【画像あり】サッカーゲームど素人がファミコン「サッカー」をやってみた。


「ウイニングイレブン」「FIFA」など、2017年現在サッカーのゲームは凄いことになっております。リーガエスパニョーラ「FCバルセロナ」やプレミアリーグの「リヴァプール」など、素人でも聞いたことのある超有名クラブチームから馴染み深いJリーグまで、名前、動き、能力、表情に至っても、実在の所属選手のモデルを使って超美麗な映像でサッカーを楽しむことができる超人気サッカーゲームたち。

ところが私はサッカーについてはまるで疎く、こと「ウイイレ」トークには全く入れず寂しい思いをすることがあります。今日もいつものようにウイイレの輪に入れず寂しい思いをしながら帰宅し、ファミコンソフトの山を眺めていたところ、私も持っているじゃないか、ファミコン「サッカー」

ウイニングイレブン最新作が凄い

原点を遊んでみる前に、最新のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」がどのくらい凄いか見てみることにします。

夜中の0時くらいにぼんやりテレビで見る映像。

この映像です。実写さながらのこんな選手たちをグリグリ動かしてサッカーが楽しめるなんて、凄い時代になったものです。その操作はというと格闘ゲームさながらの細かいコマンド入力と立ち回りの速さが必要とされ、Eスポーツの競技になる程です。

ちなみに私はサッカーに関しては、ワールドカップが始まるとなんとなく会話に混じって相づちを打ったり、時々youtubeのスーパープレイを見て感動する程度のズブのど素人でございます。とはいうもののyoutubeのスーパープレイを見て感動できる程度には、どういうプレイが凄くてかっこいいのかは直感的に感じることができます。

選手たちの細やかなテクニックの表現は素人目に見てもまさに「芸術的な球技」であることは伺い知れます

ファミコン「サッカー」を遊んでみると、ルールの理解そこそこでも楽しいじゃないか!

改めてファミコン「サッカー」です。まずは使用する国を選びます。

とりあえず日本。…その昔日本のユニフォームってピンクだったの…?

そして試合開始。操作は非常にシンプル。Aボタンでシュート、Bボタンで(弧を描いた)パス、守りの時(ボール非所持時)はBボタンで操作キャラクターを切り替えられます。ところがこの切り替えが意外にも賢く、ボールに近いキャラクターに切り替わるため「動かしたいキャラを動かせない」といったストレスはあまり感じられません。ただいかんせん動きが遅い。

実際のサッカーはというとおそらく荒ぶる猛牛の如く突進し、スピーディーに且つ細やかな足技で相手をかわしながらゴールを目指してドリブルしているのでしょうが、実際はドット単位でちょこちょこ進む程度。とはいえ、今思えばこのシンプルさこそがファミコンの魅力だったのかもしれませんし、だからこそ当時小学生低学年だった私も、複雑で細やかなサッカーのルールを知らずとも楽しめたのかもしれません

それにしてもこのサッカー、レッドカードもイエローカードも無く、後ろから荒々しくボールを奪おうがお構いなし、比較的簡単にボールを奪うことができます。意外と無法地帯と思いきやオフサイド判定もきっちり備わっていて、妙なところでルールがきちんとしているので馬鹿になりません。

後ろから忍び寄ってボールを奪ってもお咎め無し!

単純でありながらいつのまにかヒートアップしている

上述の通りルールはシンプルなので、やることは単純。敵からボールを奪って相手ゴールに一直線!細かいルールの理解や戦略、フォーメーションの考慮だって必要ありません。とにかく敵からボールを乱暴に奪って、こうやってシュート!

こうやって…こう!

GOOOOOOOOAL!!!

楽しい!これまでサッカーをやればキーパー役に徹し、サッカーゲームをすればルールがわからずすぐにイエロー、レッドカードで相手にはボコボコにされるというサッカーセンスゼロ人生にやっと一筋の光が見えた瞬間でもあります。と思って余裕ぶっこいていると…

いつの間にか、姑息にも同じく背後からボールを強奪され、

GOOOOOOOOAL!!!

とやり返される始末。ですがこの応酬こそがゲーム、対戦の醍醐味だと思っています。気がつけばいつの間にか夢中になっている自分がいました。サッカーって超楽しい。

ハーフタイム時にはかわいいチアリーディングも挟まれます

かつて私生活においてサッカーでここまで楽しく、熱くなったことはあるだろうか?いや、ありません。結局その後も接戦の末、後半でゴールを一点決めることができました。そしてついに試合終了のホイッスルが鳴り…

センターラインで勝利の喜び!

2−1で勝利し、センターラインで勝利の舞を踊ります。そして…

いきなりタイトル画面。

エンディングが出るわけでも2戦目に突入するわけでもなく、タイトル画面へ戻ります。こんなドライさも初期ファミコンソフトならでは、そんなレトロゲームを、私は愛さずにはいられません。

結論:サッカーゲームの本質は、今も昔も変わらない。

久しぶりファミコンのサッカーをプレイしてみて感じたのは、30年のゲームの映像の進化というものは凄まじいということ。ファミコンの映像をご覧になった80’s育ちのファミっ子のみなさまもきっと同じように感じていらっしゃることでしょう。ですが、待って頂きたい。実はサッカーゲームって、本質的な楽しみ方は全く変わっていないのでは?ということに私は気づいてしまいました。

ファミコンの「サッカー」

ご覧ください。こちらがファミコンのサッカーの画面です。そして次が最新作「ウイニングイレブン2017」のゲーム画面。

PS4の「ウイニングイレブン2017」

一体何が違うというのでしょうか。審判の有無?スポンサーの有無?ゴールした時の喜び方??

もちろん映像の描写は当然進化していますが、基本的なシステム、楽しみ方の本質はあまり変わっておらず、極端に視力が悪い方が見れば、正直どっちがどっちか分からない方もいるのではないでしょうか?目を薄〜く開いてみてください。いかがでしょうか、どっちがファミコンでどっちがPS4の画面か分からなくなって来ませんか?来ないか。
ということで、敢えて星で評価をさせて頂きます。

対戦で盛り上がりたい:★★★★★
サッカーゲームは好きだけど複雑:★★★★★
ウイイレは楽しいけどリアル過ぎる:★★★★★
リアルでのサッカーは詳しく、得意です:
※実際のサッカーとのあまりのギャップに強いストレスや憤りを感じる可能性があるため

非常に古いソフトとなりますので、もしかしたらとんでも無いプレミア価格がついているのでは!?とECサイトを見てみると、中古で1円というお店もあるようですので、興味のある方は購入をご検討頂ければと思います。

ゴールした時の喜び方(ファミコン「サッカー」)

ゴールした時の喜び方(PS4「ウイニングイレブン2017」)

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