「バイオハザード７レジデントイービル」がリリースされて早くも１週間ほど経ちましたが、シリーズファンの同僚が発売から3日でクリアしたようです。先日「大は小を兼ねる」という適当な口説き文句で、通常版ではなく半ば無理矢理「グロテスクバージョン」を購入して貰い、クリア後の感想を聞いてみました。

Ｔさん、いかがでしたか？

バイオについて語る人たち

私
1979年生まれ
既婚（娘一人）
趣味：ゲーム、楽器
職業：企画職
バイオ歴：１〜５、リベレーションズ１、２クリア。６のみプレイ済み未クリア。オンライン、コードベロニカは未プレイ。
無限ロケットランチャー欲しさに周回プレイを頑張る。一番好きなシリーズは４かしら。

Ｔ氏プロフィール
1979年生まれ
未婚
趣味：ゲーム、スノボ
職業：プログラマー
バイオ歴：オンライン「アンブレラコア」を含めシリーズは一通り全てプレイ、クリア済みの生粋のファン。
本記事の主役です。バイオハザード７（グロテスクバージョン）をクリアしたため、大いに感想を語っていただきます。

N氏プロフィール
1976年生まれ
既婚（子供なし）
趣味：サバゲー
職業：アートディレクター
バイオ歴：飛び飛びで、５以降は未プレイ。
普段はFPSを主に好んでプレイするのでオンライン「アンブレラコア」が気になるもT氏の酷評により断念。

バイオ７、クリアしてみてシリーズのファンとしての感想は？

Ｔ「そういえば、バイオハザード７を3日でノーマルクリアしました。貸しましょうか？」
私「早いな！」
Ｔ「もっと言うと2周目も4時間以内にクリアしました。」
Ｎ「お、どうでしたか？グロテスクバージョンですよね？」

Ｔ「バイオ７、思った以上にバイオじゃなくて、結構苦痛でした…。ただののホラー映画なんですけど…(笑)」
私「おっかないの？」
Ｔ「おっかなすぎる。怖いというよりも気持ち悪い…。描写が胸くそ悪くなる感じ。」
Ｎ「でも通常版は血すらでなくて軽すぎるって聞きました。」
私「マイルドですね。グロテスクバージョンも日本版はある程度規制がかかっているらしいですよ。」
Ｎ「みたいですね。」
Ｔ「絶対VRじゃむりなので。やってみて感想聞かせてください(笑)」

私「ネット見るとVR失禁レベルらしいよね…(笑)」
Ｎ「(笑)」
Ｔ「漏らすかどうかはさておいて、気持ち悪くなると思う。」
Ｔ「平面プレイでは、明るさMAXにしたらキモさと怖さがなくなりました。」
Ｎ「そんな裏技が(笑)」
Ｔ「ですね(笑)ただのアクションゲームと化したのでサクサクです。」

バイオ７、残念だったポイントは？

Ｎ「作品としてどうでしたか？特にバイオのシリーズとして。」
Ｔ「感想としては、バイオのナンバリングじゃなくてもいい気がしました。最後の方だけバイオ。もっと主人公に個性が欲しかったです。あと敵についてもイマイチ面白みにかけた感じ。FPS視点は、明るくすればやりやすくて思った以上に快適でした。」

Ｎ「なるほど。」
Ｔ「ホラーを追求した感が強く、アクション性を求める自分とはマッチしませんでした。アクションゲームとしては簡単です。弾の管理もバイオ１とかの方がシビア。」
Ｎ「そうなんですね。」
Ｔ「あとストーリーはそこまで深くない。」
Ｎ「あらら。」
Ｔ「ストーリーはそのへんのB級ホラー映画っぽかったですね。」
私「映画の「ＳＡＷ」みたいな感じ？」

Ｔ「あ～、近いかもね。なんかあれも振り切れちゃった感じするよね。」
私「最初の作品見た時は怖かったけど「そういうことか～！」って驚きがあったから楽しかったんだけど、後続作になるにつれてなんかとにかくいかにグロくするかに特化した感じする。もはや不快な映画でしかないもんな。」
Ｔ「そうだね。正直切断されたり…て表現はドン引きしたもん。あれ、耐性無い人はトラウマになっちゃうんじゃないかな…。元々バイオってストーリーはアンブレラ社がどうとか、そういう背景なんかも魅力なんだけど。」
私「陰謀論的な？」

写真は「バイオハザードHDリマスター」です。

Ｔ「そう、でもそういうのが無かった。いやつまらないわけじゃないんだけど、バイオハザードではないかなーって。シリーズのファンとしてはそこまで刺さらなかったです、期待しすぎかな。」
私「確かにバイオハザードってただキモいだけじゃなくて、組織だとかミリタリー的な格好良さもあるよね。」
Ｔ「そう、そういう格好良さ皆無。」
Ｎ「結構酷評ですね。」
Ｔ「ゲームとしては面白いんです、丁寧に作られていて、良くできているなと思います。雰囲気とか閉塞感も初代バイオハザードを彷彿とさせるというか。雰囲気作りも良いんですが、ホラーに振り切り過ぎな気がしました。」
Ｎ「僕そんなに耐性ある方ではないんだけど、大丈夫だろうか(笑)」
Ｔ「苦手な人は厳しいかもしれません。あとは武器が少ない。昔って弾薬も色んな種類があったじゃないですか、火炎だったり硫酸だったり。そういうのが無いです。あとライフルも無かったかな。」

写真は「バイオハザード6」です。

私「ライフル無いんだ。あのズームさせて遠距離の敵撃つのは楽しいんだけどね。そういえばロケラン（ロケットランチャー）はあるでしょ？」
Ｔ「あ、無い無い。」
私「マジで！？クリア後の無限ロケランも？」
Ｔ「今のところ見てない。」
私「醍醐味なのに！」

バイオ７、シリーズで最も強い要素は！？

Ｎ「最近のアクション路線に期待すると確かにいまひとつかもしれないですね。」
Ｔ「そのうえストーリーもちょっと今までとテイストが違うので残念でした。ホラー的な演出に凝り過ぎて、中身がスカスカという感じですかね。」
私「3D酔いもするって言ってたね。」
Ｔ「めちゃめちゃ酔います。最初は1時間ずつやるのが精一杯でした(笑)。」
私「BF（バトルフィールド）では酔わないのに。」

写真は「BattleField1」です。

Ｔ「おそらく揺れの種類が違うんだろうね。ただこれもある程度調整はできるから抑えることはできる。」
私「まあ３Ｄ酔いは慣れるけどね。」
Ｎ「慣れるでしょうね。」
Ｔ「たださっきも話したけどバイオじゃなくても良かったかな、という印象です。面白かったんですけど、ちょっと外伝的な雰囲気でした。」
Ｎ「強いてシリーズの中でランキングするとしたらどうですか？」
Ｔ「あ〜、難しいですね。何気に下の方かもです…。ゲームは面白いんですけど、バイオだと考えるとやっぱり違うんだよな。」
私「怖さは？」
Ｔ「もうダントツで一番！間違いない(笑)」