[今更]バイオハザード0をプレイ。他シリーズに比べて怖さ、楽しさは?


カプコンは時々名作の数々を惜しげもなく990円とかいう訳のわからない安価で、しかも結構な頻度でセールにラインナップしてくれる。やめてくれ、買ってしまうじゃないか。だがその手には乗らないぞ。先に片付ける積みゲーたちも多い。俺の意思は固いのだ。

と、言いつつ購入してしまいました、バイオハザード0HDリマスター。カプコンが悪い。

2019年に移植されたSwitch版を今更プレイ。バイオハザードはナンバリングは全て、スピンオフも半数近くプレイして参りましたが、初代の前日譚的作品にあたるこのゼロはプレイしたことがなかった。

ゼロをプレイせずしてバイオのストーリーを語るなかれ。実際にプレイしてみるとさすがバイオハザード、面白い!反面、難易度のほかにも思い描いていたイメージとの乖離も若干ありましたのでご紹介します。

バイオハザード0、他シリーズと比べて怖さは?

バイオハザードと言えばゾンビ、ゾンビと言えば怖い。

新しいシリーズが出るたびにそれぞれ全く違う怖さをもたらしてくれるバイオハザード。初めてバイオをプレイした時は友達の家で遊び、4をプレイした時はダッシュで近寄るゾンビから背を向けて逃げもう大丈夫だろうと7をプレイした時はドン引きしたもの。

果たしてこのゼロはどのくらい怖いのか?

先日Villedgeをプレイした時に行った分類でホラー要素とグロテスク要素とでシリーズを括ってみた。

グロさは元祖バイオハザードと同程度で、チェーンソーでアレされたり、顔を鷲掴みにされてナニされたりという昨今のバイオのトレンドほど残虐ではない印象。ヒルなど特殊な形状のクリーチャーも登場するので、一部のプレイヤーは嫌悪感を持たれるかもしれない。

ホラー要素も元祖のようにタンスからバーン、窓ガラスからバーンみたいな古典的なシーンもそこそこ多く、こちとら免疫ができているから大丈夫だもんね!とか強がって忘れたころにやられるので注意。

ねえ、先行ってよ。

ここのところREシリーズなど、狭いところから村の集会場まで広々としたロケーションに慣れてしまったからか列車や館の通路といった敵の脇をすり抜けにくい閉鎖空間は独特の怖さあり。

ダッシュで追いかけ回したり、道具を振り回したりと、ここんとこ人間っぽい挙動をするゾンビばかり目にしてきたから、いわゆるゾンビの顔は逆に怖い。

やあどうもお久しぶりです、ゾンビだよ。

それから、やはり画面固定型マップは独特の怖さがある。

画面に映らない手前の空間にゾンビがいるかもしれない恐怖。

何かコツコツと足音のようなものが聞こえる…。はは〜ん、そこの角で待ち伏せしてるんだろう?分かってるよ。

そこだ!

そこか!

ただのカートの音でした。

みたいなことも多い。なんだよ、ビビらせんなよ。別にビビってないけどさ。

来そうで来ない、来そうでやっぱり来る!みたいな場面が多く、期待通り脅しにかかってくるバイオハザード。

ザッピングシステムが楽しい。あとレベッカが可愛い。

本作一番の特徴としては、レベッカ、ビリーという二人の主人公をリアルタイムに切り替えながら進むパートナーザッピングシステム。

この機能によって増すパズル要素、そして緊張感!

他シリーズでも一部シナリオ中に行動を共にするシーンはあるけれど、仲間の使う弾数が無制限だったり、ゾンビからの直接的な攻撃によって蓄積されたダメージでは戦闘不能にならないキャラクターもいた。(たしか)

ところが、本作では操作をしないサブキャラクターに対してもゾンビは攻撃を行い戦闘不能にもなり、共有している弾数も限りがある。

置いてけぼり(待機)をするメンバーにもゾンビたちは迫り来るし、パートナーがそばにいない不安たるや。

キャラといえば、シリーズ屈指の人気キャラレベッカも良いぞ。

ハミ通が過去に行った女性キャラランキングではあのバイオ4アシュリーを抜いて4位に。ショートカットと新人感をいつまでも滲み出し続けるあざとさに守ってあげたい願望に駆られた世のメンズがコロッとやられ、女子からは白い目で見られるに違いないこういう女は!

そしてレベッカのモデルは浜崎あゆみだということを知る。確かにオリジナルのバイオハザード0が発売された2002年頃なんてのは全盛期だったからな。

そして20年が経つとレベッカもあんな感じになっちゃうのかな?あんな感じってお前、失礼だろう。

難易度はやや高い!弾数管理はシビア!

甘いレベッカの顔面に対し、ゲームの難易度はというと、これまで数々プレイして来た中でも難易度は高いと判断。

まず、そんなレベッカが弱い。

難易度ノーマルでもゾンビに3〜4発噛まれたらゲームオーバー、またやり直しですよ。

いくら可愛いからってね、そこまで弱かったら俺だって大きな声出すよ?

一方のビリーだってビリーだ。

ビリーはレベッカと違ってタフガイではあるけれど、二人が密着して歩く狭い通路で出会い頭に対峙したゾンビに殴られると、レベッカとビリーがどっちも被ダメしてしまう。一発で二度美味しいってグリコじゃないんだよ!

なんか腹立ってきた!

しかも弾数管理もシビア。

よく行き来するゾンビくらいは一掃しておきたいと考えてしまうけれど、丁寧にやっつけていたらみるみる弾が減っていく。

敵をスルーしたり、転んだゾンビはナイフで仕留めるなどして貧乏根性でケチればケチっただけ報われる絶妙なバランスので、難易度ノーマルでは枯渇してしまうことは無かったけれど。

しかもアイテム所持数が少ないのもキツい。

持てなくなったアイテムはアイテムBOXに入れる…と思いきや、その辺に転がしておくのだ。

しかも、次のステージに進むために、わざわざ持って行って新しいステージに置いてからまた前のステージに置いておいたアイテムを取りに戻って…(もしくは破棄)という不便さは昨今のバイオハザードには無い煩わしさ。

しかも、もう使わないだろうと思うアイテムを後々求められ、プレイの仕方によっては前の前のステージ近くまで徒歩で取りに戻らねばならないという血も涙もない仕様。

バグにロード時間、どうしたカプコン?という作りの甘さも気になる。楽しいけどね!

不便さを語ったけれども楽しいことには違いはない。

けれど、気になるポイントもちらほら。

ロード時間が長い。

ダウンロード版における体感としては、部屋を移動した時のロード時間は10秒以上。エリアによっては20秒を超えるロード時間もあり、プレイ時間の3〜4分の1近くはロード時間んじゃないか?と思うほど、頻度も高い。

常に部屋を移り歩く画面固定型バイオハザードにおいてこれは致命的。ドキドキする時間が長くて良いじゃないか。とか言われたらぐうの音も出ませんが。

バグもあり。

例えば、別行動しているパートナーが他のマップで倒されるとゲームオーバーになるわけだが…

ゲームオーバーっぽい音楽が流れたまま、3分経っても5分経ってもタイトル画面にすら戻らない。そうなると、switchのホーム画面に戻ってゲームを再起動するしかないのだ。現在バージョンはVer.1.0.0だからアップデートはされていないし、今後される予感も感じられず。

がしかし、買って良かったし、セールで買えたなら文句無し。最初からレベッカもビリーもナースや囚人服にコスチューム変えて遊べたりするしね。

何よりゲームとしてしっかり面白いのでこのままクリアに向けて継続したいと思う。

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