[画像あり]ここが特徴的!ファイアーエムブレム風花雪月 過去作との違いは?


シリーズ新作、スイッチ「ファイアーエムブレム風花雪月」が大変面白いです。もうシミュレーションRPGはしばらくこれ一本でいいやとすら思える。

が、ファミコンの頃からシリーズに慣れ親しんで来た身として、今回はかなり毛色が違う印象。なんというか、浮付いた感じでけしからんのです。浮付いてるけど、実際楽しいもんだから困ったもんでして。

現在のプレイ時間は約15時間。まだまだ魅力を語れるほどかは分かりませんが、過去作とどのあたりが違って、どこが面白いのか?プレイした印象についてまとめます。

「なろう系」全開でチヤホヤされまくりのFE!

こ、この腕の紋章は…!?

最近知ってお気に入りのワードは「なろう系」。

当ブログにおいてはここ数日連発しておりますが、「小説家になろう」に投稿されがちな、主人公が行く先々で出会う女子(男子)からチヤホヤされ、戦えば眠れる力を引き出す系の、厨二を一回り磨いた感じのヒーロー感あるストーリーのことを言うんですって。

先生、スッゲーな!

もう、先生ったらお上手なんだから!

こんなシチュエーションにばかりのめり込んでいたら現実世界でギャップに苛まれてしまい、社会復帰できなくなる!

だが、それがいい。

チヤホヤされるのだーいすき。このなろう系は本作の大前提です。

そして、本作で共に育ち、戦うキャラクター達は基本生徒。チヤホヤする上に慕ってくれるので、過去作に比べてキャラクターに対する愛着度が大きい。暮れなずむ町で、お前達と抱き合いたい。

お前達には無限の可能性がある!

ついでに言うと、この生徒たちは得意分野を伸ばしたり、苦手分野を開花させたりしながら技術を磨き、どのキャラクターも試験に合格することで、戦士でも修道士でも盗賊でもなることができる。試験を受けて盗賊になるっていうのはちょっとどうかと思うけれど、とにかくあらゆるクラスへチェンジすることが可能。これまでは基本キャラクターごとで固定の職業とその上位クラスが用意されていましたが、この自由度の高さはシリーズ初。

学園で盗賊の試験に合格!盗むわよ!

かわいい生徒の成長のため、学園中を奔走!

風花雪月が過去シリーズと違う大きな点として、舞台は大国の学園。

FEといえば、町を歩き回ってどうこうするのではなく、戦闘パートが終わったらインターミッションが挟まり、パーティー編成、続いてまた戦闘…の流れが一般的だったけれど、学園を走り回ってそれぞれの生徒とコミュニケーションを測るアドベンチャーパート…いや、恋愛シミュレーションのような内容は、過去に無かったテイスト。

アクションごとに当日の時間が経過していき、限られた期間でどう過ごし、誰のどんな能力を強化するのか?計画的に進めていきます。このシミュレーションパートがとにかくやることが豊富で、費やす時間はもはや戦闘を上回るほど。

こりゃときメモだ!そして選択肢もチャラい!

名簿の中にあるキャラクターは初期状態で生徒25人中11人が女性キャラ。彼女たちと交流を深めて親密度を高めていくわけですが、その際会話の選択肢によってその上がり方が変わります。

ふふふ、養って欲しいんだろう…?

お前だけを見つめていたい…

その内容たるやまさに恋愛シミュレーションそのもので、主人公のセリフがまたチャラいこと。いつからファイアーエムブレムはこんな優男を主人公にしたのか?

いや、楽しいんですよ。ときメモもスゲー楽しいじゃないですか。皆さん大好きだと思いますが。

お兄様…

女性キャラもバリエーション豊富で、妹系、ツンデレ系、ドジっ子系、お色気系、萌え系まで幅広く取り揃えておりまっせ、オニイサン。

ファイアーエムブレムって、こんなだったか…?

自分たち大きな年齢の差が無い主人公が突然先生になってしまったことに対して良く思わない人間もいたりして、憎まれ口を叩いて来たり、挑発的な態度を取ってきたりする生徒もいるけれど、窓ガラスをぶち破ったり、壁を蹴破ったりといった金八先生世代からすれば小鳥のさえずりみたいなもので、基本的にはハートフルな学級。

ペルソナに影響を受けている?…やっぱりこりゃときメモだ!

時間の経過と共に日付が進んで行く進行からペルソナに影響を受けているのでは?といった声も見られます。実際その通りではありますが、私個人的にはこりゃやっぱりときメモだ!


正直限られた期日でパーティーを強化しながらバトルに挑むというプロセスは確かにペルソナに似ています、今の流行りなのかもしれませんね。

メニュー画面などのデザインも、ペルソナみたいに少し傾きを持たせてみたりとニクい拘りも見えますので、ペルソナの影響を全く受けていないと言えばそれは嘘だと思いますが、生徒のご機嫌(やる気)を調整しながら育成、親密度の上昇による何とも甘酸っぱい達成感はときメモを彷彿とさせます。楽しい。

あえて甘酸っぱい表現を避けるとしたら、限られた時間の中でキャラクターの育成に励むそれはパワプロなんかにも近いのかもしれないです。

育成要素が豊富で幅広いファイアーエムブレム!

主人公は教員として指導レベルを上げ、教員研修などで技術を身につけ、武器や魔法、スキルなどを習得し、生徒の能力を高めていきます。

汎用的に育てるか得意分野を特化させるか、苦手なものも開花することで特技に変わることも。交流を深めるとやる気が出て個別指導を繰り返し行えるように。構ってあげないと伸び代が下がったり、愛情かけて育てると、これまで全く戦力にならなかったようなキャラクターも、戦場の最前戦で戦うようになったりと、とにかく育成要素がボリューミーで幅広い。反対に、「俺はレベルを上げて武器のレベルだけ上げながらあの絶妙なバランスのシンプルなFEを遊びたいんだ!」という人は、慣れるまでに少し時間もかかるだろうし戸惑いもありそう。私もどちらかと言えばそちら側の人間でしたが、やっているうちに限られたスケジュール、時間の中で計画的に行動を進めていくシミュレーションが楽しくて、ついこっちがメインになって、戦闘はもはやオマケと言っても良いほど。

あ!忘れてた!メインの戦闘も超面白いです!

ここがメインだった!

ときメモときメモ申し上げましたが、このあたりのチャラい?雰囲気に抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、過去作品を多くプレイして来た身としてもシリーズ中で最も奥が深く、最高のファイアーエムブレムだと思います!

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