3DSのニンテンドーeショップが段階的なクローズの動きを見せています、寂しい。
気がつけば、バーチャルコンソールだけで80本近く買っていたけれど、全て名作ばかりだった。
いや、嘘だ。買ったけれど「これは思い出補正でした」というものも少なくなかった。それに、全部で300本近くあるうちのたった80本、偉そうに語れるほどでもないのか。
とにかく!
色々と名作を物色してきた中で、単なる思い出補正にとどまらず、知名度、ルーツを知る温故知新、今遊んでも楽しいもの、1本あたりのボリューム、繰り返し遊べるか?希少価値の6項目で、買って良かったと思える極めて私的な3DSバーチャルコンソールのランキングTOP10を作ってみました。
10位:レッドアリーマー
いきなり渋い一本をチョイス。
特定の敵が妙に強かったり(弱かったり)、出会う魔物のセリフがヘンテコだったり。本作をはじめ、当時のカプコンは一歩間違えればクソゲーになりそうな際どい作品が多かった。しかしながら行く先々でジャンプ力や対空時間などを強化しながら新たな能力を活かして進む構造は秀逸。またステージやボス戦もパターンを覚えて上達しながら少しずつ先へ進める普遍的なアクションゲームの楽しさは誰もが感じられるもの。
魔界村ほどの鬼畜な難易度ではなくサクッと遊べ、慣れてしまうと小一時間もあればクリアできてしまう。
同じく3DSでバーチャルコンソール化されていてほぼシステムは同じ2もプレイ済みだけど、思い出を尊重して1を優先。
9位:星のカービィ 鏡の大迷宮
カービィは押し並べてどの作品も面白いのだけれど、中でもこのゲームボーイアドバンスのカービィはシリーズ通して評価が高く、さまざまな能力をコピーしつつメトロイドヴァニアの様なダンジョン探索の楽しさが味わえる。
シンプルな初代カービィもサクッと遊べるけれど、この鏡の大迷宮はそれ以上にじっくり遊べるのでこちらを選ばせていただいた。
ゲームボーイアドバンスのソフトも軒並み高騰化が進んでいるけれど、本作については今でもやや良心価格で購入可能。
8位:MOTHER2
ノスタルジックな世界観を言葉選びの達人である糸井重里氏の表現に乗せた名作RPG、スーパーファミコンのMOTHER2。当時木村拓哉氏がCMに起用されたことでも有名に。派手さは無いものの、HP、MPゲージがドラムカウンター的になって徐々に増減していくことで緊張感が生まれる戦闘や、抽象的なアートスタイル、ゲップの音に生音を使ったりと斬新な要素から奇抜な感性まで取り込まれた名作。
nintendo switch onlineに加入していればサブスク的に遊べる一方、ゲームボーイアドバンス版がややプレミア価格になっていたり、スーパーファミコンのカセットは美品を求めるコアなファンによって今でもメルカリなどで盛んに取引されていたりと希少価値はやんわりと高い。ストーリーも良好、ボリュームはあるものの、周回要素も無いため1周を噛み締めて楽しめば何周もする必要は無いかも。
個人的には1作目であるファミコンMOTHERを推したいが、残念ながら3DSバーチャルコンソール対象外。
7位:カエルの為に鐘はなる
ヘビやカエルに変身しながら敵と戦い仕掛けを解きながら、ゲームとしては極めて一本道で進むものの、一歩ずつ着実に自身を強化して行動範囲が広がっていくことに謎の快感が最初から最後まで持続する、今でもファンの多いカルト的名作。
今でこそ近い体験のできるゲームは多かれど、フォントの変化や見下ろし型から擬似的な横スクロールへ視点が変わるステージなど当時ゲームボーイのスペックをフル活用した表現は今でも一見の価値あり。
6位:ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
スキルシステムや武器の熟練度、3すくみ、キャラクター間の恋愛要素など、現在のシリーズの基盤となるシステムや、ステージ数は多くないもののそれぞれマップが広く、でありながらシナリオで倒れた仲間は復活しないシビアな難易度で、シリーズの中でも評価の高い作品。
レガシーなハードの中でも今のシリーズに近いシステムで遊びやすい一方で、クリア後はデモ画面の変化やハードモードにあたるモード追加などはあるもののデータ引き継ぎ周回プレイなどは備わっていないため、ガッツリ1周プレイしたら満足するかも。
5位:メタルマックス
複数の戦車を乗り換え、それぞれ威力や効果の異なる武器やパーツを付け替えるというカスタマイズ要素、そしてマシンに乗り降りして戦車サイズの敵と戦うということをゼノギアスより前のファミコン時代に成し遂げてしまった。FFやマリオほどの知名度は無いものの、後々のRPGに大きな影響を残した名作。
今でもシリーズ通して全体的に高額取引がされており、3DSの4においては中古でも軽く1万円以上は付くプレミア価値になっている。既にバーチャルコンソールでの配信は終了してしまい、さらに高騰化が進みそうな予感。
4位:ファイナルファンタジー3
もはや語るまでもなし、人気RPG3作目。
シリーズを重ねるごとに進化を重ねてきたジョブチェンジシステムは今となっては新しくはないものの、少しずつ鍛えて次のストーリーを進めていくRPGの原始的な遊び方は今でも楽しく。
3DSバーチャルコンソールのまるごとセーブ機能であればセーブデータが消えてしまう心配も無いし、あの鬼畜と言われる最終ダンジョンでも途中で中断が可能。リメイクではなく、あの時のままのシステムや雰囲気を安心して楽しめるという意味では、このバーチャルコンソールでやっとファミコンのFF3が楽しめると言っても良いかも。
レガシーなRPGの中では時々動かしたくなる珍しい作品。
3位:ロマンシングサガ
レガシーなRPGはあまり動かさないとか言った直後に手のひらを返すように時々動かしたくなるのがこちら、ロマサガ。
大味な造り故にスリリングで、シンボルエンカウントでウジャウジャと方々から近づいてくる敵は、進む進路を間違えるとあっという間に袋小路へ追い詰められ、エンカウントしては逃げるを繰り返すごとに敵が強くなるためますます自分の首を絞めることになる結果、二度と地上に出られずに普通に詰んでも珍しくないほど。
でありながら、絶妙なイベント発生タイミングや自由度の高さから今でもサガシリーズアイコンの一つとして語られる。
さまざまなハードに移植されており、かつ130万本以上もの売り上げ本数により市場へも多く出回っているため、スーパーファミコンのカセットについて言えば今でも安価で購入可能。ただし、2や3はリメイクに近いリマスターがされているが、この1については「移植」が少なく、当時のままのバランスや内容を楽しむのであれば、Wiiやワンダースワンというレガシーなハード、そしてスマートフォンではなく一部のガラケーを探し出すしかないため、今現在スーファミのロマサガがそのまま遊べる携帯機は現役機に最も近いこの3DS版が最新にして最後か?
2位:ゼルダの伝説 神々のトライフォース
今の若い衆はゼルダと言えば3Dのやつでしょう。がしかし、もともとおじさんたちが知ってるゼルダはこの見下ろし視点のアクションだったんだな。
フィールドを走り回って先へ進む手がかりを探し、見つけた時、謎を解いた時の快感たるや。ゼルダ本来の探索する楽しさが、この見下ろし2Dの空間に凝縮されている。同じくバーチャルコンソールでゲームボーイ版のゼルダ作品が何作かあるものの、やはりハードのスペックによる表現力を考慮すると、やっぱり神トラは見下ろしゼルダの中でもトップクラスに良作。
実はこちらも売られまくった結果市場に出回っているのでカセットの価格はそこまでではないものの、それ以外でプレイできるのはバーチャルコンソールかニンテンドークラシックミニスーファミのみ。名作ゆえに今後市場価格が上がってくる可能性もあるか?
1位:スーパーマリオワールド
なんだ、スーファミのマリオでしょう?
とお思いの方、特にプレイしたことが無い方は騙されたと思って遊び始めてみてください。これは世界一面白いゲームなんじゃないか?
もう、いつも同じとこでミスる!そんな人のプレイを見ていても笑えるし、自分でも後ろにふんぞり返って笑ってしまう。隠しルートやブロック解放などで行動範囲が広がる、そのルールを破って通過できるなど、もうあの頃から任天堂節は完成している。
ただし、ご存知の通り国内では350万本、世界で2000万本以上とバカ売れし、市場にも出回りまくっているため、高騰化しているスーファミソフトにしては珍しくカセットの価格は安め。
以上、私管理人が選ぶ、買って良かった3DSバーチャルコンソール10本でした。
ご覧の皆様にも皆様なりのおすすめがあると思いますし、「ブレスオブファイアが入っていない、やり直し」「ポケモンが一本も入っていないとは…」「あなたゲームギア好きだったよね?」なんて聞かれた日には、タイミングによってはこのランキングすら揺らいでしまいそうです。
とはいえ、未だプレイしていない200本以上のバーチャルコンソールの数々、おすすめの一本があれば、ぜひ教えてくださいませ。
VCではなくDS-iウェアになってしまうけど「邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN」が1番好きです。
VCならシャイニングフォース外伝2
ポケモン入ってないw
わしも入れてない、GBのくせに1000円超えとか、某弱無人