まともに新作レビューもできぬまま唐突にご紹介したいのが、マンボNo5という曲。
私みたいな昭和生まれにはスタードッキリマル秘報告なんかハイライト部分を逆再生することでお馴染みの、流れるだけで人を笑顔にさせる曲です。
さて、私にも「YouTubeをやってみたらどう?」という声をとても多くいただくのですが、現在その意向はゼロ。「さ!ということで始まりました!え〜」とか話し始めると、「ということって、どういうことだろうか…?」ときっと自問自答してしまって思考停止してしまう。
でもね、私だって動画編集能力くらいは多少持ち合わせている。
あれは結婚式のことだった。なんと式場の最終打ち合わせ前日に、用意していた動画データがまさかの破損となり、徹夜で作った。妻と初めて喧嘩をした。追い込まれて作った苦い思い出と共に、その編集能力の高さを惜しげなく披露してみたいと思う。
マンボNo.5動画のルーツを辿る。
まずはこちらをご覧いただきたい。
人々に対してマンボNo5に不真面目な印象を植え付けてしまった張本人、すわ親治(しんじ)さんその人である。
そもそもの元ネタは、ドリフ第六の男と言われたこのすわ親治さんが披露したマンボNo5に合わせて工事用の手押し車で足取り軽く反復的なダンスを踊る持ちネタが元ネタと言われている。
見ているだけで面白い。1回目より2回目、2回目より3回目、後になって響いてくる。ジワジワくるやつだ。
あと、ドリフは問答無用で面白い。子供の頃、大人になったらドリフなんか観ても面白いと思わなくなるんだろうと思っていたけれど、40を過ぎた今でもうんこちんちんでニヤニヤしてしまう。昔の自分にこの場を借りてお詫びしたいと思います。
バイオハザードのワンシーンにマンボNo5を当ててみる。
であるならば、このマンボNo5で、どんなシリアスなシーンでも明るい気持ちになれるのではないか?というのが今回の狙いだ。
殺風景な部屋に緑があるだけでパッと彩が出る、そういう感じでマンボNo5を流してみたい、というのが本日の主旨でございます。
バイオハザード4。
視点がTPSになり、バイオハザードにアクションの可能性を大きく広げた名作。
先日プレイした時、逃げ切ったと思ったはずの巨像が実は背後に迫ってきていて、振り向いた時には踏み潰されてしまうというとんだおっちょこちょいをかました時の動画です。
今思い返せばうっかりしていたなと思うけれど、あの時はSwitch本体を放り投げそうになるほどビックリした。
ここにマンボNo5を当てがってハイライトシーンを繰り返すと、あの恐怖が少しでも和らぐんじゃないだろうか?
当てがってみたのがこちら。
みっともなさが引き立った。
昔尊敬する上司に決裁資料を見せた時、分析結果を受けて次にどう動くかを書いていなかった。「開始するのがゴールじゃない、結果を分析して、次どう動くかまで見据えなさい、お前は詰めが甘いんだよ」と叱られたことがあるけれど、別に今思い出す必要は無かったな。
これを初めて見たら、バイオハザードは怖いゲームじゃないと思ったかもしれないよ私は。
バイオハザード4、クレーンでゾンビの数を減らすシーンにマンボNo5を当ててみた。
せっかくバイオハザードをやっているのだから、今度はゾンビに対してマンボをやってみようと思う。
私ではなく、敵であるゾンビにだって恥ずかしいシーンはある。特にマヌケなのが、クレーンのシーン。
その場にいるゾンビを一体でも減らしたい。できることなら貴重な銃弾を使わずに。
そんな節約家のクリスによって、クレーンゲームのぬいぐるみみたいな扱いをされてしまい、ゾンビは巨大な穴に吸い込まれていくのであった。
ここにもマンボNo5を添えてみたのがこちら。
どこでループされるかな?
クレーンでゾンビを挟むところかな?
クリスがボタンを押すところかな?
残念!答えは落下するところでした〜。という楽しみもありますね、無いか。
見直してみると、落下していくゾンビより、周りで警戒しているゾンビの方が愉快な動きをしている気がしたのも大きな発見です。
キムタクにもマンボを当てがってみた。
最後はこれだ。
一番かっこいい男を思い浮かべてみてほしい。それはなんと言っても木村拓哉さんか、パルプフィクションのジョントラボルタだと思う。
これを見ていただきたい。
キムタクが如く2ことロストジャッジメントの雑魚敵スタンガン男。
この敵は本当にズルくて、防御不能で一度受けるとしばらく無防備になる。
だけど、いい男が真一文字に倒れる映像にマンボを当てがっても面白くなるはずはない。そう、キムタクならばね!
ジャニーズファンは怖いと聞きます。自担への想いが強すぎるあまり、女の陰でも見えようものなら危険物を送りつけたり、本人不在の誕生会を開いてしまうこともあるようなのだ。こんなことで八神をいじった日には身の危険もあるかもしれない。
名誉のために申し上げると、前作ジャッジアイズもとんでもなく楽しかったし、木村拓哉さんを改めてカッコいいと思った。その後マスカレードホテルも見たし、面白かった。
だけど、たまたま真一文字で倒れたシーンがバイオのクリスではなく木村拓哉さん、いや、八神隆之だったわけなのです。(怖いので必死の弁解)
まとめ:マンボNo5が面白いのか逆再生が面白いのかよくわからなくなってきました。
このタイミングでまさかの原曲について紹介をするわけですが、そもそもこのマンボNo5とは、キューバの作曲家ペレス・プラードさんが作った曲で、ご当地ならではラテンの明るい曲調は世界中にマンボブームを巻き起こすことになった名曲なのだ。
スタードッキリ世代の私なんかは、メロディの良し悪し以前に愉快な気持ちになってしまうのだから、本当にペレスに失礼だと思う。「そんな気持ちで作ったわけじゃない!ウッ!!」そう雲の上から激怒しているかもしれない。昔の自分と同じく、この場を借りてペレスにも深くお詫び申し上げたい気持ちだ。
けれどもこの曲を聞いてリスナーがハッピーな気分になるのであれば、ペレスも本望だと思うし、何気ない日常がちょっとだけ輝いて見えるかもしれないですね。(落とし所は適当)