自身の野性味が目覚める!「トルトゥーガ パイレーツ テイル」の感想


男らしくありたい。

体つきというよりも、マインドの面である。

居酒屋へ行っても最後のひとつはどうしても手をつけられないし、ドラクエの竜王に「世界の半分をお前にやろう」とそそのかされてもいつだって「いいえ」と答えてしまう。

波風が立たないように、いつも穏便に過ごそうとしてしまう。

もっとこうワイルドに行きたい。そう、海賊の様に。

そんなタイミングで、カリプソメディア様にご提供いただけました、海賊シミュレーションRPG「トルトゥーガ パイレーツ テイル」。

トルトゥーガ パイレーツ テイル主なゲームサイクルは?

はてどうしたものか。

ゲームを始めるやいなや、いきなり17世紀カリブ海の大海原に放り出されて困惑。これまで海賊とは無縁の生活を送ってきたからね。

ゲームの目的は、自身の束ねる船団を最強にすること。

チュートリアル的に言われた通りに進めてみる中で理解した主なサイクルは以下の通り。

メインシナリオカリブ海の町から町へ。ストーリーに沿って海賊王に俺はなる。
海戦敵船を倒して積荷を略奪。換金したり、クルーに分け与えて士気を高めたりする。移乗攻撃で敵船を奪うこともできる。
船のカスタマイズ自身の船に対し、攻撃力や移乗成功率を高めたりといった強化を行う。
乗組員の士気管理船団維持。怠ると仲間がいなくなったりパフォーマンスが低下したりする。
ミッション資金を増やしたり、集落での評価を高めてカスタマイズ要素を増やしたりできる。仲間が加わることもある。

他の財宝船団とターンベースの「海戦」で戦いながら、町から町へ海上で船を走らせる。

チュートリアルはあっさり目なので、メモっておかないと混乱しそう。「実戦で覚えろ」それが海賊の掟というわけか。

海戦を理解すると俄然楽しくなってくる!

手探り感が強い。流れは正直まだわかった「風」だ。

チュートリアルが終わり、いざひとり立ちして進めていくと、遭う敵船に海戦でいつも負け続ける。

撃ち合っても負け、敵船を奪える移乗攻撃をしても競り負ける。かと言って圧倒的に弱そうな船を探して回ってもそうそう見つからない。積荷の資産は失うわ船は無くなるわで、これじゃ陸に上がったカッパのようだ。何か根本的に戦い方が間違っている気がする。

思考錯誤していると、自身が負けるパターンが見えてきた。

敵船欲しさに、いつも移乗攻撃で倒そうとしがち。

そうではなく、砲撃などで相手の船を破壊して積荷を奪うのが基本。弱体化させ、余裕が出てきたら移乗攻撃を行うのが流れなのか。

また砲撃も移動するマスによって命中率が異なり、ここを意識することで与えるダメージも上昇、勝率も上がってきた。位置取り超重要。

移乗攻撃して乗っ取ることで財産に加えて船を拿捕(だほ)できる。

ただしこの移乗で競り負けてしまうと自身の船も失われるというリスクがあるので、無理に持ち込もうとせず、敵船クルーの能力が低いと判断した時に実行するのが良さそう。

海戦の流れがつかめると圧倒的に楽しくなってきた。

ここで獲得した積荷を他のコンテンツに還元していく。

海戦で金品を奪う、儲けを仲間と分配して仲間のレベルや満足度を上げる。町で船を強化して、さらに強い敵船と戦う。

こうして少しずつ船団を強化し、カリブ海の立派な海賊になるということか!

自身の船団もメキメキ強くなってきた。

クッソ楽しい!

流れが掴め、俄然楽しくなってきた。

分かってきた途端テンション上がってきたぞ!

自分に眠る内なる海賊魂が目覚めた気がする。俺は海賊だ!

ラム酒だ!ラム酒持って来い!

ラム酒無いのでビールにしました。

普通にビールにしました。

だって近所のマルエツで普段ラム酒なんて洒落たもの買わないんだもの。

これでモチベーションをさらに上げていきたいッ!

つまみはキムチ納豆だけどさ。

海賊というスケールのデカさと実生活のギャップを目の当たりにした瞬間。男らしさとは何か。

やってることが全然海賊っぽくないんだよな。

オンラインショップで買ったトロピコグラスに写るプレジデントの視線も痛い。

「海賊ゲーやってるのにさ、」

「ビールってお前、日本人かよ。」

…何見てんだよ。

なんか腹立って来たぞ。

やってやろうじゃないのさ。

何をってお前、町を襲撃だよ!!

街を襲撃したら資金ガッポリ!が、さまざまな影響が!

私はノリに乗っている。

今なら行けるぞ、町を攻撃だ!

カリブ海に点在する町では積荷の売買やミッションの受注、船のカスタマイズを行うことができるが、この町を襲撃して多くの積荷や資金を増やすこともできる。

こちらも海戦と同様ターン制による戦闘で、敵船を相手にしながら町へ入港し、1ターンごとに選択式のコマンドで物品を奪っていく。

町の襲撃で登場する軍船はやや強力ではあるけれど、こちとら要領は掴んできている。

海戦と同じ勢いで勝利!

その結果、資金は増えたもののなんと町の知事から危険視されるようになってしまった。

すると、その町での船の改造パターンが減ってしまったり、といったデメリットも。ただし知事から受注したミッションをクリアすることで評判を回復させることもできそう。

手探り感強め、船団の強化が気持ち良い!

小さな町の襲撃を終えた時、より大きな街、最終的に全てのエリアで危険と判断されるような伝説級の海賊になったら一体何が起きるのか…?不思議なことに、そんなことを考えるようになってしまった。

自分の中の野性が目覚め始めている。

シミュレーションRPGではあるけれど、シミュレーション寄り。

弱い敵をコツコツ相手にしながら圧倒的な強さで無双するいわゆるJRPGの手触りとは全く異なりかなりロジカルで数字遊びの要素が強め。

手探り感は強くUIに多少の癖はあるけれど、確率と向き合いながらその場その場で判断しながら勝利した瞬間、一気にドーパミンが噴出する。それぞれスキルの異なる仲間を探す楽しさはJRPG的。ゴムゴムパンチをお見舞いすることはないけれど。

このカリブ海でもっと荒くれてみたい…!

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