「エンダーリリーズ」他のヴァニア系と比べてここが面白い!


更新遅れました。時間を忘れて今更Switch版バイオハザード4ばかりやっていました。安心してください、健康です。(パンツ履いてますみたい)

さて、クリアしてしばらく経ってしまいましたが、「ENDER LILIES: Quietus of the Knights(エンダーリリーズ クワイイータス・オブ・ザ・ナイツ)」、が楽しかった。

しかしよく死んだ。

「いや〜、初見で倒したよ」とか「そんなに難しくなくてすぐクリアしちゃったよ」とか、ネットを見ているとそんな投稿を目にすることもありますが、嘘でしょう!これのどこが簡単だって言うのさ!いやむしろコツを教えてください。

そんなアクションや死にゲーが得意でも何でもない私管理人ですが、最後まで十分楽しむことができましたのでご報告。

エンダーリリーズ、どんなゲーム?ここが面白かった!

まずエンダーリリーズとはどんなゲームか?

ジャンルは横スクロールアクションのメトロイドヴァニア。敵を倒してレベルを上げ、特定の中ボス、ボスを倒すことで新たなスキルやアクションを習得し、移動可能なエリアを広げていく。

主人公の強化は、レベルアップに加えて「穢れの残滓」という通貨のようなものを消費し、スキルのレベルを上げていく。また、身に付けることでパッシブな能力が機能するアクセサリーのような「レリック」も脱着可能。スタンダードで癖のない強化要素。

ゲームの概要を始めておきながら、この「Quietus of the Knights」ってどういう意味だ?

Quietusとは、「死」とか「無活性化」とか、そういう意味があるので、「騎士たちの最期」みたいな意味なんですかね。というのも、滅びた王国で死んでしまった騎士たちを巫女の主人公が浄化していくと、その死に様がフラッシュバックする…みたいな演出もあるから。いかがでしょうか、合ってますでしょうか?(とか読み手の皆様の解釈に委ねてみる)

このエンダーリリーズの魅力を以下3つ挙げてみよう。

・開放した霊的な存在が攻撃をする表現
・死にゲーの中でも遊びやすい難易度
・後腐れなく遊び切れるボリューム

まずメトロイドヴァニアといえばのゴシック調の薄暗いダンジョンと、主人公自身は一切攻撃を行わず、かつて同じ王国に暮らした騎士たちの魂が具現化して敵に攻撃を加えるという見せ方。このテイストが好きな人は刺さると思いますよ。さらに鬱系のストーリーにも抵抗の無いよという方はドンピシャ。

薄暗いけれど、ひんやりしてそれでいて神秘的な北欧系の雰囲気。

私がこれまでプレイしてきたメトロイドヴァニアで印象的だったタイトルで言えば、ソルトアンドサンクチュアリなんてもっとこうゴツゴツしていて無骨な感じだし、ホロウナイトは昆虫だった。

だけど、このエンダーリリーズの主人公はほらこの通り。

こんな少女が薄暗いダンジョンを駆け回るのだから、これまでのゴツゴツした屈強なキャラクターとは全く印象が異なる。アクション自体は骨太だけど。

敵のビジュアルや描写はマイルドなホラー寄り、グロい表現は無いので、残虐な描写が苦手な方もご安心を。

他のメトロイドヴァニアゲーと比べて難易度は?死にゲー初心者でも安心して楽しめそう。

ソルトアンドサンクチュアリやホロウナイトなど、特に人気の高いメトロイドヴァニア系ゲームの中には高難度の「死にゲー」に分類されるものも少なくなく。(もちろんタイトルによっての相性もあるので「ソルトは死にゲーじゃない、ホロウナイトは難しくない」と、タイトルごとにこの場で言及することは避けるとして)

それじゃこのエンダーリリーズの難易度はどうなのか?

先に挙げた仄暗い系の人気メトロイドヴァニア2本と比較してみました。(少な!)

最初からマップがあるわけではないホロウナイトは随分長く同じところを行き来した記憶があるし、ソルトアンドサンクチュアリはひとつの部屋がステージクリア型アクションゲームの1ステージくらいだだっ広かったりするので、特定のエリアに行くためのルートはある程度記憶しておく必要がある。

一方でこのエンダーリリーズは、ひとつひとつの部屋サイズはコンパクトでマップには各部屋を繋ぐ出口の位置がフローチャートのように明記され、踏破していないエリアがどこにあるのか迷うことは少なめ。また隠しアイテムが残っている部屋も色で識別できるため隅々まで探索しやすい親切仕様、快適。

そして敵の強さ。ホロウナイトやソルトアンドサンクチュアリに比べれば、パターンを覚えてしまえばなんとかなるレベル。

がしかし、侮るなかれ。

そうは言っても覚えるまでにボスの攻撃パターンもバリエーションがあり、ボスによってはピンチになると変身して体力全回復するような場合があり、どうにかこうにか倒したかと安心した矢先の絶望感たるや。

またボスだけでなくこのエンダーリリーズは雑魚であっても油断すると一撃で3〜4分の一以上の体力をあっさり削られることも。

と、難しさを散々語っておきながら、敵の行動パターンを覚えてしまえばスイスイ動いてサクッと倒せるようになり、自身の上達を実感できるのも嬉しい。死にゲーが苦手…というプレイヤーさんも安心して楽しめる絶妙なバランス。

逆に「難易度は高ければ高い方が良い!」というドMなプレイヤーさんは、時々ネットでお見かけする「初見で倒したぜ」投稿者さんのように挑んでみてください。

クリア後にズルズル間延びすることもなく遊びきれるボリューム。

昨今クリア後に本編とは全く無関係なコンテンツでボリュームのカサ増しをしているゲームも多く、クリア後の要素を求めてばかり。一度クリアしたにも関わらず、そんなにみんなクリア後のやり込みをしたいのか?自分自身にも問いかけた結果、私はやり込みたい派です。すみません。

このエンダーリリーズには各種データを引き継いで「強くてニューゲーム」の2周目を楽しんだり、クリア後に解放される本編とは全く別のコンテンツを楽しんだり…といった、クリア後のやり込みは無く。このあたりに情熱を燃やすようなプレイヤーさんは物足りなく感じてしまうかも。もちろんクリア後もセーブ地点から未獲得のアイテムやスキルの回収や強化は可能。

私も周回プレイもやり込みも大好き人間ですが、これくらいサラッと楽しんで後腐れなく終わらせられるのは、他のゲームも次々楽しみたい人間にとっては有難くもあり。

また「次回へ続く…」みたいな、伏線を張って勿体ぶるようなこともなし。(とか言っても、もしも続編が出たら私は買っちゃうと思う)

発売元が高難度と公言しているだけあっておそらく死にゲーに括っても良さそうではあるけれど、一方全体的にユーザビリティも高いく快適なので、死にゲー初心者、自身が上達する楽しさを味わいたいプレイヤーも楽しめそう。

エンダーリリーズ、オススメです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。