小さい頃ファミコンが大好きだった私の今の家には、実家での扱いに困り、処分するのか持っていくのかを両親に求められて引き取ったもの、懐かしくてレトロゲームショップで思わず買ってしまったものまでファミコンソフトがゴロゴロと転がっておりまして。そんなファミカセを時々引っ張り出しては数十年ぶりに動かして遊んでおりますが、今回は「ポケットザウルス 十王剣の謎」。
ブームとなったネタ元である玩具や橋本名人の起用、仕掛けが多く遊びやすい横スクロールアクションから知名度も高い本作ですが、当時はその難易度や難解なステージ構成にクリアできず。30年の時を経て、今あの頃の忘れ物を取りに行きたいと思います。
の前に、ポケットザウルス、ハシモトザウルスの現在。
そもそもこの「ポケットザウルス」とは、デフォルメ化された恐竜の形をした可変型の子供向け文房具が起源。昭和生まれのちびっ子は一度は目にしたことがあるかもしれない。その後2000年に復刻版が発売されて以降は残念ながら再販の動きは見られず。
可変ギミックのある文房具なんて子供絶対楽しいと思うんだけど「コンパスの針が危ない!」だの「子供が集中しない!」だのご父兄からのああだこうだがあったのかもしれないですね、分かんないけど。
そして主人公ハシモトザウルスのモデルとなったのは、当時一世風靡した高橋名人の対抗馬として登場したバンダイ社員であった橋本名人。
橋本名人こと橋本真司氏ご本人は現在スクウェア・エニックスホールディングスの専務執行役員、すっかり偉くなられまして。
加えて大変ダンディーにもなられて。
ラスボスはプレイヤーであれば知っているあのキャラ
さて、このポケットザウルス、残機がゼロになるとなぜか最終ステージに連れていかれラスボス戦へ。
この際攻撃手段となるブーメランでは相手を倒すことができず、それまでに巡ってきた各ステージのボスを撃破することで入手できる「十王剣」を全て使う必要があります。そのうち一本でも足りなければ倒すことができず、つまり全ステージをクリアし、全ての十王剣を入手した上でラスボスに臨まなければエンディングを迎えることは不可。
この獲得した十王剣をラスボス戦でどのように使うのか?についてはまた後ほど。初めて知った!
レトロフリークにセットしてポケットザウルスプレイ開始!
それではポケットザウルスプレイ開始。お相手はいつものこの方。
いや〜どうも、俺です!
レトロフリーク大先生の御出まし。小学生当時は限られた選択肢の中同じゲームを繰り返し遊んでいたにも関わらずクリアできていない本作。長期戦と高難度を覚悟したならば、大先生のどこでもセーブ、ロード機能に頼らざるを得ない。それではレッツポケットザウルス。
そうそう、この色味、この感じ。緑色のハシモトザウルスを操作して、左右上方向にブーメランをポイポイっと放り投げる。そしてステージ上に現れる盾を入手することでアーマーを身につけ、飛距離と連射性が伸びるスーパーハシモトザウルスに変身。今思い出してきましたよ、私は確かにポケットザウルスを遊んでいた。
さらにはかつて自分がポケットザウルスのコンパスを持っていたこと、兄が描いていたパッケージのポケットザウルスを一生懸命真似ながら自分も描いていたこと。遠い記憶を呼び覚まされ、ノスタルジックな気持ちでファミコンするアラフォーの私。
突然画面噴火が始まり上空から無数の岩が降ってくるなど仕掛けも豊富
敵モンスターが語りかけてきたり、なんの脈略もなく突然クイズが始まったりと、十王剣の謎は色々と斬新な試みがなされていることに改めて感心。発売された1987年に発売されたものといえば「高橋名人のBUGってハニー」や「ゾンビハンター」など、横スクロールアクションもチャレンジングな時期ではありました。他にもドラクエⅡが出たのも同じ年。
最初のステージからユニークな仕掛けの末、飛行機に飛び乗ってシューティングパートへ移行した後中ボス登場。
山じゃなくてデカいワニだった!
背景と思われたものは実はワニというなんともユニークな展開。こういうプレイヤーをワッと驚かせるものも良い。こうして40近いおっさんが今ワッと驚いたのだから。
ロケーションが変わって地下ダンジョンへ。
こちらも仕掛けが豊富で地面に落とし穴を掘ったり突然天井から「足がむずむずする」なんつって足が落ちてきたりと楽しませてくれます。
この地下ダンジョン特定の場所で降り注いでくる雷に触れるとラスボスであるサラマンダーの手下とのバトルに。
このバトルで勝利すると、秘密の暗号が表示されます。小学生当時はいわゆる「復活の呪文」的なものだとばかり思っており、その割にはタイトル画面でコンテニューのメニューが無かったため不思議に思っていたものですが、今回改めて判明。それは以下のボス戦の後に。
ステージ1のボスは特段トリッキーな動きもなくフワフワ飛行して弾を飛ばしてくる程度。
このボスを倒しすと「アンゴウヲニュウリョクセヨ」というメッセージが。ここで先ほどの「ABL(左)R(右)」のボタンをニュウリョクすると「ユウシャはそのときジャアクなるいただきにセイなるみシルシをかかげた」のメッセージが。ほうほう。
因縁のステージ「エジプト」もクリア!
ステージ2はランダムで決定するようですが、今回は「エジプト」。そう、かつて小学生だった私はこのステージでいつも脱落していたのだ。
なんの脈略もなく始まるクイズも良い
というのもこのエジプト、後に突入するスフィンクスの内部は簡単な迷路のような構造になっていて、如何せんこの意味合いが全く理解できておらず。結果的に「この面は全然ボスにたどり着けない」とずっと思っていたほど。
さらにこのステージに登場する敵の独特なビジュアルや振る舞いに対し、当時小学校低学年だった私は子供ながらに妙な嫌悪感を抱いた。攻撃が当たらないペラペラのナメクジの様な敵から画面の端から突然体力ゲージに針を挿入してチューチュー吸いだす敵まで、子供の頃の気持ちを引きずっているのか、大人になった今でもこのステージには抵抗が。
突然チューチューと不快な高音で体力を吸い始める。
スフィンクスの内部に入ると、例のペラペラナメクジが追いかけてくるわ、迷路構造になっているわでレトロフリークのセーブ・ロードも大活躍。
大人になってもトラウマというものはそう簡単には払拭できず
3つある扉のうちどれかが次へ進むもの。理屈が分かる大人となった今ではさほど難しい話ではないけれど、その長さと時折出てくるスタートへ戻されるルートの合わせ技でまあまあの長期戦に。
このステージでも途中降り注ぐ稲妻に当たるとラスボスの手下とのバトルに。その後コードを獲得し、ボス戦後の暗号入力に使う。
で、やっとこさっとこ到着したエジプトステージのボスがこちら。
エジプトのボス初めて見た。
相手はひたすらお喋りを続ける3体のツタンカーメンで、ブーメランを当ててもダメージを与えている様子は無く。なのに3体のツタンカーメンはボコボコと空気砲の様なものを飛ばしてくる。
どうやって倒すのか?というと、空から降ってくる赤い何か?を拾い、ツタンカーメンの口元へ投げて口を抑げばOK。ところがこの当たり判定がとてつもなくシビアで、投げても投げても口に入らず、一方で容赦なく飛んでくる砲弾。これはレトロフリーク必須。
どうにか撃破したところでステージ1同様に暗号を入力すると「テンをみあげるアクのゲボクをツルギにてふうじこめよ」のメッセージが。一体このメッセージの意味とは?