ゲームギアのRPG「シャダムクルセイダー 遥かなる王国」をご存知でしょうか?
オートセーブ機能やサンプリング音声、レベル制とは別でアイテムによって強化ができる仲間など、ゲームギアの数少ないRPGの中でも一際尖りまくっていた作品。個人的にもゲームギアタイトルの中でも特に好きなこの作品がバーチャルコンソールで300円ちょっとで配信されていたので懐かしさのあまり購入。
しかしながら、この作品はレベルがサクサク上がる方ではない上にそれなりに敵も強いため、効率的にレベル上げができないものか。できれば、その、放置で。
ということで、当サイトお得意の放置レベル上げをこのシャダムクルセイダーで試してみました。
自動レベル上げは第四章の最初、マハムード城の王女に話しかけないこと!
「負けイベント」同様、RPGにはストーリー上不死身で倒しても倒しても起き上がり、何度でも戦闘ができる敵というものがよくある。
そしてそれはこのシャダムクルセイダーにも登場する。
それこそが、第四章、後半で登場するボス「シャダム国王」。
このシャダム国王もまた不死身となっていて、同じく四章の最初にマハムード城の王女からもらえる「天使の涙」なるアイテムを使うことで呪いを解き放ち倒す、という流れ。
ここで「天使の涙」を持っていなければ、シャダム国王に戦闘に勝利しても何度も復活する。
これを逆手に取れば、何度でもシャダム国王と戦闘を繰り返し、経験値稼ぎをすることができる。
しかもこのシャダム国王は得られる経験値が1700と作中の敵の中でもかなりおいしい相手なのだ。
それではこの天使の涙はどこで手に入るのか?
それは第四章突入直後、開始地点であるマハムード城にいる王女に話しかけることで天使の涙を受けとることができる。
ここで敢えて王女に話かけずストーリーを進め、シャダム国王の元へ進めればOK。
心ゆくまでシャダム国王との戦いを堪能した後でもラーグの呪文でマハムードに戻れば天使の涙はいつでも王女から貰うことができ、改めて次の章へストーリーを進めることができる。
3DSバーチャルコンソールの連射機能で2ボタン連射をアサインして固定。
さて、ここまでは効率的な経験値稼ぎの場所をご紹介したに過ぎず、ここからが本題。
ご存知の通り、残念ながらゲームギアにも3DSにも外付け連射パッドを付けることはできず、前項の作業はいちいちボタン操作しながら繰り返す必要がありそう。
がしかし、3DSのゲームギアバーチャルコンソールには、なんとボタン連射機能が付いていたのだった!
なぜ3DSは連射パッドを対応させないのか?
元ハード屋であり、かつては敵同士でもあったSEGA社が、任天堂様の不甲斐なさにピシャリと一発かましてやった形なのだとかそうでないとか(そうではない)
とにかく、ゲームギアバーチャルコンソールタッチ画面のメニューにある「ボタン設定」を選択するとゲームギアのボタンを3DSのボタンに設定することができ、この中に決定ボタンである2ボタンの連射を選択することができる。
これでアサインされたボタンを固定しておけば決定ボタンを連射しておくことができるようになった。
今回の例としては固定しやすい3DSのLボタンにゲームギアの2ボタンを割り当て、十字キーの上と一緒に重りや輪ゴムや何か家にある適当なもので固定しておく。
すると…
シャダム国王との戦闘終了後、決定ボタンを連射しながら国王の元へ向かい…
少しずつ少しずつ…
足元を調べながら王様に近づいて…
到達!
バビョーンと戦闘開始!
ということで、上ボタンと決定ボタン(2ボタン)を連射固定させておくことでシャダム国王と戦闘を繰り返すことができた!
なお、本作は敵味方の行動ターンすらランダムという尖り過ぎるシステム故に放置していてもダメージを受けることがございますので、メンバーの強さに応じて時間をおいて体力を回復させるなどのチェックをしておくとより安心でございます。
シャダムクルセイダー、最大レベルは99ではなかった。
さて、この自動レベル上げを試すこと5〜6時間ほどで、レベルが最大まで上がってしまった。
開始当初はまだ20そこそこだったので、99まで上げるには一日中放置しておく必要があるのかな…?と思っていたけれど、なんと経験値が999999でカンスト。
本作の最大レベルは99ではなく51だった。30年越しで知った事実。
また、ちから、たいりょくといったステータスは最大レベルになる前に99でカンストしてしまうので、爆発的なダメージを叩き出したり、敵からのダメージを極限まで抑えたりするまでには至らず。
結局最終的な最強攻撃は、味方のHP、MPが最大の時に使用すると相手のHPを半分にするラッキーチャームになるだろうけれど、それでもレベルが上がりやすい方ではない本作において楽々ストーリーを進めることができるまでには強くなった。
もしもこの先このシャダムクルセイダーをやり直すことがあればまた試したい技ではあるけれど、また遊ぶことはあるかどうか。