バイオハザードRE:3を40時間くらい遊んでいました。無限ロケランも獲得し、攻略ルートもバッチリ。1周1時間半くらいで駆け抜けて、これまで散々苦しめられたうさを晴らしているのだ。私は強い。ということを知人に話すと、「RE3簡単だよね。RE2に比べれば全然難しくないよ」と返されることが多く。
いやいやいや。私、RE:3でもかなりの回数死にましたよ!?いくら何でも盛りすぎでしょうよ〜!ていうか私RE2だってDLC買っちゃったし、初回からHARDCOREでいっちゃいますよ、先輩。自分、サクッとクリアしちゃって良いっすか?
と、余裕ぶっこいていたら大変な目に逢いました。
バイオRE:2、マジでムズかった。
挑発してきた知人をギャフンと言わせるべく(挑発でも何でもないけれど)バイオハザードRE:2購入。
昨日申し上げた通り、私管理人はプライドも恥も全てかなぐり捨てて、無限ロケットランチャーをDLCで購入。ロケラン使う時点で言わせるも何もないんですが。
だってゾンビ怖いんだも〜ん
そういう私事は置いておいても名作と言われるRE2なので、どれどんなもんかいと常々触ってみたいと思っていたのが正直なところ。
プレイ直前は、まあロケラン片手に無双プレイを堪能し、ああこんなもんかね、これを通常の武器に置き換えて想像すれば、ある程度ゲームの内容は理解できるかしら。と杓子定規みたいなヌルい考で、難易度HARDCOREを選択。
ところが。
イタタタタ!!!
チートをするためのスペシャル武器が格納されている最初のアイテムボックスまでたどり着くことができず、このザマである。
ゾンビ硬い、多い、緊急回避できないわで一匹ずつ手堅く倒していったRE:3のプレイスタイルと全く異なる。おまけに最初にプレイしたレオン編は初期武器としてナイフすら所持していないときたもんだ。そのため、ゾンビ一体に出くわした時の危機感たるやRE:3の比ではなく。
ムズい。
あと、全体的に暗い。
RE:3の開けた通りではなく、通路の狭い警察署や地下通路が主なロケーションとなるため、閉塞感が凄い。要するに、怖いっス。部屋に足を踏み入れた時のあの恐怖。部屋は暗くて足元は見えないけれど、容赦無くゾンビさんが這い上ってくるわけですよ。
RE:3ではタイミングに合わせれば回避可能な「ジャスト回避」機能でなんとかなるけれど、至近距離で突然ヌッとゾンビさんが登場したら被ダメ必至。しかもHARDCOREに至っては、ゾンビに1回噛まれると瀕死に、2回噛まれた日にはジ・エンド。なんだこの難易度は。難しさで言えば、雑誌に例えると、RE:2が日経ダイヤモンドとかおとなの週末とかだとすると、対するRE:3は週刊少年ジャンプって感じ。分かりますかね、よく分からないですね。
ていうか、私なんて無限ロケラン片手にゾンビを蹴散らしてこの感想なんだから、通常プレイしていた人ってマジどうやってクリアしたんですか?
タイラント怖すぎ問題。
ゾンビはまだ良い。
出会い頭に噛み付かれたり、足元から這い上がってきたりみたいな役回りは全シリーズ通してだいたい同じだし、いつも通り賑やかしの愉快な奴らと言えなくもない。
問題はこの人ですよ。
調子どう?
本作の名物おじさん、タイラント氏。名物おじさんと言うと町の愉快な人みたいで聞こえは良いが、他のプレイヤーが口を揃えてヤバいヤバいとその恐怖体験を語られるタイラント、本当にヤバかった。
ドスッ ドスッ ドスッ ドスッ …ピタッ
館中部屋から床が抜けんばかりの足音が響き渡り、徐々に近づいてくるわけですよ。自室の前を足音が通り過ぎるのを息を殺して待っていると、扉を開けて近づいてくる音が。最悪だ。
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
確かにここへ近づいて来ている足音!部屋は暗くて見通しが悪い。全然見えない!右から来ているのか、左から?ねえ、どっちなの!
と思ったら後ろだった!!!
HARDCOREのタイラントは容赦なく、ぶん殴られればほぼ一撃死。
思い出しただけでウンコ漏らしそうです、マジで。ていうか、レオンだってあんな爽やかな顔して実際ウンコのひとつやふたつ漏らしてると思う。
俺のパンツで何が起きているのか、教えてくれ…
ビジュアルや立ち位置で言えば似たタイプでモンスター級の敵、「追跡者」ことネメシスがRE:3にもいるけれど、出てくるシーンが限られていることやジャスト回避で避けられること、一度頑張ってダウンさせればしばらく起き上がらないことを考えると、このタイラントに比べれば公園とかで意図せず懐かれてしまった子猫に追いかけられるレベル。プレイヤーへの思いやりに溢れていると言っても良い。
俺なんてマシな方っしょ?
RE:2にはRE:3で多様したジャスト回避なんて甘ったれた機能なぞ備わっていないため、袋小路にタイラントに追い詰められたらそれはすなわち死を意味するわけで。無限ロケランで倒しても、1分くらいでまたドスドスこちらに向かってくる。なんなんだ。
Z版、RE:2でも描写はマイルド。
さて、今回もZ版であるZ versionを購入しましたが、描写の過激さはRE:3同様思ったよりもマイルド。ゾンビにヘッドショットを命中させてもやはり顔が黒焦げになるだけで、手足の部位欠損があるレベル。目も当てられないような描写は無いので、リアリティは欲しいけど、あまり刺激が強過ぎても…という方でも安心。
とにかくグロいのがお好みの変態さんは、海外アカウントでも作って欧米版を購入するか、廃盤になってしまった雑誌「BURST」のバックナンバーでも通販とかでお買い求めになるのがよろしい。
RE:2はRE:3よりも難しかったです。が、面白さはそれぞれ別!
正直RE:2舐めてました、申し訳ございませんでした。
で、どちらが面白いか?と言われるとですね、おとなの週末と週刊少年ジャンプのどちらも楽しいように、それぞれ面白いです。スリルやおなじみパズル要素の楽しさはRE:2の方が上だし、ジャストガードとか救済措置があるRE:3も遊びやすくて宜しい。ただ、人に言われて納得なのが、確かにRE:2に比べるとRE:3のボリュームは少ない。
もしどっちも未プレイで、いつか両方プレイしたいのよ、という方であれば、もちろんナンバリング順でも良いけれど、まずはRE:3で免疫を付けてからRE:2を遊ぶでも全然アリだと思います。いきなりムズくておっかないRE:2を始めちゃうと、胃がビックリしてウンコが出ちゃうかもしれません。私も大人になり、たまにしか粗相しなくなりました。次に私が粗相するのは、タイラントに鷲掴みにされた時かも。