PSVR買ってよかった?損した?プレイヤー同士で話してみた。


かつてない映像体験をもたらしてくれる「Playstation VR」ですが、すっかりその辺の量販店で簡単に買える状態に。少し前まではなかなか手に入れることができなくて、プレミア価格で販売されていたりしたものですが。

私なんて、このPSVR発表当時あまりの欲しさに乳飲み子と妻を家に残し、生まれて初めて予約券を求めて家電量販店に夜通し並ぶという暴挙に出たものです、後にも先にもこれ限りですが。

そんなPSVR、新品のみならず今や中古市場でも溢れ返っている模様。ゲーム仲間の知人もその一人で、先日あまりの利用頻度の低さからついに中古屋へ売却。一方私は起動の機会こそ少ないものの、まあ良い買い物ができたと考えています。

その違いって一体何だ?ゲーマー同士で話し合いました。

PSVRについて語るメンバー

私(PSVR所持)
20161231061979年生まれ
男性
既婚(娘4歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
PSVRの購入で人生で初めて整理券を求めて店に並ぶという経験をする。結果、夜通し並ぶことは意外と嫌いじゃなかった。好きなPSVRソフトは「イーグルフライト」一択。

M氏プロフィール(PSVR所持)
20170109101974年生まれ
男性
未婚
趣味:ゲーム、音楽
職業:技術職
好きなゲーム:FPS、死にゲーアクション、JRPG
夜になるといつも3DSかPlaystationのどちらかがオンライン状態の人。おしゃべりで優しいアニキ。PSVRの起動頻度はやはり少なめで、四半期にいっぺん程度だとか。好きなPSVRソフトは「RIGS Machine Combat League」。

O氏プロフィール(PSVR非所持)
20170310111984年生まれ
男性
未婚(彼女あり)
趣味:ゲーム、サッカー、スポーツ観戦
職業:営業
好きなタイトル:JRPG、スポーツ、アクション
M氏の会社後輩。元スポーツマン。ゲームは好きだけど、PSVRにはさほど関心なし。プレイ中のゲームはPS4「二ノ国2」。

買って損した人の意見「ソフトが少ない」「プレイ人口が少なくてマッチングしない」

О「そういえば知人がVR売っちゃったみたいで、15000円くらいで。「買わなくても良かった、損した。」みたいに言ってました。」
私「もう買取価格そんなに安くなっちゃってるんだ?一時定価以上で売られてたのにね。」

M「まあ無理もないでしょうね。VRもっと流行ると思ってたけど肩透かしだったね。結局ソフトが全然無いから広がりようがないよね。」
О「それは言ってましたね。「全く使わなくなった」みたいな。」
私「まあ我が家も似たようなもんですけどね。」
M「スカイリムVRとか面白いらしいですね。あの世界へ本当に入ってるみたいな感覚みたいですよ。」

私「やってみたい。」
M「その売っちゃった人は何やってたんですかね。」
О「それは聞いてないです。ただその人も発売当日に買って、そこからほとんど動かさなかったみたいです。VRじゃないやつだと「ファークライ」とかやってるみたいですね。あと「タイタンフォール2」とか「オーバーウォッチ」とかやってますね。」
私「やってたの「RIGS」じゃないですか?」
M「RIGSかもしれないですね。」

M「まあ結局やるもの無かったんでしょうね。結局はソフト次第でしょう。出た当初って「VRってこんなこともできるよ!?」程度のボリュームの物が多かったですからね。」
私「Mさんて最初何買いましたか?」
M「RIGSです、それから「Robinson The Journey」買いましたね、面白かったですよ。後はバイオ(ハザード)7とか。RIGSなんかは面白いですけど、プレイ人口が少ないからあっという間に誰ともマッチングしなくなって。そうなるともうあまりやらないですよね。」

О「RIGSはこないだ今月のフリープレイになってましたね。
M「しょうがないよね(笑)PS4のゲームはそういう物だって割り切って買わないと。」
私「VRは楽しみ方ちょっと違いますよね、PS4の普通のゲームとかと。」
M「アトラクション寄りですよね。」
私「スターツアーズですよ。」
M「最初に体験した時の感動はあるでしょうけど、その後続くかどうかはやっぱりソフトの次第ですよね。難しいとこですよね。裾野自体の開拓と並行していかないと、ソフトだけ凄い面白くても人口が少ないと話題にならない。RIGSとか良い例だと思うんですよ。ゲームとしてはホントに面白い。でも相手がいなければやっぱりゲームとしては楽しめないし、だったら誰かと普通のゲームするわってなってましたね。

買ってよかった人の意見「有能な接待マシン」「ゲームで新しい体験」

О「実際お二人ともVRやってますか?」
私「やってないね(笑)
M「やってないですね。
О「二人とも発売早々買いましたよね(笑)」
私「生まれて始めて夜から並んだよね。楽しかったよ、なんかこうサバイバルな感じで(笑)7月って夜結構寒いんですよね。

M「まさか並ぶとは思わなかったですけどね(笑)」
私「妻に言い出すの相当勇気要りましたけどね。まさに育児一番大変な時期で。「並びに行っても良い…?」って。しかもPSVRとか、かみさんがまるで関心の無い物に対して。結果OK貰ったんですが、朝家に帰ってきたら義父母が育児の手伝いに来てくれていて…。
M「当てつけですか?(笑)」
私「いや、そんな感じでもなかったですけど。なんならシートなんかも用意してくれて。」
О「良い奥さんじゃないですか!」
私「そんで「コンクリート硬くて寒かったからあまり眠れなくて…」って義父母に子供任せて自分は寝るみたいな。もうアホですよ(笑)」
M「なのに結果世間ではVRあんまり流行ってないっていう…。」
О「後悔とかしなかったんですか?せっかくあんな苦労までして並んだのに…みたいな。」
私「それは全然。実際VR買って良かったと思ってるしね。結構接待マシンとして重宝してるよ。
M「接待マシンとしては有能でしょうね。VRなんて持ってる人そうそういないでしょうし。ただでさえPS4自体みんながみんな持ってるわけでもないですし。」

私「感動してくれますね、「すげー!」って。僕としてはその場でちょっとこう会話に花が咲けば良いかなと思ってます。もちろん押し付けがましくはしないですけど、リビングにPS4とかswitchとかあるのを見て(ゲーム機多いですねと)言われるわけですよ。それにかみさんが「好きなんだよ。VRとかもあるよね…。」って振るんです、呆れた感じで(笑)」
О「大変ですね(笑)」
私「で、僕は僕でこう「そんなに言うなら…」みたいな感じで持ってくるんです。」
M「白々しい(笑)」
私「でもやってもらうと凄い感動しますね。なんで、まあ買って良かったなって。自分が毎日やるかって言われたら全くです。ホコリ被ってますよ(笑)やって四半期にいっぺんくらい。それを見てかみさんが「珍しいね」って。アレ被りながら、どこに向いて喋ってるかもよく分からないですけど(笑)」
О「(笑)」
M「頻度僕も同じくらいですね。でも僕は純粋にゲームとして楽しんでますよ、やっぱり臨場感まるで違うので。バイオとかリアルお化け屋敷じゃないですか。
私「楽しいですよね。僕、時々イーグルフライトやってます。」

О「飽きないですか?」
私「飽きるとかそういう感じでもない。もともとこういう体験したかったっていうのはずっと思っていたから。あとパリが結構広い。細部までよくできてる。」
M「ただセッティングが面倒なんですよね。僕も普段は外してるんですよ。」
О「あれ(ヘッドセット)使いながら普通のゲームしないんですか?大画面みたいな。
M「しないね。疲れる(笑)
私「まあしないですね。」
M「大画面といっても所詮バーチャルだからね。慣れてきちゃう。ああ、こういうもんだなって。ウルトラワイドモニターとかでゲームするようなものかな。」

О「最初は楽しそうですけどね。」
私「でもVR非対応ソフトは数分で止めたかな。確かペルソナ5やってたんだけど、凄く感動が薄かった。「あ、はい。」って。寧ろメニュー画面が最初にぶわって出た時のほうが感動した。」

このVRソフトは買って後悔!

M「別に買って後悔とかはしてないけどね。今のところ手放すつもりも特にないし。」
私「そういえば僕「初めてのPSVR」的なソフト買ったんです。
M「「PlayStation VR WORLDS」ですね。」
私「たしかそんな感じです。なんかマフィアアクションとか深海探索ムービーみたいなものが入ってるやつ。あれなんてもうまるでやってないですからね。力いっぱいフルプライスで買って。5千円くらいしました。」

M「全然やらなかったんですか?」
私「起動時間多分述べ2時間くらいなんじゃないかな。もう奇跡ってくらいやってない。世界一買っちゃいけないソフトでした(笑)」
M「だいたいああいう「初めての…」みたいなのってゆくゆく使わなくなりますよね。オムニバス的に入ってるミニゲームの寄せ集めみたいなものだから、「ふーん、こんなことができるんだね…」って理解したら、あとは押入れ一直線ですよね。確かお試しゲーム集みたいなもの無料で配信してませんでしたっけ?」

私「そう、なんならそっちばっかりやってました。だからあれ(PlayStation VR WORLDS)についてはホント後悔してる。3000円くらいで買い取って欲しい(笑)」
M「Wiiなんかもありましたよね。はじめてのWiiみたいな。だいたい直感操作を伴うコントローラーとかってすぐ慣れるんですよね。おじいちゃんみたいな人だとチュートリアルに良いのかもしれないですけど。」
О「おじいちゃんみたいな人VRはやらないでしょうしね…。」
私「なんか得体の知れない義務感に駆られて。VR買ったらセットでこういうのセットで買わなきゃいけない、3DSの本体買ったらカバーも一緒に買わなきゃいけない!みたいな。」
M「それで言うと僕は「つみきVR」買っちゃいましたよ(笑)安くて。面白いですけど、何ヶ月もあれやるか?って言われたらやらないですよね。結果正味2日くらいで終了です。VRってそういうソフトが多いですよね。」

О「ちょっと後悔しましたか?」
M「いや、もうそれも割り切って買った。一年後とか絶対忘れてるだろうなって。ただ前評判も良かったし、どんなものかなと。」
私「エースコンバットも延期になっちゃいましたしね。」
M「サードもなかなか参入したがらないんじゃないですかね。裾野が狭いし余計な技術も必要だろうし、作るメリットあんまり無いんじゃないかな。まあでもソフトが少ないから我々VR所持者はちょっと面白そうだなって思ったら食いつくと思いますけどね。道のり険しいですよね。」

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