Shinyuden様から新作のご提供をいただけました。Rising Dusk(レイジングダスク)。
16bitのアートスタイルが特徴的の横スクロールアクションは、ファミコン世代に対して妖怪道中記を彷彿とさせるものがあるけれど、その実態はパズル要素、ステージにあるアイテムを探し回る探索要素が強く、次へ次へとのめり込んでいるうちにぶっ通しでプレイ、クリアしていた。面白かった!
※Switch版のプレイレポートです。
パズル要素強めの横スクロールアクションは、テクニックでカバーも可能!
プレイヤーは「たま子」となって、日本神話に登場する妖怪たちの住む横スクロールのステージを駆け抜ける。
こちらがステージの画面。
数字の描かれたブロック。
これは何かと言うと、ステージ上で獲得したコインの枚数に応じて変化する足場。
触れた時に消滅したり、逆に出現したりする仕掛けになっている。
無作為にコインを取りすぎると足場を失ったり、反対に障壁が生まれてしまうことでアイテムを獲得できなくなったりもする。そのためステージ上にある全てのアイテムを取るためには、来た道を行っては戻りコインを順序立てて取っていく必要がある。
コインを取るべきか取らざるべきか悩まされる。
一度のプレイで全てのアイテムを獲得する必要はないので、同じステージを繰り返しチャレンジすることも可能。遊び易くて安心。
登場する敵も特徴的。一部を除いて攻撃を受けることでダメージを受けたりミスになったりすることは無いけれど、接触すると弾き飛ばされたり押し出されたりする。その結果、落とし穴に突き落とされたり、意図せずコインを取ってしまったりする。かわいいけれど憎たらしい!
またコインを奪っていく敵も登場し、妖怪の特徴を利用しながら進んでいく場面もあり。
しかしながら、頭を使うのは苦手な私管理人のようなプレイヤーもご安心ください。
本作はパズル要素が面白いけれど、敵を足場にして飛距離を伸ばしたり、操作で落下地点を調整したりとテクニックや強引なプレイでカバー可能なポイント多め。
金の招き猫、カセットテープにクエストアイテム。ステージ上の探索が楽しい!
プレイヤーは見下ろし型マップを移動し、新たなステージへ進んでいく。
畑の真ん中など、辺鄙なところに隠しステージもあり。
ステージ上にあるアイテムを獲得していくことで、様々な恩恵を受けられる。
「金の招き猫」を一定数集めて金猫寺に行くと、その数に応じて特別なステージに入ることができる。
これらのステージをクリアすると、座敷童や豆腐小僧、一本ただらといったお馴染みの日本古来の妖怪たちが使用可能になる。かわいいぞ。
また、カセットテープを集めることでサウンドトラックが増えていく。和楽器とヒップホップを混ぜたようなBGMも、妖怪とポップな世界観にマッチしている。nujabesも空から腕を組み頷きながら聴いていることだろう。良い曲たち。
タイトル画面は「レイジング」ダスクだったけれど、日本語的にはこちらの「ライジング」が正解なのかな。
ステージ上に隠されたルートを通過したり、通常のゴールである鐘を飛び越えたりすることで隠しステージや隠しボス戦に進むこともできる。そしてどのボスもデカい。デカすぎて、全身の見えるボスがいないほどだ。
ボス戦では殴ったり物を投げたりという攻撃ではなく、コインで足場を作って上から踏みつけたり、その場にあるオブジェクトを移動させることでダメージを与えたりと様々なギミックで戦う。
「俺天才じゃないか?」と、その仕掛けを発見すると思うけれど、数字のブロックで行ったり来たりしているうちにお腹が空いてきてしまうので多分違うとすぐに自覚いたしました。
極めて難易度が高いわけではないけれど、それでも倒し方を見出すのは楽しい。
妖怪の集落のような拠点で受けられるクエストのようなものもあり、特定のステージに隠されたアイテムを探して渡すことで金の招き猫がもらえたりする。隠し要素の宝庫。
クリア時間は10時間、探索を含めると20時間ほど?仲間の使い方は?
パズル要素が強くアクション自体の難易度はそこまで高くはないため、クリアするだけであれば10時間程度だった。
コインの仕掛けを活用したボスも戦い応えあり。
しかしながら、本作の楽しさはステージ上の仕掛けを使ってアイテムを探し出すこと。これら全て集めるとなると、推定20時間くらいはかかるんじゃないだろうか。
さて、先に紹介した金の招き猫を集めて加わる仲間たちについて。
当たり前のように「使用可能になる」と申し上げたものの、どのように使用するのか?あるいは特定の場所で自動で登場するのか?現時点でその使い方は判明しておらず。結局一度も使用しないままクリアしてしまったけれどいいのか?どっちみち楽しいので良しとしよう。
万一これらの仲間を使うことでアクションの幅が広がることがあれば面白さは倍増しそうな予感ではあるけれど、もし本稿をご覧になった方で仲間の使い方を発見できた方がいらっしゃったらぜひご教示いただけませんでしょうか?とか委ねるスタイルでいく。
他に何か似たゲームは…?と考えてみると、コインの数で変化する足場というのは他に見たことはなく新しい印象。一方隠しゴールやステージ上のドラゴンコイン集めから一瞬あの往年の超名作スーファミのマリオワールドを思い浮かべたので、何か共通する部分があるかもしれない。
ステージの仕掛けをじっくり考えて順序立てて探索しながら進めるのが好きなプレイヤーにはこのRising Dusk、とてもオススメです!
Rising Dusk ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)