ゼルダとホライゾン それぞれの面白さ、感想をプレイヤーに聞いてみました。


ニンテンドーSwitch、WiiUの「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」とPS4「ホライゾンゼロ・ドーン」どちらも評価の高いオープンワールド型アクションゲームです。リリース時期も近く、比較されがちなタイトルです。

さて、先日ゼルダの伝説をクリアした知人がホライゾン ゼロ・ドーンをプレイしてみたということで、感想を伺ってみることにしました。

「ゼルダの伝説breath of the wild」と「ホライゾン ゼロ・ドーン」について語るメンバー

私(ゼルダ、ホライゾンプレイ済み)
20161231061979年生まれ
既婚(娘一人)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなタイトル:和ゲー全般、レトロゲーム
ゼルダの伝説、ホライゾンどちらもプレイ済み。仲間内でゼルダの評価を100点満点で120点!と人に話すほど楽しみました。

T氏プロフィール(ホライゾンのみプレイ済み)
160607051979年生まれ
未婚
趣味:ゲーム、スノボ
職業:プログラマー
好きなタイトル:FPS、ダークソウル3、ディアブロシリーズ等コアなものから龍が如く等カジュアルなものまで多数。信長の野望等の歴史ゲーも好き。
ホライゾンをクリア後N氏に貸し出し。ゼルダシリーズは概ねプレイ済みでなかなかのファンであるにも関わらず、switchを未だ買うことができず。

N氏プロフィール(ゼルダ、ホライゾンプレイ済み)
1976年生まれ
既婚(子供なし)
趣味:サバゲー
職業:アートディレクター
好きなタイトル:FPS、ダークソウル3から和ゲー、格ゲーまで。
ゼルダクリア後、ホライゾンをプレイしているとのことで、その感想を語っていただきました。

フィールドはホライゾンがリアル寄り、ゼルダは奇想天外な楽しさ?

T「Nさん、ゼルダの後でホライゾンやってみてどうでしたか?」
N「面白いですね。ただ、マップが全然頭に入ってこないなと思って。フィールド走っていると地形が変わって段々覚えていくじゃないですか、ゼルダって。」

私「覚えていきますね。ランドマーク的な目印も多いですし。」
N「ところがホライゾンは先へ進んでいっても割とどこも一緒で違いが感じられなくて。」

T「景色が同じってこと?それはあるかも。」
N「そうなんですよ。天気が変わるってのは分かるんですけど。雰囲気はあまり変わらなくて。ここ、行ったこと無い土地かな?と思って進んでいくとスタート地点に戻ってたりして…(笑)」
T「あ〜(笑)」
N「でもある意味リアルで良いところでもあるんですけど。一方ゼルダはもうちょっと奇想天外で、コログの実とか謎の生物がポンと突然出てきたりするのが楽しい。
私「マップの広さはどうでしたか?」
N「スタートのエリアから出られるようになってきて、門を出た時に見下ろしてみると凄い広そうだなっていう印象はありました。」

T「結構広いですよ。」
N「そこで明らかにサイズ感が違うでっかいコンドルみたいなヤツが飛んでいて、あれ手を出したらどうなるんだろう…みたいなワクワク感はゼルダと近いですね。」
私「ゼルダにも龍が空を飛んでいたりしますしね。アレなんなんだろう!?みたいな。」

N「マップの作り方も近いかもしれないです。閉鎖感のあるフィールドで基本操作を覚えてから、外の世界に出た時にわざわざ遠くが見えるような作り方とか。」
T「コンセプトがそうですもんね。「ここから出ちゃダメだ。」みたいな事を言われていて。使命を全うするために外へ出ると、広大な世界が広がっている、みたいな。」

戦闘の楽しさは別物。ゼルダに対してホライゾンは「狩り」

N「やっとアイテムを駆使して敵を倒し始めていて。今まではガチンコの殴り合いか、殴っても倍になって殴り返されたりとか(笑)
私「(笑)」
N「遠くにいるヤツに対して弓をペチペチ当てて、反応するから来るまで撃って、近づいたら殴り合いです。」

T「確かにそうなりがちですね。」
N「ちょっとボスクラスになると、動き回るから弓も弱点に当たらないし。やっとアイテムを工夫して使い始めて。」
T「武器が増えると楽しくないですか?」
私「最初は弓と槍くらいしかないけど。」
N「そうですね。あと罠が結構楽しい。トラップキャスターは2カ所に打ち込んでワイヤーを張るじゃないですか。それを張るための建物が壊されて張れなくなったり。あとは地形の起伏があって、高低差が出ると敵がワイヤーの下をスルーしちゃったり(笑)」


T「まあそれはしょうがないですよね(笑)」
私「あるあるです(笑)」
N「そうやって苦労しながらデカい敵を罠にハメると気持ちいいですよね。
私「ゼルダっていわゆるトラップみたいな物は無いですもんね。不意打ちみたいなことはできますけど。」

N「ゼルダは攻撃のバリエーションは多いんですけどね。ホライゾンは「狩り」をしている感が強いです。

ゼルダは創意工夫の要素、ホライゾンはアクションRPGならではの強化要素が強め

N「あとホライゾンって、何気にお金に困るゲームだなと思って。
T「矢とかも基本的には自給自足ですもんね。」
N「そうなんです。そうすると矢をケチり始める、で、またガチンコでまた殴り出すわけです(笑)
T「スキルを使えば良いです(笑)」

私「一度のクラフトで矢をたくさん作れるようになっていくものとかを伸ばしていって。」
N「素材をたくさんゲットできるスキルとか、そういうのを考えながら育てるのも楽しいですよね。
T「俺、何育てたっけな。薬草の回復量を増やすスキルですね。」
私「アイテム持つ量を増やすスキルとかも大事だよね。」
N「アクション要素も強いですけど、スキルを活用して強化していくのは良いですよね。これでスタミナの概念があったらきつかっただろうな。」
私「ホライゾンは何度でも転がって回避できますしね。」
N「ただ基本敵が結構群れていて。巨大な敵でもサブ的な雑魚が脇にいたりして。そいつを処理しようとすると、大型の敵からゴーン!される(笑)

私「ありますね(笑)」
N「サーベルタイガーみたいなヤツがいて。一体でもなかなかしんどかったりするんですけど、チラッと見たら2体いて、「アレどうすりゃいいんだろう…」みたいな。」
T「大丈夫、鍛えれば戦えるようになりますよ。」
N「モンハンの大闘技場で2体相手にするクエストを思い出しました。」

私「きついですよね(笑)」
N「飛び道具も撃ってきますしね。ガトリングガンみたいなものを撃ってきたり(笑)」
T「完全にゾイドですね(笑)」
私「サーベルタイガーもガトリングガン積んでますしね(笑)
T「ホライゾンは弱点を狙うと効くんですよ。弱点以外は全然効かなくないですか?」

N「そこ全然僕意識していなくて。」
私「ゼルダは弱点のポイントもそうなんですけど、攻撃の手段が本当に色々あるので、どうやって効果的に攻撃を加えればいいんだ?って考えながら戦うのが楽しいですよね。」
N「そうですね。ゼルダの方が頭使って工夫しながら攻略方法を見出す感じですね。」

T「ホライゾンは弱点はほぼ分かっているので、あとはどうやってそこに当てるかみたいな感じかも。」

ホライゾンのディストピア感が味わい深い!

T「ゼルダと比べてどうでした?」
私「正直甲乙つけがたくないですか?
N「そうですね。それぞれ良さが違いますけど、ゼルダの後でホライゾンはやっぱり不満点も多いです。ゼルダって基本行けるじゃないですか、どこでも。」
私「山もよじ上れますしね。」

N「ホライゾンは割と移動に制限がかかっていて。例えば急斜面があったら登れなかったりとか、川へ飛び込んで泳ぎきったらすぐ上がるとかではなくて、上がれる浅瀬を探してそこから上がれないし。」
T「でも意外にどこでも行けませんか?」
私「それくらいじゃないんだよゼルダって。」
N「基本的にジャンプして行けそうなところを進むことはできるんですけど、目の前に目的地が見えてて、そこへさっと行けない煩わしさはありますね。」

私「グラフィックは申し分ないんですけどね。」
N「あと買い物もちょっと煩わしいです。例えば今装備している武器とこれから購入するものとをその場で比較することができない。お店から出てステータス画面で比較するしかないっていう。」
私「でもホライゾンの方が良いところもありますよね。僕、あの世界観凄い好きです。」
N「そうなんです、やっぱりSFと自然の融合は結構凄いですね。フィールドとか歩いていると朽ちた戦車とか落ちていて。昔合った古代文明の名残みたいなものが見られて、ディストピア感はなかなか味わい深いですね。」

私「雰囲気ありますよね。」
N「あとゾイド達も存在感があって。」
T「ゾイド(笑)」
N「生き物っていう感じもするんですけど、不気味なんですよ。夜とか歩いていて、目が青く部輪って光っているんですけど、それが気づかれると一斉に赤になるんです。
私「恐いですよねアレ。それが群れをなしてそういうのが攻撃してくる。」
N「はい。モンスターとは違う不気味さがありますね、新鮮です。
私「機械ならではの攻撃とかも面白いですよね。」
N「ソナーとか使ってくるじゃないですか。自分の位置とか感知するんですよ。」
私「頭良いですよね。」
N「メタルギアみたいにスニーキングして近づけば意外と気づかれなくて。ただ意外と探知してくるのはいやらしいですね。」
T「敵の造りもかっこ良くないですか?メカメカしさ。

N「そうですね。グラフィックも圧倒的に綺麗です。筋肉の繊維なんかもチューブみたいなもので表現していたりして。造形としてなかなかかっこいいです。迫力もあります。ただ微妙に向こうの武器はハイテクなんですけど、こっちは原始的だなーっていうのはありますね(笑)。
T「こっちは弓とか槍とかなのに、向こうはガトリングガン撃ってきますからね(笑)」
N「あと面白いのが、ゾイドたちって餌食ってるじゃないですか。なんか地面に向かって何かやっているなと思ったら、頭の角みたいなヤツがドリルになっていて、地面を掘ってる(笑)」

T「工事現場みたいですよね(笑)」
私「ああいうので生活感が出てますよね。機械なんだけど生き物っぽさがあるというか、良く出来ています。」

この記事へのコメント

  1. セールで安くなってたからアサシンクリードオリジンズを購入したが建物や崖を登る時にスタミナなんて概念はないからとても快適で操作性も良かった。ブレワイと同年に発売したらしいけど快適度で言えばアサクリオリジンズの圧勝だった。当然グラフィックやマップの広さもオリジンズの圧勝。ホライゾンはよくわからないのでノーコメント。1000円前後でブレワイより完成度の高いゲームを購入できたので良かった。

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