ファイナルファンタジーXVI開始10時間時点の感想。ゼルダとどっちが面白い?※ネタバレなし


ファイナルファンタジーXVIプレイ中です。

凄く面白い。

ストーリーは開始から30分くらいで胸熱な展開になり、1時間で完全に引き込まれた。こんな早々にドキドキするストーリー久しぶりかも。カラッとした冒険記からダークなファンタジーまで代わる代わる繰り返してきたFFシリーズだけど、今回はとびきりジットリ目のダーク。

ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムや、セールで買ったファイナルファンタジーⅦクライシスコアリユニオンと並行しながら進めていたけれど、自分の中では今このFF16が一番ホット。

とか知ったようなことを申し上げたものの、実際プレイ時間は10時間程度。けれど現時点でのこの想いをどこかに吐き出さずにはいられないため、少々お付き合いくださいませ。

ストーリー良し、演出良し、中世ヨーロッパの世界観が大変よい!

FF16の話をする前に、私管理人はファイナルファンタジータクティクスが大好きであることを最初に申し上げることにする。

当時遊んでいた水戸黄門みたいな勧善懲悪ファンタジーRPGとは全く趣が違って、身内も主要キャラもバタバタ倒されてはガラリと変わる大河ドラマのような展開を目の当たりにし手に汗を握ったもの。愛おしきイヴァリースの世界よ。そしてこのFF16はその雰囲気に似てるっちゃ似てるのだ。FF16もまたダイナミックに物語が展開するので、とにかく先が気になる。

中世ヨーロッパという世界観がまた良い。

私にとってファンタジーとはサイバーパンクでも近未来でもなく、それが中世ヨーロッパというだけで圧倒的な信頼感が生まれる。この中世ヨーロッパ至上主義みたいな考えどこから来ているのだろうか?

ちょっと考えてみたけれど、うーん、よくわかんないや。とにかく誰が何と言おうが中世ヨーロッパは格好いいのだ。

俺もよくわかんないけどさ。

拠点に辿り着いた男が束の間の急速にとタバコをふかしたり、あり合わせの酒で少しだけ身の上話をしてみたりするキャラクターたちの振る舞いもシビれる。

ホストのようなイケメンやキャバ嬢のような美女の露出なんてものはいらないのだ。戦争している時にそんな男女出てくるはずがない。そんな戦う男たちがそれぞれの目的のために剣や魔法を振るう、最高じゃないか。

と、熱く語りながら、登場する男はイケメンであり、中には露出度の高い女キャラも出てくる。それはそれなのだ。

音楽の演出もいい。

エリアごとにテーマとなるBGMがあって、シームレスに戦闘が開始されるとメロはそのままに曲調だけが変化する。なにこのニクい演出。

音楽は祖堅正慶さん。個人的には植松さんよりもイトケンよりも浜渦派だけれど、今回浜渦さんはノータッチ。FF13といいサガフロ2といい、浜渦さんは品の良さや軽やかさが魅力なので、この仄暗い重厚感溢れる雰囲気のゲームだと少し浮いてしまうか。浜渦アレンジも聴いてみたい気もするけれど、祖堅正慶氏の曲たちはどれも良い。植松さん以上かも。

遊びやすいシステム。連打ゲー?難易度は?

世界観だけではなく、要となる戦闘も良い。

コマンド型からアクションへ大きく振り切ったと言っても、FF15と大きく変わったわけでもないかな。フィールドを歩いているとシームレスに敵が登場、敵をズバズバ斬り、倒したら別の敵にダッシュで近づいてまたズバズバ斬る。冒頭で申し上げたクライシスコアやキングダムハーツや何かっぽかったりするスクエニのテンプレ的なシステムは、思っていたよりもカジュアル。特に複雑過ぎる操作を求められることもない。

一方世間で言われているのが「連打ゲー」。これはどうなのか?

現在のプレイ時間で言えば、正解かも。

これはゲーム開始時から脱着可能な「オート◯◯」という□ボタンを押せば攻撃と技、ターゲッティングまで自動で行ってくれるというアクセサリーの効果ではあるけれど、多くのユーザーがアクション性を楽しむためにわざわざアクセサリーを外してマゾ設定をして遊ぶわけではない、と思う。つまり、その辺の敵やボスなら連打で今のところ賄えてしまう。簡単。

戦闘で獲得したポイントでアビリティを習得して新しいアクションを使えるように。この手の育成システムもまあよくある分かりやすいパターンなので割愛。全体的に遊びやすく、戸惑うようなシステムもなければ難易度も今のところそこまでハードには感じられず。

まあ私なんてのは無双ゲーが大好きですし全く問題は無いのですが、ここのところ新しいアクションの模範となったエルデンリングのような手応えや達成感を期待しているのであればそれはまた違った印象をもたれるかもしれない。

ゼルダとどっちが面白い?

冒頭で申し上げた通り、ゼルダやクライシスコアリユニオンを並行しながらFF16プレイ中。

FF16のウェイトが多くなってはいるけれど、携帯機の手軽さに勝るものなし。

例えば家族がリビングのテレビを独占している時、リモートワークで手持ち無沙汰な時、いったいみなさんは何をするか?そう、ニンテンドーSwitch一択である。何ですって?パソコンの一つや二つでリモートプレイしたり、リモートワーク中は仕事するだって?そういう答えを求めているのではないのだ私は。(どういう答えだろう)

動かしたら動かしたでクライシスコアもゼルダも楽しい。

クライシスコアなんて、ミッションを潰しながら合成させまくって強力なマテリアをコツコツ作る作業感がたまらない。手軽さや何も考えずにストレス発散させたいなど気分や状態によってはFF16よりクライシスコアが面白いと感じてしまうかもしれない。

ゼルダはゼルダで、一度動かしたらピタゴラスイッチみたいに連鎖的にアトラクションが増えていってしまい、もうどこで終わらせれば良いのかわかりゃしない。

それじゃゼルダの伝説ティアキンとFF16、どっちが楽しいか?と聞かれたら…

うーん、まあこれも全く別物なので、一言でこっちが面白いとなかなか比較しづらい二つではある。

けれど、今の気持ちは間違いなくゼルダよりもクライシスコアよりも何よりもFF16に向いている。

ゼルダはとてつもなく楽しいのだけれど、できることが多過ぎていつの間にかマイクラみたいな遊び方になっていた。長く遊び続けるのであればゼルダティアキンやブレワイに軍配が上がるでしょう。けれど、目下展開が気になるのはFF16で、そう引き込ませるだけの魅力が十分にある。

メンズも格好いいしね、FF16。

いずれにせよ、グラフィックなのか演出なのか、なんやかんや言われながら日本を代表するJRPGのプライドを感じる。

まだ10時間にも到達していないし、これから尻すぼみしていく可能性もゼロではない。けれど、少なくともこの結末がいったいどこに着地するか、今後の展開が気になっている。

引き続きプレイを進めて参ります。

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