君はiアプリの名作を知っているか?『ガラケーゲームアーカイブ』紹介


お世話になっております。永遠のゲームガイ、たけじょーです。

今回の記事は相当ニッチです。テーマはiアプリ。

・・・この間、いつものネットサーフィンをしていたところとんでもないサイトに出会いました。

https://appget.com/garake/

ガラケーゲームアーカイブ。いまやG-modeアーカイブでしか遊べない、いわゆる『ガラケーゲーム』をまとめたサイト。

今回はこのサイトを見ながら、
いつかG-modeアーカイブで復刻されるかもしれないし、
作者がちゃっかりスマホ向けで復刻するかもしれない名作たちに思いを馳せようと思う。

ガラケーゲームアーカイブの運営はアプリ★ゲットがやっていました。
ここでアプリ★ゲットについても補足をば。

アプリ★ゲットとは

一言でいうと当時のiアプリ、オープンアプリ、S!アプリの情報サイト。

当時のガラケーにはAppStoreもGoogleplayもなくて、アプリを検索する術がなく、そもそも見つけることが困難だった。

ロックマンエグゼPoNや、モンスターファームPOPなどの企業が出しているアプリならimodeなどからリンクが展開されていたりもしていたが、
個人製作のアプリだとその人のブログまでいってようやく・・・なんてことも。

そんな当時にどうやってアプリを調べていたかというと・・・ここで出てくるのがアプリ★ゲット。

ファミ通のように週間ごとのランキングが出てきたり、アプリの簡単な紹介、ダウンロードリンク、同じ作者の別のアプリがパッと一覧でわかるという中々のオーパーツ。

こんなサイトが今から約20年前に実在していたわけでみんなここでとりあえず無料のアプリを調べて、落としまくって遊んでいたと思う。

アプリ★ゲット以外だと、ちょっとテクい調べ方になるが2ch(現5ch)の携帯電話ゲーム板の『【DoCoMo】無料アプリ、これだけはやっとけ!○本目』スレのまとめサイトがあるのでそこから名作アプリを探すこともできた。なお現在は閉鎖されている。

これは実はWEB魚拓が残っているとかいないとか・・・

iアプリ名作紹介①『チャリ走』

ガラケーゲームアーカイブ:チャリ走紹介ページ

チャリ走ってガラケー発だったんだ・・・という声も少なくないかもしれない。3DSやスマホ、Switchまで幅広く配信されている名作ミニゲーム。

いわゆるワンキー2Dオートラン系のアプリで、勝手に右に進んでいくチャリを穴に落とさないようにいい感じにジャンプをするゲーム。

前方にはライバルがいて、絶対抜かせない絶妙な距離感であくまでレースという体で進行していた気がする。当時の中学生はこれに心奪われ、スコアを比べ、2000mいった子は神として崇められていたのさ・・・

実況も見もの。試合を盛り上げてくれる。

iアプリ名作紹介②『糸通し』

ガラケーゲームアーカイブ:糸通し紹介ページ

これも名作。最近TikTokでもエフェクトとして使えるようになったとか。

いわゆるワンキー2Dオートラン系のアプリで、勝手に右に進んでいく糸を穴にいれるようにいい感じに上昇をするゲーム。

・・・?

さっきと言ってること同じじゃねーか。

説明すると似たようなもんなんだけど、実際の手触りは全然違っていて、なんならこっちは無骨で淡々と進めていく感じ。BGMも確かなくて、穴を通したときのみ\ピコンッ/と音がする。

この真剣勝負感がチャリ走とはまた違っていて、良いのだ。

ちなみに当時のガラケーはワンキー2Dオートラン系のアプリが全盛期を迎えており、他には主人公がおばちゃんで可愛いビジュアルの『おばちゃんが飛ぶ』などがあった。

ガラケーは十字キーと各ボタンが縦に配置されている都合上アクションゲームがあまり流行らないハードだったと思う。

なので当時のアプリ職人たちはワンキーや十字キーのみで遊べるゲームシステムを模索していたのかもしれない。

iアプリ名作紹介③『narcissu』

全然ガラケーじゃない気もするけど、こういうのも紹介する。

ガラケーゲームアーカイブ:narcissu紹介ページ

PCや小説、PSPなんかでも展開されていた同人泣きゲーナルキッソス。
実はガラケーでもPC同様無料配信されていた。

圧倒的なクオリティはそのままに、いつでもどこでも読めるノベルとして、アプリ★ゲットでも高い評価を得ていたと思う。

思えばガラケーでは携帯小説のヒットもあったし、ノベルと携帯電話の相性は良かったのかもしれないな。

幕間

・・・とまぁ三つも紹介したけれども、これらは名作すぎるが故に『今のハードでもなんらかの形で遊べてしまう』わけで、

現行ハードで買って遊んでくれという話ではある。

ここからはガラケーの深淵とも呼べるかもしれないガラケー発、ガラケーのみ、派生作なら今でも触れるかも?
そんな作品を紹介していこう。

iアプリ名作紹介④『もののふの宇宙』

ガラケーゲームアーカイブ:もののふの宇宙紹介ページ

ジャンルは宇宙戦国リアルタイム英雄ロボットアクション。なんじゃそりゃと思うかもしれないが詳しく下で解説するとしよう。

実は筆者は動かせる環境があるので、実際のスクショも貼ることにする。

ジャンルを嚙み砕いていうと「主人公が強い系横スクロールハクスラストラテジー」。3DSのザ・ローリングウエスタンのように、ストラテジーが苦手でも主人公の操作でなんとか巻き返せるバランスとなっている。

タワーディフェンスのように各マップに味方を配置していって、敵と勢力争いを行う。ただ、この味方が本当に弱い。
結構お金を溜めて、最大数を投入しないと全然勝てないのだ。

自ら参戦。このメニューが鍵を握る。

最初は05vs02でこっちの勢力が勝っていたが、ほっといたら一気に01vs12に。そこで自ら参戦して戦局を覆していく。

装備を選ぶ。ここのコスト上限は戦う惑星のレベルによって変わる。

ボタンが少ないガラケーならではのシンプルな操作性。

基本は範囲内に入った敵にオート攻撃。画面内の□は照準で遠距離攻撃ボタンで攻撃が可能だ。舞台が宇宙なので、十字キーで高度も含めて操作することができ、おまけにジェット(=スラスター)も内蔵している。十字キーを押し続けてから離すことで一気に慣性がかかりスピーディーな動きが可能。

雑魚敵やボスからは装備が落ちることがあり、お気に入りの装備を探すハクスラ要素も備えている。
上記の装備画面を見る通りで遠距離武器やジェットも落とすので、自分にあった操作性、自分専用の自機で世界を救えるのだ。

英雄ロボットアクションとある通り圧倒的なビハインドを自分の力で打開。これが本当に面白い。

また、ストーリーの出来もとても良い。
鬼は本当に敵なのか、そもそもモノノフ軍とはなんなのか。

王道叙述トリックな展開もあり、気持ちよくクリアまで進めることができる。装備を集めるために周回しても良いし、単純に好きな装備で鬼をぶった切って回ってもいい。

今やっても面白い、まさに名作といった出来だ。というか普通にスマホでやりたい。布教したいなぁ。

iアプリ名作紹介⑤『LostKingdom_Plus』

ガラケーゲームアーカイブ:LostKingdom_Plus紹介ページ

作者さんからも記事執筆の快諾をいただきました。
GA-LUCKさんありがとうございます。

執筆記念に一周してきたよ、ジニー

アプリ★ゲットだけでなく2ch携帯電話ゲー板のスレにも紹介されていた本作。ジャンルは表向きはゼルダのような見下ろし謎解きアクションゲーム。

ただ、ストーリーやUIから香るフレーバー、世界観は「ゼルダライク」の一言で言い表せない。この独特の雰囲気が良いんだ。

メニューからこだわりが見受けられる。クリア後には隠しメニューも。

本のようなタイトル画面からわかる通り、
このゲームは一冊の本を読み進めるようなゲームとなっている。

プロローグや随所に入るナレーションは本のページとなって、実際に読んで進めていくことになる。

この子が主人公のジニー。頭に乗っているのはスライムだ。

このゲームはジニーを操作して世界を支配している四天王を倒すという一見は王道ファンタジー。

ただ一貫してテーマが存在する。それは「生」。世界が、ジニーが生きている。そんなことをふと想えるようなシステムがこのゲームにはいくつも存在する。

まず紹介するのは町の画面だ。基本は町で情報収集、終わり次第外に出てダンジョンをクリアしたり、馬車で長距離移動をするのがこのゲームの進め方。

町ごとの店の名前も固有で決まっている。はじめは名前が覚えられないかもしれないが、町、店の一つ一つに名前がついているので町自体が生きている。

さらにこの画面で目を惹くのは日付。
一気にロマサガのような雰囲気が出てくるが、LostKingdomでは馬車の移動や宿屋で時が経過する。

しかも時の経過によって敵が町に侵攻し、
実際に壊滅したり、なんなら制限時間でのゲームオーバーがある。といいつつ、筆者は9か月でクリアしているので、理不尽な時間制限ではない。

こういう仕組みは自然に引き出されるかはプレイヤー次第だが、要素としてあるだけで、この世界の過酷さが伝わるのだ。

壊滅した町。なんと上のスクショと同じリスムの町である。人口は0。町が死んだのだ。

活気づいた町との対比が相当嫌な味を出している。
町を、世界を僕が救わなきゃなんだ・・・・。

それ以外の基本的なシステムはというと、

・戦闘中の武器にたくさん種類がある。操作性や攻撃範囲に違いがあって面白い。エクスカリバーが途中で腑抜けるので終始トールハンマーが神ってる。
・やりこみ用の高難易度モード、特殊ダンジョン、ボスバトル
・なんならガラケーのゲームなのに実績がある。

など。

このゲームは間違いなくストーリーと時間経過・雰囲気が特徴だが、地に足のついた部分もしっかりしていて歯ごたえがある。

そしてそんな暗い、暗い世界を救ったあとに残るのは一冊の本。

そう、このゲーム自分のストーリーが年表になるんです。

間の年表は長くなるので省きました

これ相当凄いことで、スコア管理と思い出を両立できているんだよね。

単純に読み返すこともできるし、元々実績もあって周回プレイもできるような作りになっているから、どこがボトルネックになってクリアに時間がかかっているかがわかったり、周回時のフローの確認もできる。

この世界観をそのままにこういった機能を実装出来ているのは、テーマを生にして、その軸がしっかりしていたからに他ならないだろう。

ちなみに筆者はアプリ★ゲットではなく2ch経由でLostKingdomに出会った。当時のねらーには足を向けて寝れないな。

iアプリ名作紹介⑥『ムーンミサイルごっこ』

ガラケーゲームアーカイブ:ムーンミサイルごっこ紹介ページ

作者さんからも記事執筆の快諾をいただきました。
ミミタンさんありがとうございます。タンが敬称含んでいることを初めて知りました。

ミミタンはガラケーiアプリの雄ともいえるHHRの管理人。

・筆者が塾で遊んでいた鉛筆の実線がそのままステージになる「此の世の縮図」
・モーリーファンタジーが遠くにしかなかったから家で代わりに遊んでいた「ぷりぷりひよこ(?)~ひよこふじ~」
・文句なしの神ゲー「マジカルペーパー」

など、大体筆者の青春はHHRと共にあった。

掲示板の空気に入れずに指をしゃぶりながらこそこそROMっていたころが懐かしい・・・。

本当は紹介するならマジカルペーパー一択だろ、と思っていたのんだけれども、筆者が実機で動かせる環境がないので、今回はムーンミサイルごっこを紹介。

なんとこのゲーム・・・遊べます。なにいってんだこいつ

どういうことかというと今でも遊べるんです。しかも無料で、ブラウザで。謎技術だ・・・・

ということで紹介URLその2、いってみよ~

ムーンミサイルごっこであそぶ

というかHHRのサイト、リニューアルして綺麗になっているし、説明書の雰囲気変わってないし、アーカイブも節が効いてるし、

あの頃とノリが変わってないのが凄すぎる・・・平成からタイムスリップした気分だ・・・・

オタク早口が出てしまったので本編に戻ります。

どんなゲームかを一言で表すなら、「ゆるい雰囲気でミニゲームをしつつ正解を探すゲーム」。

曖昧な指標から正解を想像して値を近づけていくゲーム、ってジャンルが世界のどこかには存在すると思っていて。

例えば「ガンパレード・マーチ」。これは人の印象やトレーニングの傾向を謎のXY軸で表現していて、どの程度にするかはプレイヤーが決めるのだ。

明確にやりたいことやなりたいもので正解が決まっていて、それをトライ&エラーして正解を探すのが醍醐味の一つである。

ちなみにののみは俺のガンパレ世界の嫁です

このシステム相当面白いんだよね。攻略を見ずに「筋トレするならサボりながらかな?」みたいになんとなくで点打って、で

「うーん、だみだこりゃ。」

なんて怒られたりして。

そういう部分が好きなプレイヤーには心底おすすめできるゲームがムーンミサイルごっこだ。実際に画面を見てみよう。

規格外のUIのゆるさ。これがHHR節

俗にいうペットボトルロケットを作るゲームなんだけど、各パラメータはミニゲームで決めることになる。

水をいれ、栓を詰め、空気をいれ、角度を決める。これらのミニゲームを飛ばすムーンミサイルキットの特徴に合わせて調整し、飛ばす。果てしないトライ&エラーの先に最高飛距離が待っている。

全然飛ばなかったって?それはだみだこりゃ。だね。

このトライ&エラーが面白いんだよね。ゲームの面白さの根っこを掴んでいる感じがする。

HHRのゲームはマジカルペーパー以外基本はミニゲームが多い。多いんだけどゲームは何故面白いのか、その理由がちゃんとわかって作っているというか、一個一個の質が本当に良い。

一日をずっとこのゲームに費やすとギリギリ後悔しそうなんだけど電車の待ち時間とかにふらっと遊びたくなる。まるでTikTokのショート動画のような、フィジットトイのような、メロジョイのスクイーズのようなゲームがムーンミサイルごっこに限らず色々ある。

HHRの公式サイト自体も読んでいて楽しいページだらけなので、この機にみんなHHRのゲームで遊んでほしい。

あと、PRですけど最近はゆるふわな感じじゃなくてスタイリッシュなゲームも作っているそうで!

モノマーケットも大変面白かったです。数字を積み立ててインフレさせていく。これもムーンミサイルごっこのトライ&エラーとはまた違った面白さの根っこだな、と気づかされました。

締めのことば

iアプリは本当に数が多く、ガラケーゲームアーカイブに登録されている数だけでも10950作品。

ゲームボーイ・カラーですらタイトル数は合算で約1300本といわれているため、その数は圧倒的で、しかもほとんどのゲームは今はプレイできないという、考古学のような実に魅力に溢れたコンテンツである。

有志がなんとかしようと頑張っているときいたこともあるし、メーカーが出していたものはGmodeアーカイブで蘇ったりすることもあるだろうから、ガラケーゲームが復刻!とか訊いたらみんなもぼんやりこの記事を思い出してみてほしい。

まだまだもちなげメモワールとかIRM作品とか、七味カカオとかつきくまゲーム作品とか、他にも紹介したいものはありますが、ひとまず第一弾としてこの辺りで終わりたいと思います。

以上、「ガラケーゲームアーカイブ」から見る懐かしのガラケーゲームでした。

今後もゲームに関して色々発信していきたいと思いますので
よろしくお願いします。

たけじょー

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