ドラクエの位置ゲー「ドラゴンクエストウォーク」のβ版テストプレイヤーの募集がありました。ポケモンGOのパクリ、ドラクエ版ポケモンGOなんて二番煎じ的に言われていますが、津々浦々歩き回りながらポケモン同様に愛嬌のあるドラクエのモンスターを収集したりできるのはそれはそれで楽しいんじゃないか?
当サイトであまりスマホゲーは取り上げることは少ないのですが、まずは応募してみないことには始まるまい。
ドラクエウォーク、当選してしまった。
ドラクエウォークβ版の参加者は抽選制。私管理人はというと、まあ外れたら外れたでニンテンドースイッチでクリアせずに詰んでいたゲームでもやるかと当選者発表前日になんとなく応募。
その結果…
なんか当たったよ?
当たってしまった。「当選されました」とか言われるのはどんなものでも嬉しい。思わずにっこりしてしまった。こういう人間が、時々謎の絵画や壺を買わされてしまうんでしょうね。
いや、冷静になろう。またまた〜、そんな恩着せがましく言っちゃって〜応募者全員に「当選」とか送っているんじゃないの〜?
とtwitterを見てみると…
落選者も多い
落選された方もかなり多い印象。「ドラクエウォーカー」とかで検索してみると、ザックリ見た結果半数以上は落選の報告。落選の悔しさから投稿が多くなるのか当選の嬉しさなのか多少の偏りはあるにせよ、いずれにしても落選者もそれなりにいらっしゃる様子。
本当にやりたくて仕方がなかったプレイヤーの方がいる中、興味本位で志ほどほどに応募して当選してしまったけれど、おそらくここでしばらく先の運を使い果たしてしまったと思う。
ドラクエウォークのゲームのサイクルは?
当選したからにはプレイしてみようじゃないか、ドラクエウォーク。楽しみにしていたのに落選してしまった方に対しても、その内容や所感をお伝えする義務が私にはある。
公開日の6月11日にダウンロードを開始し、インストールも問題なく完了。
まるでβとは思えないほど普通にドラクエウォークが開始
まずは自分の分身となる勇者を作成。早速性別と名前を登録してスタート。髪型や目、髪、肌、目の色程度には後々カスタマイズ可能。あと後々性転換も可能。ネカマのプレイヤーも安心ね!
GPSと連動したマップの上には宝物を取得できるツボ、他プレイヤーの歩んだポイントと思しき民家、そしてお馴染みのドラクエモンスターたちが点在。フィールドの画面を見る感じではほぼほぼポケモンGO。ツボには「ひのきのぼう」とか「40ゴールド」といったあからさまなゴミが入っています。自分の位置を中心に範囲内のモンスターをタップすることで戦闘開始!
「たたかう」「じゅもん」「とくぎ」といったお馴染みコマンド式の戦闘はもはや説明不要、そして想像通りの仕様。また、特技や呪文は特定の武器や防具を装備したりすることで身につく模様。
戦闘終了時には経験値やゴールドの他に「導きのかけら」なるものが入手可能。これはストーリーを進める際にステージを開放するために必要なもの。ステージはマップから任意のランドマークを指定し、そこへたどり着くことで中に入ることができ、NPCとの会話やボスとの戦闘を完了させてステージクリア。次のステージへ進むことができ、報酬も入手できます。
フィールド上のモンスターと戦ってレベルアップさせながら導きのかけらを入手、ストーリーを解放してボスを倒す、これが主な流れとなります。
また、モンスターを倒すと時々「こころ」と呼ばれるものをドロップし、これを装備することによってプレイヤーの基本ステータスをアップさせることができます。仲間になりたそうにこちらを見てくるわけではないのは少し残念?
自宅、鍛冶、ガチャなどその他の要素は?
ドラクエモンスターズには「自宅」といったデコレーションのようなコンテンツもあり、マップ上の好きな位置に設置することができます。自宅の「おでかけランク」は実際の歩数やツボの獲得などマップで取った行動に応じたポイントでレベルアップしていきます。
ドラクエといえば装備品ですが、武器はというとデフォルトがあの「ひのきのぼう」、もちろん弱いです。そこで、レアリティや基礎値の高い装備品を手に入れる必要がありますが、道中に獲得した「ジェム」や「ふくびきけん」を使ってガチャをするんですね。これらのガチャチケットは、初めてのモンスターを倒したり、ゲーム内の特定条件をクリアしたりといった条件で獲得することができます。
ということで、早速10連ガチャで出てきたものの中には最高ランクである星5装備はひとつも出ず。やはりこのドラクエウォークの当選自体でそれなりの運を使い果たしてしまった模様。
またこれらの装備品は「強化石」や素材となる別の装備品を使って強化することが可能。
ポケモンGOとドラクエWALKの違いは?
まず大きな違いとして、できることがある程度限られるシンプルなポケモンGOに対し、ドラクエウォークは射幸心を煽られるような、完全に国内のソシャゲのノリ。ポケモンGOのあの独特の海外っぽさは薄れ、日本のソシャゲ独特の、賑やかでそこかしこで得られる報酬を使ってさらに良い報酬を得るサイクルが強い印象です。
何か一つの簡単な行動に対して報酬がボロボロと貰え、それぞれの資材は全く別々のコンテンツに機能するので、ソシャゲや昨今のRPGに慣れている人が触る分にはまあよくある強化要素ではありつつも、普段ゲームをしないリテラシーの低い人がこれだけ豊富なコンテンツを網羅的に使いこなすとなると、ちょっとハードルが高い気も。
一方でできることがほぼほぼ限られてしまっているポケモンGOは、それはそれで普段ゲームをする人にとっては物足りなさもあるかもしれないけれど、そのシンプルさが普段ゲームをしない人にも刺さったわけであって。
疑問点や多少のモヤモヤはありつつも、良くも悪くもスクエニがこれまで培ったソシャゲのノウハウが活きているようです。やっぱりドラクエのモンスターはそれはそれで可愛い。お馴染みの敵がマップに登場するとポケモンゲットの時と同じ喜びも感じられる。あとはソシャゲ特有のPay to Winが露骨にならないことを祈るばかり!