スマホ(iPhone)版「ドラゴンクエストⅥ 幻の大地」を衝動買いしました、今更。というのも、職場の同僚がスマホ版ドラクエ5をプレイしていて、自分も久しぶりにスーファミのドラクエやりたいな…と思いまして。そこで同じドラクエ5を買わずに6を買ってしまうこの天邪鬼さで、これまでの人生でどれだけ損をしてきたことか。素直になりたい。
それはそうとして、私は純粋にドラクエ6が好きです。
この6から職業レベルという概念でやり込み度合いが可視化され、メンバー全員職業レベルを全て最大にし、ラスボス裏ボスを短いターンで倒したりしたもの。そんな背景はよしとして、このスマホ版ドラクエ6が思った以上に買って良かったと思えたので、ご報告。高いけど、買おうかな〜どうしようかな〜とお思いの方の参考になれば。
スマホならでは、広く見渡せる縦長マップ!
まずスマホ版のメリットのひとつが縦長の画面。
そして縦長スマホへの移植でありがちな両端ぶった切り画面ではなく操作端末の画面いっぱいに表示されているのも有難い。
見よ、この見渡せる縦長のフィールドを!
でかいー。というか長いー。
横長の画面が多いゲームの画面ですが、このスマホ版ドラクエ6の遠くまで見渡せる縦長画面は便利。
さらに、3Dモデリングされたダンジョンや街中などは奥行きも表現されているので、ワイドにすら感じられるぞ?
本日は画像長めの記事でお送りいたします。
それじゃ、横幅はその分縮小されているのかい?
とお思いの方、ご安心ください。そこまで顕著な違いは見られず、単純に縦幅が広くなった印象。
上はスマホ版、下は懐かしのSFC版。幅はほぼ同じ?
この縦長画面は広さや奥行きのメリットだけトではなく、移動の際にどうしても画面上の擬似コントローラーを触れることになるスマートフォンならではの操作でも、指で画面が覆われてしまう影響も小さめ。
この強みはスマホ端末それぞれの縦横比にも依存しますが、私が使用している縦長のiPhone11だとすこぶる快適。
録り直されている!すぎやまこういち氏のBGMはやっぱり最高。
ドラクエ6のDS版とスマホ版との違いで意外と挙げられていないのが、実はBGMが新たに録り直されていること。
デジタル音から生音に近づいているのか、アレンジが加わっているのか、凄く良い。これ、公式からもあまりアピールされていないけれど、勿体無いと思う。
すぎやまこういちファンにはこれだけでも価値あるんじゃないか?全ての曲が変わっているかは分かりませんが、フィールドの音楽も戦闘も町の音楽も様々なBGMが変わっています。
だけど、この音楽の違いについてどう記事で説明したものか。考えた結果、擬音で試してみることにしますね。
例えば戦闘音楽で言うと、DS版が
「デデデデデデデデデデデデデケデンデケデン、ファン!ファファファン…(ドンツッドンツッドンツツドンツッ)タララララララララ」
というのに対してスマホ版は
「フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン、パン!パカパン!(フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン)…タララララララララ」
という感じ。伝わりますかね。これで「よし、買おう。」となってしまった方は、少し心配です。
あ、Youtubeとかに色々配信されているみたいなので「ドラクエ6 DS」「ドラクエ6 スマホ」とかで検索して聴き比べてみてくださいね。
フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン…
2Dドット絵のモンスターがグリグリ動く!
そして、敵にアニメーションが導入されたのもこのドラクエ6からでしたね。
初めてドラクエの戦闘でモンスターが動き出した時、それは感動したものです。あの画面ですら敵の迫ってくる臨場感を感じたのですから、当時PSVRなんて遊んでいたら失禁するかもしれませんね。少なくとも私だったら危なかったと思う。
ここはDS版と同じなのですが、敵の攻撃時のみ再生されるスーファミ版のアニメーションに対し、このスマホ版でもあのドラクエの愛嬌あるモンスターたちは常にグリグリウネウネ動き、敵味方の攻撃に応じて背景もズーム、スクロールしてくれます。
最後に遊んだドラクエ6がスーファミ版であれば、2Dのドット絵がグリグリ動く様はちょっと感動できるはず。そしてドット絵というのがまた良い。
実は値段も高くない?スマホ版はこの先も長く遊べるかも。
DSのドラクエ6もアルティメットヒッツなる廉価版が出ていますが、中古でもスマホ版と同じかそれ以上の価格になっているようです。
と考えると、なかなか今もニンテンドーDSを現役で使っているプレイヤーもなかなかいないでしょうし、価格の面でもこのスマホ版を買っても損は無いかな?とも思います。基本ソフトが対応していれば、機種変しても遊べますし。
基本的にはDS版からの移植ということで、グラフィックからシステムまで改めてスマホや別ハード向けにリメイク、リマスターされた作品に比べればどうしても洗練されていない部分もあり、致命的なのがやはりDS版へのリメイク時に批判された戦闘後にモンスターが仲間になるシステムの廃止もそのまま移植。ですが、今手軽に遊べる環境でドラクエ6をプレイできるのは嬉しい。
画面もこんなに長いしね。
こういう寄り道をしているので積みゲーがどんどん増えてしまうのですが、名作はいつ遊んでも面白い。久しぶりにドラクエ6が手軽に遊びたいという方は、スマホ版おすすめです。