まもなく2021年も終わりを迎えます。
コロナ禍が叫ばれて早2年、街ゆく人も恐る恐る戸外活動を再開しているかのように見えます。
私も孫の成長ぶりを見せたい希望と感染リスクとを秤にかけ、2年ぶりに帰省を決断。一方迎え入れる両親は「来ることは構わないが本当に大丈夫か?」と二度三度釘を刺し、親子でもまだまだ温度差のある現状です。
ゲーム業界に目を向けると、ハードの面ではまだまだPS5が買えず、POLYMEGAやAnalogue Pocketといったレトロゲーム互換機が発売されるに留まり、世界的な半導体不足故にかイマイチパッとしない一年だった印象。
ソフトの面では期待の新作から彗星の如く登場したものまで例年通り様々楽しめた一年でした。昨年同様締めくくりとして今年を振り返り、2021年に発売されたゲームのうち私スキあらばGAME管理人が実際にプレイした中で楽しかったBEST10タイトルを挙げさせていただきます。
2020年BEST10はコチラ
※2日に分けての公開となります。
第10位:アーシャ イン モンスターワールド(NS)
第10位は、4月22日に発売されたアーシャ イン モンスターワールド。
1994年にメガドライブ版として発売された横スクロールアクションRPG「モンスターワールドIV」をリメイクした作品。
驚くべきは、マップの縮尺やステージ構造、アイテムなどの基本となる手触りはそのままに、アートワークや音楽を今風に一新、裏技まで当時のものを採用しているので、コンセプトはぶれずそのままで懐かしいことこの上なし。
昨今のリッチなゲームに比べればボリュームこそ控えめではあるけれど、当時メガドライブでオリジナルをプレイしていた人はきっと咽び泣きながら懐かしさに浸れるかもしれない。嗚咽は大袈裟か。
このモンスターワールドシリーズは、1989年にリリースされた名作アクションゲーム「モンスターワールドII ドラゴンの罠」が「ワンダーボーイ:ドラゴンの罠」として過去にもリメイクされ、こちらも良作。
第9位:モンスターハンターライズ(NS)
第9位は、3月26日に発売されたモンスターハンターライズ。
個人的には2015年5月に3DSで発売されたモンハンクロス以来6年ぶりにプレイしたモンハン、マップはシームレスで切り替えのロード時間も無くなり、翔蟲システムで移動もラクラク。久々のモンハンはこんなに快適になっていたとは!ぶっとびー!
とかぶっ飛んでいたのも束の間、快適さが仇となってか過去作以上に周回もサクサクこなしているうちに、せっかく運営側がコツコツとイベントを回してくれるスピードにも追いつくことなく飽きてしまった。すんません。
新たなモンスターが追加される超大型拡張コンテンツ「サンブレイク」が来年夏に配信されるけれど、仮に私が購入したとしてもフレンドは果たしてプレイするのか…?
第8位:ENDER LILIES: Quietus of the Knights(NS)
第8位は、6月22日にSwitchで配信されたENDER LILIES: Quietus of the Knights。
事前知識もなく周囲に勧められるまま騙されるように購入、これは騙されて正解。
高難易度でインディーズには珍しくなさそうなジャンルではあるけれど、日常的にインディーズを物色していない私にとっては良作メトロイドヴァニア 。
キャッスルヴァニア的にレベルアップや能力強化の要素はありつつも、メトロイド的な探索要素も強く少しずつ行動範囲を広げていく楽しさも強め。
敵からのアイテムドロップは無かったりと発見や攻撃の幅やフックになる個性があれば尚良かったかもしれない。けれど、「こんなん無理だわ!クソゲーっしょ!」とか不満を垂れながら何度もチャレンジしているうちにクリアでき「絶妙じゃないか」とかあっさり感心してしまう良バランス。
第7位:ブレイブリーデフォルト2(NS)
第7位は、2月26日に発売されたブレイブリーデフォルト2。
アビリティのバリエーションや個性的なジョブの特性で戦闘の幅が広めのファイナルファンタジー派生作品。またその辺の雑魚が強力な武器やアイテムをボロボロ落とすため、大胆に変化するバランスも個人的には好み。エクスカリバーとかボトボト落とされて「本当に大丈夫!?」と不安になったりしたけれど、その後エクスカリバーが銅の剣くらいに思える強力な武器が手に入った。エクスカリバーの存在意義とは。
1作目のようなびっくり仰天の展開を見せつけてしまったがゆえにエンディングへのルートはやや面倒にしてしまった感があるけれど、それ以降ユーザーの期待に応えねばという姿勢も垣間見えた意欲作。
システムが快適なので4周もプレイしました。
第6位:7年後で待ってる(NS)
第6位は、2月4日に発売された7年後で待ってる。
もともとスマートフォンで配信された無料ゲームではあったけれど、広告が取り除かれてその後のエピソードなどが追加された完全版的な形でSwitchに登場。
独特のボクセルアートとノスタルジーとSFという鉄板テーマに衝動的に購入。するとどうだ、いわゆる鬱系青春ドラマにも似たストーリーと後味。
でありながら、キャッチーで爽やかな耳に残るBGMとのギャップで、エンディングを迎えた後にしばらく引きずられた。またカクカクした抽象的なビジュアルに、キャラクターの表情や感情など想像力を掻き立てられるんですよ。勘弁してくれ。
基本一本道、サウンドノベル的に迷うことなくサクサクプレイできる。現在もスマホ版で無料ゲームとして配信されているようなので、気になる方はオススメ。