Amazon Fire TV Stickでファミコンなどレトロゲームを遊ぶRetroarchの設定方法。


Amazon Fire TV Stickでレトロゲームができるらしい、マジか。

NetflixからYouTube、映画からアニメまで、我が家でもこのFire TVは大活躍しているのだけれど、えせガジェッターとしてはこのFire TVでゲームが動かせるということに興味が湧く。これで遊ぶというよりも、動かすことにロマンを感じるのだ。

やってみたので、その方法を簡単に説明したい。

①Fire TVにBluetoothゲームコントローラーをペアリング。

今回使用するFire TV Stickは第3世代。

まずはこのFire TVにBluetoothの付いたゲーム用コントローラーをペアリングする。

今回使用するコントローラーはコチラ。

クマちゃんの可愛すぎるビジュアルとは裏腹に、連射機能からマクロ機能まで手堅い機能が備わっているという優れもの。

もちろんFire TVのリモコンでもゲームはできるようなのだけど、Fire TVをゲーム用コントローラーで操作するするというだけでもロマンを感じているのだ。

それではまずFire TVを起動。

設定から「コントローラーとBluetoothデバイス」を選択。

次に「ゲームコントローラー」を選択すると、Fire TV側がペアリング状態に。

ここでゲーム用コントローラー(本稿ではクマちゃんコントローラー)を操作し、ペアリング状態にする。

するとFire TV側でコントローラーが識別され、画面にコントローラー名が表示されるので選択。

コントローラー名を選択すると、Fire TVとコントローラーとのペアリングが完了。

この段階で、ゲームのコントローラーでFire TVが操作できる、感動!

尚、キーアサインは適当に自動設定され個別の設定は確認できませんでしたが、十字キー、スティックと決定、キャンセルがそれっぽいボタンにアサインされていたので特に問題なし。

②Fire TVにRetroArchをインストール。

既に達成感で満ち溢れているので、あとはゲームのコントローラーを操作しながらコーヒーでも飲んで映画でも楽しんで終わりにしようと思ったけれど、そういうわけにはいかない。今回はレトロゲームで遊ぶのだ。

続いて、Amazon TVの画面からRetroArchのアプリを検索してダウンロード。

PCでおなじみのエミュレーターアプリがまさかFire TVでも公開されているとは。

このRetroArchはファミコンからPlayStationまで様々なハードのエミュレーターを選んでインストールすることができる優れもの。

インストールが完了したら、RetroArchを起動。

既に前項でコントローラーとペアリングしておいたので、自動でそれっぽいキーアサインがされていた、凄い。

具体的にどのボタンにどの操作がアサインされているかを確認、設定し直す場合は、「設定」の「入力」にある「ポートコントロール」から。

続いてゲームを動かすコアのインストール。

メインメニューの「コアをロード」から、ファミコンやスーファミ、ゲームボーイなど任意のハードのコアをダウンロード。

今回ゲームギアのゲームを試してみたいので、GG対応の「Gearsystem」を選択。

これでFire TV側アプリの準備は完了。

③ROMデータを用意、ファイル転送アプリでROMデータをFire TVへ格納。

次にソフトのROMデータをFire Stickにコピーする作業。

ここでゲームのROMデータを用意。

ROMデータを用意するにあたり、今回は以前吸い出し機GGダンパーから吸い出したゲームギアソフト「エターナルレジェンド」のデータを使うことにしよう。

Fire TVに戻り、今度はファイル転送アプリ「X-plore」を検索してインストール。

X-ploreを起動したら、「表示」から「WiFiファイル共有」にチェックを入れて有効化させる。

続いて、メニューにある「内部ストレージ」から「新しいフォルダ」を選択し、適当なフォルダ名を付ける。

ここでは「rom」と命名。

「WiFiファイル共有」の項目を選択すると、「サーバー」欄に小さく「http://…..」と表示されるサーバーのURLを確認。

このURLを使用しているPCのブラウザでアクセスすると、Fire TVのストレージが表示されます。

先ほど作成した「rom」フォルダにゲームのROMデータを入れたいのだけれど、このフォルダをクリックして開こうとすると「寄付が必要です」と、課金を促されて開くことができないので、このフォルダにROMファイルをドラッグ&ドロップ

これでFire TVへのゲームデータ格納が完了!

④Fire TVでゲームを起動!

いよいよFire TVでゲームを起動するステップへ!

Fire TVの画面に戻ってRetroArchを開き、メインメニューの「コンテンツをロード」から、先ほどゲームのROMを格納したディレクトリ(場所)を選択。

storage/emulated/0/romの中に先ほど格納したROMデータが表示されるので、選択すると…!

できた!

ゲームの起動に成功!

ここまでにかかった時間は15分程度、特に混乱することなく簡単に設定できてしまった。

その後所持しているファミコンなど他のゲームも起動。

まさかFire TVでMOTHERが遊べるとは。

動かしてみた印象としては、Fire TVでゲームを動かすと遅延が気になる。

ちなみにこの工程をすっ飛ばして、Fire TVのコントローラーで操作することも可能ではあるけれど、遅延も気になるうえにボタンの数にも限りがあるので、RPGならともかくアクションゲームを楽しむのは現実的ではなさそう。レトロゲームで遊ぶのであれば、現行機は難しいにしてもレトロフリークなどで動かした方が圧倒的に快適。

とはいえ、やはりAmazon Fire TVでレトロゲームを動かすという行為そのものに楽しさがあるので、試してみるのも良いかも。

この記事へのコメント

    1. ソフトのデータを入れるすべがないので、PCが無いとさすがに無理かと。。

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