「空気読み オンライン」面白さ、どれくらい長く遊べるか?


セール対象常連なのか特徴的な絵柄なのか、露出性、認知度がそこそこ高い「空気読み」のオンライン版「みんなで空気読み オンライン」がまたなたセール対象になっていた。

オンラインで野良プレイヤーさんたちと一緒に共通のお題に向かい、お互いその振る舞いを比較し合って誰が一番「空気が読めているか?」を投票によって決める、といった内容。

オリジナル版から評価するのが人間になったのか?面白そう。

ということで、3DS閉鎖に伴うeショップで散財している勢いで衝動的に購入いたしました。

かつてオリジナル版空気読みは驚きのスピードで飽きた。

その昔、心理テスト系ゲームの延長のようなものを期待して買ったオリジナルの空気読みはイマイチ面白みに欠け、30分程度という驚くスピードで飽きてしまったのを覚えている。

理由としては、以下の通り。

・空気が読めているかの判定が曖昧
・バリエーションが少ない
・継続の動機となるコンテンツが無い

早い話、ゲームとして成立していないことに加えてやることが少ない。

判定が曖昧なので、このゲームは自分自身がどのくらい空気の読める人間かをチェックするものなのか、シュールさを楽しむものなのか?どういうスタンスでこのゲームと向き合いどう楽しめば良いのか分からなくなってきた。

しかしながら、オンラインになることで、これらの判定を他ユーザーがするという。これで空気を読めているかどうかの判断はより客観的な信憑性の高いものになるに違いない。

ということで買ってみました。

ちなみに私は比較的読める部類だろうとずっと思ってきたけれど、ある日そう妻に打ち明けたところ大層驚いたような表情をしたので残念ながらそういうことであって、結局そういうところなんだと猛省いたしました。

自分の操作は空気が読めているものかどうか?判定がより客観的になり、自分とは異なる感性に出会えるのも楽しい。

みんなで空気読みオンラインのモードは、主に以下の通り。

・出されたお題を他プレイヤーと演じ合う「マッチング」
・アバターのグッズを買ったり着替えたりする「ショップ・きせかえ」
・プレイヤーのうち1位を取った回数や獲得pt数の「ランキング」
・お題を達成することで報酬をもらえる「ミッション」

それではさっそくマッチングを開始。

マッチングはあっという間に集まる。

購入初日に初めて行ったのはなんと平日のAM3時というド深夜帯。にもかかわらず、開始から10秒くらいで3名になった。みんな何してんだ、早く寝なさい!(私だ。)

その後平日の朝9時くらいに起動した時も速攻でマッチングした。何してんだアンタたちは、暇か!私だ!(私の職場は業務開始時間が10時だから良いのだ!)

メインコンテンツであるマッチングは、一度の試合につき3つのお題が出される。

赤いキャラクターを操作し、その場に応じた最適な行動を取る。お題が出されてから演じ始めるまでの時間が短いので瞬発力が求められる。

その後でリプレイされたそれぞれの動きを見比べて、一番「空気を読めている」行動や表現ができているプレイヤーにいいねを付けていく。

3つのお題が終了し、最終的にもっともいいねを付けられたプレイヤーがNo.1となる。

一度の試合は概ね2〜3分程度でサクッと終了。

これを1~2時間ほど続けていたら、本作の作法や楽しみ方が分かってきた。

実際にはどれだけインパクトのある動きができたのかが評価の鍵となる。

…という評価軸でいいねをつけているのは自分だけかもしれず、ひょっとしたら大多数は真面目に空気の読めた行動に対して評価しているかもしれないけれど。結局のところ謎ではある。

絵を描くものは自由度が高く、お題に沿って真面目に描く人、何を書いてよいやら分からず制限時間超えになってしまう人、そして下ネタに走る人とさまざま。時間帯によっても傾向が違うのかもしれない。

そしてオリジナル版ではよくわからなかった判定も人が判断してくれているのである程度納得感はある。

力作ができたにもかかわらず全然評価されなかったり、適当に描いて評価されたりと世間の価値観との乖離を感じることはあるけれど。

よく分からなさも健在。やはり飽きが来た。

一方で不明瞭、不条理なことも相変わらず多め。

それぞれのお題で動かす赤いキャラクターの操作もやや複雑。複数のボタン操作で発生するアクションも多い。他プレイヤーが振る舞う見たこともない動きを見てはどう操作すればいいのか分からず、シンプルなビジュアルに反して手探り感が強い。

その発見こそが本作の面白さと言われたらそれまでではあるけれど。

それから、待ち時間中のポーズの変え方も手探り中にやっと分かった。Rボタン+十字キーか。

お題のバリエーションも少なめ。10分もプレイしているとさっき遊んだよ…といったお題に出くわすことも珍しくなく、やがて自分が演じるう動きも人が演じるものもパターンが限られてくる。

同じお題で人が自分とは全く違う発想をするのを見るのは面白いけれど、お題に代わり映えが無ければやがて飽きる。遊園地にある名物アトラクションに乗っている人たちの楽しげなリアクションも、見ているうちに「みんな似たような驚き方してるよな」と楽しくなくなってくるものだ。光る原石みたいな怖がり方をする世界のヘイポーみたいな人も見るけれど、そんなのはごく稀なのだ。

そして、マッチングはいつも3~4人に留まってしまう。

最大7人で遊べるようだけれど、集まった試しがないのだ。こと自身がホストプレイヤー(ルームマスター)になるといつも3人までしかマッチングせず、どうしたらゲストプレイヤーとして参加できるのかも全く分からない。大勢でやれたらもう少し盛り上がりそうではあるのだけれど。(本体を10分くらい放置してからマッチングを選んだらなぜかゲストプレイヤーとしての参加になった)

なぜかいつもホスト(ルームマスター)なのが影響しているのか?ゲストとして他プレイヤーさんのルームに入るメニューも見当たらないし、はたまたバグか何かなのか?よく分からないけれど、再インストールでもしてみるか…。

と、思ってソフトを消去したきり再インストールする気も特におきず、そのまま終了いたしました。ありがとうございました。

お題の幅はあるとはいえ、人の操作を覗き見する楽しさには無限の可能性があるしマッチングも悪くないので(3人までは…)、思いもよらぬ発想に出会えるという意味では500円くらいでセール対象になっていたら時々動かしてみても良いかもしれない。

結果、自分にとってはやっぱりオフライン版と同様1〜2時間程度動かせば満足…なゲームではあった。まあワンコインで買ったわけだし、多くは求めてはいけないのかもしれないな。次は100人くらいでマッチングできるアップデートがされたらもう一度インストールしてみることにしよう。

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