PS4「Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)」のメタスコアが意外…?


大きな期待を背負って、PS4「Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)」がいよいよ発売されます。PS5の発売を年末に控えてPS4最後の大作なんて言われたりしているようです。

さて、当サイトでは海外プレイヤーの意見をご紹介する際にMetacriticからまとめておりますが、発売直前ということでユーザースコアではなくメタスコアを見てみると、SEKIRO90点に対して84点という、点数だけで見れば2年前に発表されてからの期待値の割に良ゲー評価。もっとこう「90点台マストプレイ!」とか評価されるのかと思っていた。もちろんゲームの面白さはメタスコアが全てではないけれど、ちょっと意外かも。

今後ユーザースコアとの乖離も気になるところですが、どこが評価ポイントなのか?マイナス要素はどこなのか?発売を直前に控えた各メディアの評価についてご紹介します。

Ghost of Tsushima for PlayStation 4 Reviews – Metacritic

ステルスアクションではなく、幅広い自由な戦闘こそが魅力。


Gaming Age Jul 14, 2020
100
このゴーストオブツシマはアサシンクリードとファークライの魅力的な要素を取り入れ、さらにインファマスを磨き上げ、サッカーパンチ(同作およびインファマスの開発会社)らしい個性とユニークさを兼ね備えている。本作の本質はステルスアクションではない。それ以外の自由で幅広い戦闘こそがこの作品の魅力である。ソニーは一貫してシングルプレイヤー向けにストーリー重視の作品をリリースしてきていて、このゴーストオブツシマも例外ではなくその素晴らしい作品たちの一つであると断言できる。

開発サッカーパンチは最高の開発会社と肩を並べるまでになった。


Destructoid Jul 14, 2020
95
ゴーストオブツシマを作り上げたサッカーパンチは、今まさにこれまで大作をリリースしてきたインソムニアック、ノーティードッグ、ソニーサンタモニカと肩を並べるに値する開発会社であることを世に知らしめさせた。

PS4の時代を締めくくるにふさわしい作品。


Vgames Jul 14, 2020
90
ゴーストオブツシマはPS4の名作にまた新たなラインナップとして並び、このPS4の時代を締めくくるにふさわしい作品。ユニークな方法で行動範囲が広がって行き、主人公が直面する全ての事項全てに立ち向かっていく、男の世界を描いたストーリー。その全てのシナリオにプレイヤーは釘付けになることは間違いないだろう。

エレガントで映画のような美しさ。


Carole Quintaine Jul 14, 2020
85
カメラワークやAI、オリジナリティがあるとも言えないストーリーではあるけれど、最終的にはプレイヤーを没頭させる可能性がある。成長や全体のシステムは言うまでもなく素晴らしい体験ができるが、なによりもこの和風の雰囲気は非常にエレガントで、絶対的な美しさ、映画のような細やかなシーケンスを備えている。プレイヤーが目にする映像は息を飲むようなもので、歩き回るほどに何とも言えない喜びが生まれる。優雅でそよ風のような気高い作品。サッカーパンチ、素晴らしい仕事をした!

個性的なコンテンツに欠ける。


Meristation Jul 14, 2020
85
ゴーストオブツシマは現時点におけるゲームの中で最も美しい作品の一つであり、この中世日本の世界に対する愛で溢れている。特に戦闘は素晴らしく、十分に研究されているようにも思えるが、この2020年におけるオープンワールドゲームの中で個性的なコンテンツが足りていないのも事実。

ストーリーでモチベーションを保てた。


VideoGamer Jul 14, 2020
80
最初の3エリアは非常に楽しめ、それ以降は何とも言えなかったけれど、私自身は本作のストーリーによってモチベーションを保てたと言える。

驚くような新しい要素が見られない。


Digitally Downloaded Jul 14, 2020
60
ここで長くレビューを書いたけれど、何とも言えない鬱積した疑問が残った。

まず最初に、ラトオブアスから少し派生した感じではあったものの、このゴーストオブツシマもまた非常にエンターテイメント性に富んだ作品であることは明確だった。オープンワールドである以上はいくつかの新しいアイデアを取り入れるべきである。がしかし、このゴーストオブツシマでは近年ソニーのゲームを経験してきたプレイヤーに驚くような要素は特にもたらされることは無かった。もちろん、まるで侍の刀によって洗練された鋭い手法で根本的には楽しめるゲームになってはいるが。

もう一度強調すると、実際に楽しめることは間違いない。しかし、ラストオブアスがアメリカ人によって語られたアメリカの物語であり、それ自体が独特の魅力を持っていた、一貫して妥協されることなく。一方でこのゴーストオブツシマはというと、いまひとつ自然の魅力を伝えられていないし、開発サッカーパンチは黒澤明に影響を受けつつも、その魅力をゲームに落とし込むことに失敗しているように思える。

もちろんこの作品が多くのプレイヤーに評価されるであろうことは容易に予測できる。そして注目すべき作品であることも間違いないが、それとは無関係に、アートワークやエンターテイメントが認められる領域まで達することはなかった。

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