【写真あり】バイオハザード7グロテスクバージョンVRでやってみた感想


「バイオハザード7グロテスクバージョン」を始めました、Playstation VRで
兼ねてより「VR版はヤバい」という噂を受けており、VRではなく通常プレイであっても「過去最大の怖さ」と言われる本作、VR版はさらにその上をゆく怖さとのことで、一体どんな恐怖が待ち受けているのか?興味を持っていらっしゃる方も少なくないはず。

「これからバイオ7をVRでやりたい!でも怖いのは苦手…」と、お考えの方に、どのくらい怖いか?を、ここは私がひとつ身を持って体験しお伝えできればと思います。
※序盤のネタバレを含みます。
※映像や文章のに一部残虐な表現を含みます。

リアルなグラフィック、まるでその場にポツンと取り残されたような臨場感

まずPSVRを繋いだ状態でゲームを開始するとVRモードでプレイするかを問われ、チュートリアルモードが始まります。

このチュートリアルは何の変哲もないただの部屋の中で「首を動かして上下左右に血のマークを見つめてください」とか「Lスティックで動き、Rスティックで30度ずつ回転します、動いてみましょう」といった簡単な基本操作を覚えます。が、この時点で自分が既にバイオハザードの世界にいることを考えて、言葉では言い表せない恐怖を感じ始めます

チュートリアルが終わるといよいよ本編が始まります。オープニング等のイベントシーンはスクリーンモードに切り替わり、映画館のような大画面に切り替わります。そしていよいよ舞台となる屋敷に到着します。

風景はすごい綺麗…

屋敷周辺の草むらは夕暮れの景色と相まって綺麗です。本当に屋敷周辺の森に迷い込んだかのような臨場感です、怖いというより綺麗

道中人影を追って屋敷の裏庭へ到着。屋敷のドアは半分開いていて、中は真っ暗闇です。この中に入っていよいよ物語が始まるわけですが、ここで私は思いました。「怖い、入りたくない。」この感覚は、初めてバイオハザードに触れた時以上の恐怖です。どこから急に異形の生物が飛び出してくるのか。がしかし進みます。

怖すぎる…もう止めたい…

一歩足を踏み入れるとやはり屋敷全体は暗く、僅かなライトと外からの夕日の光を頼りに進んでいきます。心臓のバクバクが凄いです。中へ中へ進めども誰もおらず、ダイニングと思しき開けた部屋へ到着します。と、テーブルに置かれた鍋が目に入り、蓋を開けてみると…

なんだこりゃ!

何かの臓物なのか腐ったような何なのかわからないグロテスクなもの、そして鍋から湧き出てくる無数の虫。この時点でダメな方は少なくないかもしれませんが、正直序の口ですここでNGな方は残念ですが通常プレイをおすすめします。しかしVRなので、顔を近づけると鍋の中身も近くでまじまじと見ることができます。このサザエの肝みたいな?テカリが物凄くリアル。(怒られそうですね)

そして気持ち悪いものだけではなく、主人公イーサンの彼女ミアちゃんが倒れるシーンでは、そのお身体を間近でマジマジ見放題ですよ

その後とんでもない事が起きるわけですが。

ミアちゃんも間近でマジマジ見ることができますが、顔を近づけて見ることができるのは何もかわい子ちゃんだけではなく、舞台の主人、ジャックさんの顔も間近で見られます

あまりの怖さに動揺してスクリーンショットのアイコンまで写してしまう始末

操作性は慣れるまで時間が必要?ただし、VRならではの動きも可能!

そうこうしているうちに移動の操作自体はだいぶ慣れてきました。チュートリアルでの説明の通り、左スティックで移動(前進、横歩き、後退)、右スティックで視点を30度ずつ回転というちょっと独特な操作性です。この右レバーの仕様には何か理由があるのかもしれませんが、カクカク一瞬で視点が30度ずつ変わるため、滑らかさには欠ける印象もあります。が、首を曲げた方向に全ての物があるので、臨場感は半端ではないです。

そして、これはまさにVRならではの操作性!と感心したのが「壁から覗き見する」という行為ができることです。たとえば序盤主人であるジャックとフロアで追いかけっこ?するシーンがあるのですが、イメージとして通常プレイでは全身壁から出して敵の様子を伺うのですが…

相手から丸見えです

対してVRはというと、壁から顔だけ覗かせて様子を伺うといった動きが可能です。これが実に臨場感溢れる操作です。

ちらり。

また通常プレイでの攻撃は、L1ボタンで銃を構え、右スティックをプルプル動かして照準を合わせてR1ボタンで打つわけですが、VR操作は思った以上に快適です。VR版であれば首を向けることで直感的に照準を合わせることができるので、照準を合わせやすいです。

コントロール不可、容赦ない怖さ

続いて怖さです。過去の記事で同僚曰く「シリーズ中最も怖い」とのことですが、これまでにナンバリングシリーズは全てやってきた私も同感で、確かにシリーズで最も怖いです。怖いし、グロい。ドライバーや包丁で何度もザクザク手を刺されたり、チェーンソーで片腕を切断されたり、こういったえげつない表現は過去に無かったのではないでしょうか。これも苦手な方はグロテスクバージョンではなく通常版にすることをおすすめします。その上VRとなると、切断された腕の断面がはっきりと見られます。

耐性の無い方は失神してしまうのではないだろうか…

またVRは画面の明るさ調節ができません。感覚ですが、かなり暗い印象です。画面の明るさを調節すればある程度怖さは緩和されますが、そういったコントロールができないため、とにかく最も怖い環境設定を余儀なくされます。

「酔い」はVR版だけではない!

そして「酔い」について。本作のVR酔いがあるか無いかで言うと、間違いなく「ある」です。ちなみに私はPSVRの「eagle flight」というワシになってパリの街を飛び回るというピースフルなソフトを持っていますが、連続2時間プレイしても平気なくらいVRには慣れてきました。が、視点や画面の回転の仕方や頻度も異なるせいか、VRに慣れていたつもりが2時間程で疲れが出ました。(もちろんゲームの内容によるところは大きいでしょうが…)

休憩を挟みつつ、VRではない通常プレイも比較として楽しんでみようと思い、VRヘッドセットディスプレイを外してプレイします。すると…

…なんだろう、ちっとも怖くない…

なんとVRを装着してプレイしていた時はあれほど怖かったバイオハザード7が、VRを外した途端に全く怖くなくなりました。今まで戦々恐々と影に潜んでいましたが、視線の先に敵が居ても全く動じなくなりました、これは凄い。
ところが!

つ、通常プレイが気持ち悪い…

なんとVRで酔うということはなかった(疲れたので休憩のため中断しましたが)はずが、VRではない通常プレイで酔いがやってきました、開始わずか10分程度です。これは大誤算。VRプレイで、既に疲れが溜まっていたのか、あるいはVRから視点が変わり違和感を感じたのか、はたまたそもそもFPS視点に私が強くないのか?いずれも間違っていない気がしますが、VRで酔わなければ通常プレイでも酔わない、ということはなさそうです。気持ち悪い…。(その後入浴により復活)

適度に休憩を挟みましょう。

こんな人は控えた方がいい!?

さてVR版バイオハザード7グロテスクバージョンの感想をざっとお伝えしましたが、結論としてはネットで言われている通り、確かに「メチャクチャ怖い」と感じました。耐性の無い人はトラウマになる可能性もあります。ということで、こんな方は無理せずに通常プレイ、もしくは「グロテスクバージョン」ではなく、通常版をプレイしてみるのが良いかもしれません。

・心臓の弱い方(絶対ダメ!)
・虫ワラワラが苦手な方
・突然敵が視界に入ってくる表現が苦手な方
・手足切断など、グロテスクな表現が苦手な方
・3D酔い、VR酔いが強い方

突然壁破って出てきたりします

そもそもゲームというものは楽しむもの、無理して楽しいと感じられなくなってしまっては本末転倒です。無理せず自分に合ったプレイスタイルを楽しみましょう。

ちなみにバイオハザード7、ゲーム性としては面白いです!

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