間もなく2018年も終わりを迎えます。今年も様々なタイトルが発売されて来ましたが、世間では「God of War」が今年のGOTY(ゲームオブザイヤー)として華々しく輝く結果に。私もプレイしましたが、正直感動しました。
一方で、実際にプレイしてみるとガッカリしてしまうタイトルも少なくありませんでした。決してクソゲーではないけれど、誇大な広告やビッグネームに対する大きな期待と実際プレイした時の印象とのギャップに感じる、思ってたのと違う感。当サイトではこれらを「ガッカリゲー」と定義し、今回はいつものゲーマー仲間たちで今年一番ガッカリしたタイトルを持ち寄って、ガッカリゲーオブザイヤー(GGOTY)を決めてみました。
ガッカリゲーオブザイヤー2018について語るメンバー紹介
私(管理人)
1979年生まれ
男性
既婚(娘4歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
プレイ中のゲームはPS4「Red Dead Redemption2」、3DS「ペルソナQ2」、スイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」そして「ジャッジアイズ」。2018年で最も面白かったタイトルはまた後日。
M氏
1974年生まれ
男性
未婚
趣味:ゲーム、音楽
職業:技術職
好きなゲーム:FPS、死にゲーアクション、JRPG、格闘ゲーム
夜になるといつもPS4かSwitchかがオンライン状態。おしゃべりで優しいアニキ。プレイ中のゲームはRDR2とBattlefield V、スマブラSP、ジャッジアイズ。2018年最も楽しかったタイトルはPSVRの「Firewall Zero Hour」。
O氏
1984年生まれ
男性
既婚
趣味:ゲーム、サッカー、スポーツ観戦
職業:営業
好きなタイトル:JRPG、スポーツ、アクション
M氏の会社後輩。元ラガーマン。RDR2、スマブラ、ジャッジアイズをプレイ中。2018年最も楽しんだゲームは、現在進行中のジャッジアイズ?
A氏
1975年生まれ
男性
未婚
好きなジャンル:アクション、バイオハザード、HORIZON ZERO DAWN、等
上記M氏の職場同僚。穏やかで真面目なジェントルマン。RDR2、BFVプレイ中。M氏と一緒にFPS系ゲームをする機会が多い。2018年最も遊んだタイトルはGod of War。
みなさん今年もお忙しい中本当にお世話になりました!
チープな仕上がりと追加要素無しのリメイク「聖剣伝説2 Secret of Mana」
私「今年もありがとうございました」
М「いえいえこちらこそ楽しかったです、色々情報共有できて。アレですよね、ガッカリゲー」
私「そうなんです。今年最後の締めくくりは年内に出た中で一番ガッカリしたタイトルを挙げていこうかと。あまり生産的ではないですが(笑)」
О「実際楽しんでいる人に水を注しちゃうわけですね(笑)」
М「いやいや、反省を次に活かせばある種生産的ですよ!ありましたね~。О君どう?」
О「僕、圧倒的に「聖剣伝説(2 Secret of Mana)」ですね(笑)」
M「早いな(笑)あれって今年だったんだね!」
私「大層がっかりしてたもんね」
О「ええ(笑)でも確か年明けだったのかな、今となっては正直何にあんなにガッカリしたのかすら覚えていない。だけどとにかくガッカリしたことだけは鮮明に覚えています(笑)聖剣好きだったんですが、聖剣伝説全く好きじゃなくなりましたね」
M「(笑)」
私「バグが多い、グラフィックがチープとかそんなでしたっけ?」
O「もう「モノ売るってレベルじゃねーぞ!」です(笑)」
M「あれからO君に借りて僕もやってみたんですけど、シナリオはそのままに、ビルドしやすいエンジンでパーッと適当に作って「ハイ、みんなが大好きな聖剣2作りましたよ」みたいな感じが否めなかった。僕、本来別にグラフィック重視でも何でもないんですけど、にしてもPS2みたいなグラだったんですよね。で、これでリメイクって謳っちゃう!?って。確かに僕もガッカリしました。結局Fallout76も叩かれてますけどアイデアは大胆に舵切ったからそれなりに変化を楽しんでます。その点聖剣(伝説2は)アイデアは原作のまま、新しさは皆無ですからね」
私「追加要素とか無かったでしたっけ?」
O「無いです、ビックリする程無いですね」
A「ボイス入ったくらいですね」
M「とか言いながらみんなやってますね(笑)」
守りに徹して新しさが希薄「オクトパストラベラー」
О「管理人さんは「オクトパストラベラー」ですか?」
私「うん、あれは結局クリアしないままロックマン11をダウンロードする時にメモリーカードの容量が足りなくて削除する羽目になった(笑)そのあとメモカは買い直したんだけど」
О「インストールし直したんですか?」
私「してない(笑)余裕で放置」
О「あ~あ(笑)」
私「ゼルダはインストールし直した!」
М「古き良きスクエニのシステムって感じですね。安定感はあったけど目新しさの面では物足りないですね。映像は特徴的でしたけど。スクエニの古くからのファンが求めていたものをとりあえずそのまんま形にしました、みたいな感じですかね。でも回りのゲームはどんどん新しく、面白くなっていく。時代と懐古性のギャップがなんとなくこれじゃない感を生んでいたような」
私「あれ印象的だったのが、リリース直後は神ゲー神ゲーという感想が多かったのですが、時間が経つに連れて「平坦」とか「退屈」とかいうコメントがチラホラ出てきて」
М「でも実際に神ゲーと崇めている人もいますからね。ここはもう好みの問題ですよ。ただ守りに徹した印象はありますよね。斬新さはあんまり無いというか」
原作への愛情がいまひとつ?「北斗が如く」
私「Aさんどうでしたか?今年を振り返ってみて」
A「「北斗が如く」はガッカリしましたね(笑)」
М「しましたね~(笑)」
О「あれも今年か!」
私「一応僕もクリアまでは漕ぎつけたんですけどね。tough boyは格好良かったです。あれは何べん聴いても飽きなかった」
М「原作への愛が足りないかなっていうのは思いますね。なんか「北斗の拳と龍が如くを足して割ったらB級映画になっちゃいました。」みたいな」
私「僕、ビジュアルを桐生一馬でやったんです」
М「限定版!?」
私「はい(笑)最初の期待値があまりにも高すぎて(笑)あれはケンシロウじゃなくて、世紀末にタイムスリップしてしまった桐生一馬のコメディなんだと」
A「キャラクターの特徴を活かし切れていなかったですね。オリジナルストーリーであることは特に問題視してなくて」
М「むしろ姿勢としては好感持てますよね」
A「サウザーなんかは原作だと相当苦戦を強いられているはずなのに。ケンシロウアッサリ倒しちゃうし」
私「思い出した、あのジャギの分身はひっくり返りました。分身して「本物を当ててみろ!」とか言って、ケンシロウに殴られるのを待っているやつです」
О「ギャグですね」
私「ノリとしては龍が如くのサブシナリオのノリですよ。「俺の名を言ってみろ!」のジャギとはとても思えない」
A「あと北斗神拳の技も少ない。少ないのに繰り返し発動するからテンポも悪い」
М「発表された時は相当驚きましたけどね。楽しくないはずがない!って」
スマホ版ポケモン「Go」寄り「ポケットモンスターLet’s Go!」
О「僕もうひとつ、「ポケモン(Let’s Go)」ガッカリしましたね」
М「大分システム変わって?」
О「発表された時の情報見れば想像付くでしょっていうのは百も承知なんです。そこ見なかった自分が悪いと言えばそれまでですね」
私「あ、でも公式でも結構フワッと書いてあって。「野良ポケモンは捕獲できます」くらい。そこだけ見れば「ああ、いつも通りなんだな」とか正直思っちゃう。「これまでのバトルを廃止して…」とかはっきり違いを書いてくれていれば悩むこともできたんだろうけど」
М「初代ポケモンのリメイクってところは明記されてましたね。そこだけ切り取って見ると、基本的な楽しみ方は残しつつ…みたいな印象に捉えられますよね」
A「結局クリアしたの?」
О「一応しました。クリア後のやり込みもそんなには無くて、もう起動することも無いかな。スマホとの連動も別に良いかなって。ポケモンGoとやってること一緒なんですよ」
М「でもポケモンGoを楽しんでいる人もそれなりにいるわけで」
私「ポケモンスポットとか今でも凄いですよ。なんか人が集まってみんなスマホを眺めてるんです。時々シュッとして。2台持ちとかもしてて」
О「今までのポケモンとは別物かなと思って」
私「でもやってるうちに俺はあのシステムはまあこれはこれで良いのかな、とか思うようになって。経験値もちゃんともらえるし、思った程ポケモンボールも枯渇しない。だけど実際問題途中でやめちゃってるんだよね(笑)」
О「ほら!(笑)」
作業感と棒読みの声優陣「二ノ国Ⅱレヴァナントキングダム」
私「あと「二ノ国2」はちょっと物足りなかったなっていうのはあります」
М「やりました。単調ですかね。ジブリに頼り切ってる感はありますよね」
私「久石譲は良いんですけど、作業感が拭えなくて」
М「二ノ国も前作から大分印象変わりましたよね。モンスターを仲間にしたりだったのに。アクションRPGなんだけど、にしてはアクション要素は結構希薄で。魔法撃つのもLだかRだかを押しながら何かを押す、みたいな。やっていることはカジュアルなんだけど、直観的に操作ができない。クソゲーじゃないんですよ」
О「あと声優陣が微妙でしたよね」
私「カミさんが隣で見ていて西島秀俊の棒読みっぷりに唖然としてました(笑)」
О「エバンは志田未来でしたっけ。吉田鋼太郎とかもいましたね。キャスティングはいかにもジブリっぽいですよね、旬なタレントを起用するみたいな」
М「旬なタレントを起用するのは別に良いと思うんだよね、なるべくしてなっている感じはする、旬なんだから。だけど、途中途中で現実に引き戻されるんだよね、この「みんな仲良くしようぜ」みたいな御都合主義な感じは。「かくして山賊はエバンに着いて行くことにした。」いきなり山賊がクーデターで追い出された小学生くらいの王子様に着いていくか!?みたいな。あとは進撃パートが出てきたり、街中でお使いを求められたり、途中途中でなんていうかノリを妨げられるんだよね」
О「いくつか挙がりましたね」
М「どれでしょうね、今年のガッカリゲーオブザイヤーは?」
私「聖剣伝説(2 Secret of Mana)ですかね?」
О「あ、良いですか?(笑)」
М「みんなやってますし良いと思います(笑)あれO君から借りて「…何だこりゃ?」ってなりましたもん(笑)」
О「ですよね?よかったです、共感してもらえて(笑)」
М「あれはねー、やらなくなりましたね。あ、返すね(笑)」
О「いや、僕ももうやんないんで(笑)」