(俺的)浜渦正志氏BGMのゲームランキングおすすめTOP5


浜渦正志さんの曲が大好きだ。

クラシックや民族音楽と近代的なエレクトロニカサウンドを融合させて、どこか懐かしいのに新しい、それでいてポップスにも造詣が深くてキャッチー。

激しく歪ませるのが定石な戦闘曲でも浜渦氏の手にかかればどこか穏やかで幻想的な曲調を持ってくるのでゲーム全体に独特の哀愁が漂ってしまい、「誰も戦いたくないんだよ!」と、それは平和を求める主人公に感情移入してしまうのだ。

メタラーのイトケンさんも植松伸夫さんも良いけれど、私がおすすめする浜渦さんの手がけるゲーム5本を勝手におすすめさせていただきたく。

5位:チョコボの不思議なダンジョン

え、マジですか?あのチョコボの曲を、そんな風にアレンジしちゃうんですか!?

お馴染みのあのチョコボのテーマを浜渦節にアレンジしてしまうのは、庶民的な食材を使って高級フレンチを作ってしまい、興奮した鹿賀丈史がパプリカを生で丸かじりしてしまう料理の鉄人のような感動を覚えたもの。昭和の生まれなもので、例えが古くてすみません。

チョコボの可愛くて快活な感じと浜渦さんの優しくて幻想的な強調がよく合うこと。心が洗われる。

4位:武蔵伝Ⅱ ブレイドマスター

(半)和風剣戟アクションに幻想的なBGMとのギャップが心地よい。ゲームそのものは前作に比べてモッサリしていてもう続編はいらんと思っていたけれど、昭和生まれの古さついでに申し上げるならば、映画グーニーズのスロースやシザーハンズのような、とんだ荒くれが出てきたかと思ったら動物を愛でる優しい男だった、みたいな。違うな、フライパンを曲げるパフォーマンスをしていた亀田興毅氏が引退後に敬語で頭を下げながら取引先と電話しているみたいな、そう、意外性!それだ。

本作は前作に比べて「やさしい、かわいい世界観」みたいな評価がAmazonや何かで見られるけど、それこそ浜渦さんの穏やかで優しいBGMによる賜物だと思う。きっとこれがイトケンBGMだったら「勢いはあるけどモッサリしたアクションゲーだな」という印象だったかも。

全体的にシンセサイザーが多く、キャッチーで聞きやすいので万人向け。

3位:アンリミテッドサガ

ゲームとしてはかなりアクが強く「全世代で最悪のゲーム」ワーストにランクインしてしまうなど世界中でこき下ろされた作品ではあるものの、浜渦さんの曲のおかげで不覚にも些細なシーンで個人的には泣きそうになってしまった作品。やめてくれ。

力強さと哀愁を兼ね備えた戦闘曲は珠玉の一曲。ストリングス系の弦楽器が多くてザ・浜渦節炸裂。

ほどほどに鬼気迫る曲もあり、FFXⅢシリーズ好きであれば刺さりそう。

ただしゲームとしてはリマスターされたらどうだろうか?私は迷わずサントラを買う。

2位:ファイナルファンタジーXⅢ

ドラえもんの声は大山のぶ代さんしか認めないのと同じく当時ファイナルファンタジーの音楽は植松さんしか認めない風潮や感覚が私にもありました。が、このFF13のBGMでその固定観念が完全に打ち砕かれた瞬間。

「プレリュード」と「閃光」はFFXⅢのイメージ曲となり、寂しいけれど、植松さんでなくともFFは成り立ってしまうことを知った私は、パルスのファルシのルシがコクーンでパージの世界で読解力も何もないのにそのBGMでこれまた涙が溢れそうになったもの。発売当初はこれまでと全く経路の違うシステムに酷評され、あっという間に中古店で1000円くらいで投げ売りされたものですが、私にとってFFXⅢは名作ですよ。だって、音楽は良いし、ライトニングさんもカッコいいし、それから、そうだな、BGMが良い。

ストリーミングではなくリマスターされたら私は買いますよ。

1位:サガフロンティア2

テーマ曲を一つに決めてアレンジしたものを広げていき、これによって作品に一貫性が作られてプレイヤーが感情移入しやすくなる手法でも有名なサガフロンティア2を最も推したく。

こちらもゲームとしてはアンリミテッドサガ同様クセはあるものの、大河ドラマさながらの時代を跨いだ重厚なストーリーとダイナミックなBGMが合わさってしまった日には、私くらいのファンになるとタイトル画面と流れる曲でセンチメンタルな気持ちになり「すみません、もう今日はダメっす」と言い残して仕事も家庭も振り切って、どこか一人で旅に出たい気持ちになるくらいになってしまいます。

以上、私管理人の極めて個人的な浜渦さんBGMランキングでした。

FFシリーズやその他の作品でも植松伸夫氏や光田康典氏などとの共同作品も多く、曲単体で聴いた時にもっと素晴らしい曲があるかもしれないけれど、浜渦氏メインでプロデュースしているタイトルとしては上記がおすすめ。

他にもアライアンスアライブやシグマハーモニクスなど同氏プロデュース作品のおすすめタイトルは数あれど、後者はまたゲーム性としてはどうにもクセが強くて一通りの曲を聴き終えるにまで至らず。浜渦さんが楽曲を手がけるゲームはクセの強いものが多いのか。

少し古くて現行ハードではなかなか遊べないタイトルも多いけれど、サントラ化されていたり、いくつかはYouTubeや何かなんかでも聴けたりするので、ぜひテレワークのBGMにでもお聴きください。

そして、「お前はまだ浜渦さんを知らない。この曲を聴け!」というマサシー(誰もそんな風に呼ばない)の方は、おすすめのタイトルがあればぜひ教えてくださいませ!

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