年末年始のセールで旧作を物色。気になって未プレイだったゲームはもちろん、パッケージ版を買ったのに所在が分からなくなってしまったものまで手を出してしまうのだから勿体無い。まあ金は天下の回りものでしてねとか噺家みたいなことでごまかしつつも、今回発見したのが龍が如く極、なんと1,000円!
買ったばかりの新作を放ったらかしてこういうことばかりしているから積みゲーがどんどん増えてしまうんですね。
しかし楽しい。楽しんでいるうちに、あっという間に終わりました。
龍が如く極、セールで1000円!定価も2,000円ちょっとと爆安!
そういえばこの龍が如く極は、過去パッケージ版を買って借りパクされたのだった。誰に貸したかすら覚えていないですが、思い出したところで良い年して「プレステのゲーム返してください」とも言いづらいので、もう良いやと思って再購入。
定価の2,189円でも騙されているんじゃないか?と思うほど安いが、この年末年始のセールで1000円とは、消費者をバカにしているんじゃないかと言うくらい安い。
舐めてもらっては困る。1,000円にすれば我々は無条件で買うとでも思っているのか?
もちろん買わせていただきます。やらなくてもとりあえず買っとくパターン。
しかしなんでこんなに安いのか?あとあと少し分かった気がする。
優先して強化したステータスは「体」メイン。
値段や価値はさておいて、これでやらずにまた寝かせてしまってはもったいないので私はやるよ。もうゲームを楽しむというよりもクリアすること優先。買ったからにはエンディングを迎えれば合格だろう。
ということで、とにかくゲームクリアに向けてまっしぐら。
様々なテクニックがありますが、強化したステータス、能力レベルはほぼ「体」一択。
体力と攻撃力などの基礎値に全振りして、あとはお好みで技に振り分け。心(ヒートアクション)にはあまり頼らないプレイスタイル。そもそも敵からダメージを受けることでヒートアクションのゲージが減っていくので、他シリーズに比べてヒートアクションが使いづらいんだよね。あくまで私のパターンでございます。
あとはスタミナンXなどの回復薬をアイテムボックスいっぱいに持っておき、体力が減ってはグビグビ飲むというバカっぽい戦い方を繰り返しているので、ほとんどのボスは楽勝です。誰がバカだよ。
スタイルはほぼ「破壊屋」一択。
本作では戦闘時のスタイルに、スタンダードな「チンピラ」、一撃のパワーは少ないが手数は多くスピードも速い「ラッシュ」、動きは遅いがパワーがあり巨大な武器も振り回せる「壊し屋」クエストの進行によって成長していく「龍」と4つのスタイルがありますが、まずはエンディングを優先させるべく、基本は破壊屋で物を持ってぶん殴るワンパターンな戦法を徹底。なんとかなっちゃいます。
隣でかみさんが眺めていると、「俺は様々なスタイルを使い分けられるぞ」と言わんばかりにラッシュに変えてみたりするんだけど、ことごとく防がれてしまうので却下。
結局壊し屋に戻るので、ゲームに疎い妻も「いつも同じ動きしてるな」と心の中で思っているに違いない。
けど、気にしない!
ラッシュスタイルのパンチはすぐに防がれるんだもん。
その後ラッシュは鍛えたらかなり強いということが分かりましたが、鍛えるまでに相応の時間がかかりそうだし、壊し屋も十分強いので、ゴリ押し大作戦で正解なのです。
この所持品ポックスを回復アイテムでいっぱいにしたワンパターン戦法であっさりクリア。
この調子で戦ったら、ラスボスも弱かったっす。
クリア時点の強さ、クリア時間は?シリーズ中最短かも!?
戦闘は壊し屋のゴリ押し大作戦でとにかくストーリー本編を進めることだけを考えて進めた結果、クリア時間は以下の通り。
なんと18時間半。短い。
サブクエストも道すがらプレイするくらいで、ひとつひとつちゃんとこなしていこうという意識は持たずにクリアしましたが、不覚にもスケベ心に負けてなのかキャバ嬢を二人クリアし、さらにミニ四駆のポケサーイベントもクリアしているので、この二つ合わせて3時間くらいはロスしている気がする。
このイベントを行わなければ、クリア時間はほぼ15〜16時間だったということか。
短っ!
トロコンは30%、ゲーム内のやりこみ度合いの指標が確認できる達成目録は46%と半分にも満たず。
ここをコツコツとこなしながらプレイすれば当然長時間楽しめるのでしょうが、本編まっしぐらの進め方であれば過去最短なんじゃないだろうか。
他シリーズもやはりストーリーが楽しいので「まだ佳境に入らないのか!」とか「黒幕はまだ明かされないのか!」と、焦らされつつも長いなと思っていましたが、本作はとにかく短い。
龍が如く極、他シリーズと比べてシンプルでハードボイルド、面白いけど短い!
他のシリーズと比べてストーリーのテイストやシステムの複雑さの違い、特徴はこんな感じ?
大阪や北海道に行動範囲を広げたり、天啓など経験値以外に技を習得したりといったこともなく、構成はシンプル、おなじみの龍が如く。どこでも真島やポケサー、メスキング、闘技場なんてものもあるけれど。結構ありますね。
ストーリーは男同士の友情、みたいな熱いものではなく、やはり一作目ということで、東城会を取り巻く任侠の人間模様が描かれている印象。
主人公の親友?とされている錦も意外と恨みつらみで生きている小物感強し。錦山ファンは前日譚が描かれた0(ゼロ)をプレイするのをおすすめします。
が、20年近く前にこれだけ様々な組織や思惑の入り組んだドラマを作ったのは凄い!
風間の親分や遥、錦など、桐生はんをとりまく環境や経緯が分かる初作はゲーム性の好みは問わず、人気シリーズのルーツとして知っておくと後続作の楽しさが変わってきます。
2,000円でも価値あり!