゲームでオープンワールドアドベンチャーというだけで、それはもうオリジナルのゲームなんじゃないかと思います。やめ時がわからない。

今宵も引き続きプレイします、またカミさんに冷たい目で見られない程度に…。

 

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