ゲームギア吸い出し機 最新版「GGダンパー」バージョン2をMacで試してみた!


ゲームギアが好きです。ゲームギアが好きすぎて、ゲームギアのレビューサイトを立ち上げてしまったほどなので、改めてこの場でも宣伝させていただきたく。

みんなのゲームギアレビュー

こちらのサイトではゲーム画面もご紹介しているのですが、なかなかスクリーンショットを用意するの大変なんすよ、ソフトはあるのにね。そんな中レトロフリークのコンバーターが不調になるトラブル発生。これではソフトはあってもスクショを撮ることができない。

そこでソフトのデータ吸い出し機「GGダンパー」ですよ。さらにこのGGダンパー、なんとバージョン2が出ていたとのこと。

GGダンパーを購入。その中身は?

俺、ゲームギア

スクショ?何それ美味いの?

改めてゲームギア。当サイトではこのゲームギアがちょいちょい登場しますが、黒光りしてボテっとした野暮ったいフォルムがまたかわいらしい。

だが、スクショを撮るだけのために本当に吸い出し機など、果たして必要なものか?

特にこの吸い出したデータの取り扱いはデリケートで、一つ間違えると違法だのなんだので方々に迷惑をかけてしまうことになりかねず。そんな毒にも薬にもなるアイテムを買うべきなのかどうなのか?

Amazonで散々悩んでいたその時…。

ヘクション!…あ。

クシャミの反動でポチってしまいました。私が悪いわけじゃないからね。もう後戻りはできない。(いらなきゃキャンセルすればいいのにね)

ということで、翌日来てしまったGGダンパーV2。

こんな時期ですので基本的にはお急ぎ便ではなく敢えて「通常郵送」を選択するようにしておりますが、それでも翌日届けてくださる流通業界の方には本当に頭が上がらない限りです。

来てしまったからには中身を見てみなければ。と、開封してびっくり。

むき出し!

基盤超むき出し。

えせガジェッターである私はこの手のメカが好きですが、基盤となると話は違う。こういう物理的な機器が出てしまうともう触れてはいけない神の領域。生物で言うところの内臓みたいなもの。

パッケージに同封されていたのは、USBケーブルとトラブルシューティング系のチラシ、それからこの内臓。USBケーブルが出てくるだけでなぜだか少し安心するのはなぜだろう。

GGダンパーV2をMacで試してみた結果。

それでは早速このGGダンパーV2を使って、所持しているゲームギアソフトのデータを試しに吸い出してみようじゃないか。

実証機種はMacbook Air 2011年モデル、OSはHigh Sierra 10.13.4、ちょい古め。

まずはこのダンパーを使ってソフトを吸い出すクライアントというアプリケーションのようなものをダウンロード。OSごとのクライアントの場所はマニュアルに記載されています。

クライアントはAppstoreで公開されているアプリケーションではないので、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」から「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」で許可設定をします。

アプリケーションを立ち上げると、なんとも無機質なそれっぽい画面が起動。

そしてこのGGダンパー(というよりむき出しの基盤)と手元のMacをUSBで接続し、GGダンパーにはソフトを挿入。

PCとGGダンパー、そしてゲームギアソフトが繋がった状態を確認して「Dump」ボタンを押下!画面の案内に従ってファイル名を命名し、保存先を選択して「保存」。

すると…

進捗のパーセンテージが表示され、1秒ほどであっさり吸い出し完了。これで本当にデータが取り出せたのか?あまりにも簡単で、あっけなかった。

指定したフォルダを見てみると…。

先ほど吸い出しを行ったエターナルレジェンドが、バッチリとggファイルとして保存されていた!簡単!

吸い出したゲームギアソフトを動かしてみた。

それでは吸い出したこのggファイルを早速適当なエミュレータで再生してみることに。

エミュレータの使い方についてはこの場では割愛させていただきますが、とりあえずゲームギアのソフトがMacで動くエミュレーター「OpenEmu」なるもので実施。

画面の案内に沿って、先ほどのggファイルを読み込ませた結果…。

バッチリソフトとして認識されました。

早速ゲームを起動してみると…!

起動に成功!問題なくゲームも動かすことができました!やはりPC画面に映すとレトロゲームでも映像がクリア。

大画面Macで再生するとこの通り。21インチの画面いっぱいに広がるゲームギアの画面。写真ではお伝えできませんが、画面に対してドットが大きいのでレトロ感がかなりのもの。

レトロフリークではソフトの吸い出しも可能で本体で遊ぶこともできますが、レトロフリーク で吸い出したデータを他のエミュレータで遊ぶことは原則不可能。また、ウェブサイト運営時はレトロフリークのSDカードを取り出して挿し替えて…という面倒な工程もあるので、作業PCでスクリーンショットが撮れるのもありがたい。

とはいえ、この吸い出したデータの取り扱いは慎重を要するもの。データ化したものを何らかの形で展開してしまったり、コピーを保存して現物を売っ払ったりしたらダメだよという話。そりゃ当たり前だよ。というかゲームギアが好きなので、所持しているソフトは手放すつもりは無いけどね。ましてや他の売れ筋ハードではなく、敢えてこのゲームギアを選んで発売した勇気?に敬意を持っているので、ここはきちんと管理していく所存でございましてよ。

何はともあれこちらで改めて綺麗な画像のスクリーンショットを保存できるようになったので、活用していこうと思います!

これでスクショもバッチリ!

「…あれがスクリーンショット…。」

「スクリーンショットは無理っす。」

※追記:一部Mac OSでGGダンパーのクライアントが開かない?

本件検証端末はMacbook Air OS:High Sierra 10.13.4で全く問題なく吸い出しできましたが、iMac(2019年モデル)OS Catalina 10.15.6ではなぜかクライアントを開くことができず、「アプリケーション”gg_full_20180609″を開けません。」というエラーが。

こちら現在Gamebankサポートに問い合わせ中となります。判り次第追ってご報告いたします!

※追記:今後MacOSはサポート対象外に!

Gamebankサポートから回答があり、残念ながら今後MacOSはサポート対象外になる、とのことです。残念!
ただ、今はクライアントも公式サイトからダウンロードでき、上記の通り旧式のOSであれば問題なく吸い出しが可能です。今後ダンパー利用の際はWindows OSで行う必要がありそう。

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